表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/76

修行②

「まずは軽くウォームアップ」


 肩や首を軽く回しながらカイルが呟く。

 次の瞬間、生存する腕輪コンティニューブレスレットが発動した。


「えっ?」


 冷や汗が頬から落ちる。

 一瞬だが見えた。辛うじて見えるスピードでドリルのように回転した火の矢(ファイアーアロー)が僕の左脇腹を掠った事が。


 いやいやいや、無理でしょ3m位の距離でこれ避けるの。


「カイル、この距離だとエドはまだ避けれないよ」


 ランディ!流石に分かってくれた!


「ちょっとやり過ぎた、ごめん」


 近寄って来て謝罪するカイル。

 一緒に生存する腕輪コンティニューブレスレットを手渡す。


 一般的な魔術師だと魔法式や魔法の最初の向き、目線である程度何処に来るか分かると言われている。

 しかし、カイル相手に通用しない。魔法式の構築が早すぎる、魔法を放つまでも早い。カイル曰く魔法が途中で意図せず曲がるらしい。極め付けはカイルは狙っているところに行かない為目線で予測する事が出来ない。さっきの魔法も本当は鳩尾を狙った魔法と言っていた。

 うん、無理。


 と言う事でまずは一発避けようという事になった。




 チャージが終わった生存する腕輪コンティニューブレスレットを受け取って30m程度離れて立つ。


「じゃあ行くぞ!」


「お願いします!」


 全神経を避ける事に注ぐ。


 カイルが指を弾くと火の矢(ファイアーアロー)が向かってくる。


 距離がある分反応出来る!避けれる!


 しかし体を動かす必要は無かった。

 放たれた火の矢(ファイアーアロー)は最初こそ割と真っ直ぐに迫って来たが残り20m近くからどんどん逸れていって体の横を通り過ぎる頃には手を伸ばしても当たらない所まで外れた。


「練習、ならない。予想通り」


「何となく知ってた」


「当たる訳無いと思ったわ」


「・・・・・・・」


 ある意味の信頼と呆れの表情の3人。


 心が痛くなる沈黙。

 ………近距離の魔法避けれなくてすみません。


 ランディが手を合わせて明るい声を上げる。


「反応速度を高める為に近接練習やろっか!」


「任せなさい!」


 エンリカがやる気に満ち溢れた返事をする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ