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不自由があるからこそ自由に感謝出来る

 ぎっくり腰をやってから運動後1日2日は常に筋肉痛に襲われます。皆様も本当に気を付けましょう。若くてもなります。腰の負担は常に減らして損はありません。マジで。

「エンリカ、危なかったな」


 ニヤニヤしながら揶揄うカイル。


「この魔道具があるからよ!体は重いし目が回っているし!」


 悔しそうに反論するエンリカ。


 魔道具?何のこと?


 言葉の意味を考えているとランディが教えてくれる。


「エンリカはエドの修行中体がすごく重く感じる魔道具と平衡感覚を失う魔道具を付けていたんだよ。エドも付けてみる?」


「じゃあ付けてみます」


 ヘアピンを受け取る。

 髪を挟んだ途端、上から押し付けられる感覚に陥り地面に倒れた。


 指一本も動かない。

 こんな状態で僕と同じくらいの速度出してたの?

 調子乗ってすみません。

 あと、これ外せない。


「げて…だす……けて………」


 カイルに助けてもらった。

 自分の体が思うように動く喜びを噛み締める。


 続いて平衡感覚を失うチェーンをもらう。

 恐る恐る腰に付けた。


「!?」


 立ちくらみの様な脱力感、視界が歪む目が舞う感覚が襲い掛かってくる。


 まともに立って居られないと判断した僕は手と膝を着くも直ぐに判断を誤った事を悟った。


 やばい!体は揺れてないのに視界がグルグルまわる。脳が情報を処理し切れず吐きそう。あっ、いま酸っぱい味がした。


 必死に立ち上がろうとするが立っている事も困難な状態で立ち上がれる筈もなく酔っ払いみたいになっていた。


 もう無理。


 諦めかけた時、視界の揺れが無くなった。


 魔力切れ?助かった。

 あっ、全然助かってない。まだ目がまわる感覚残ってる。普通に気持ち悪い。


「エドもこんな感じだしカイルも毎日チャージしっぱなしだから明日は休みにしようか」


 ぐったりしている僕を見ながらランディが提案してくれる。


「俺は休みたい。ほぼ魔力切れてる。回復の時間が欲しい」


「賛成」


 カイルとリリスの賛成により、明日のオフが決まった。


 王都での丸々1日休みは初めてだな。楽しみ。

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