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来るところ間違えました。〜新人探索者は最きょうパーティを脱退したい〜

 今日はいつもの倍以上あります。なんたって初めて書き溜めが出来てるからな!(何このテンション)

 思いもよらない出来事の後、ギルドから聞き取り調査などがあり、パーティハウスに戻る頃にはすっかり日が昇っていた。


 取り調べでは「偶々捕まっていただけ」と必死に説明した。

 ソファに座り、ポストに入れられた新聞紙を見る。一面には昨夜の出来事が載っている。


『【大規模人攫い組織壊滅】

[中心人物はGランク探索者]

 昨夜、王都でも大規模な人攫い組織『蜂』が探索者らの協力の下、撲滅したと深夜に各機関が発表した。連携機関によると、攫われたと考えられる行方不明者の大半は無事に保護された。『蜂』は組織的に人を攫った上で人身売買を行っていた。この件の英雄はとあるパーティのGランク探索者Aである。探索者Aについて対策チームのリーダーを務めた探索者ギルドアレタネス副ギルドマスターのアレックス・ヴァンダーは「誰にも告げずに潜入したのは極秘の観点からは仕方がないかもしれないがしっかりと注意をしたい。只、行動は高く評価する。これからの活躍が楽しみ」同ギルドマスターは「GランクからDランクへ飛び級ランクアップを検討している。期待している」と高い期待感を述べた。今回行われた組織的な犯行に対し騎士団長は「国民の脅威を取り除く事が出来て一安心」と述べた一方、「行方不明者の中には何処かへ売られてしまったり犠牲になってしまったりした人が少なくないのも事実。これからはより一層、警備隊と連携して犯罪組織による被害を無くしたい」と決意を口にした。』


 えっ?こんな事になってんの?誰が?

 僕、道に迷って気付いたら捕まってただけなんですけど。潜入?なんですかそれ。誰がしたの?

 特にアレックスは僕が捕まってただけって知ってるよね?


 新聞をざっと読んだ後頃、ランディ達に朝食を食べようと誘われる。


 いい機会だ。この機会にしっかり言おう。

「僕はこのパーティを抜ける」と。

 決意を固めると誘いを受けた。


 朝食を食べ終え、食後のコーヒーを飲んでいるとランディが真剣な表情で切り出す。


「エド、大事な話をしたいけど良い?」


 カイル、エンリカ、リリスの表情も硬い。


 これはクビなのでは?僕が足手纏いすぎたから。丁度僕も言おうと思ってたんです。僕から言い出さなくて良かったー。

 切り替えて明日から頑張るぞ!


「はい、覚悟は出来てます」


 浮き上がる気持ちを悟られないよう、冷静に答える。


「エドさ、悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドのリーダーになってくれない?」

「はい、分かりました」


 いけないいけない。ついつい食い気味に答えてしまった。


「良かったよ、これからも宜しくね」


「よろしく」


「よろしくな」


「よろ」


 ん?ちょっと待てよ、今何て言った?クビじゃないの?


 恐る恐る確認してみる。


「さっきなんて言いました?」


 うん、聞き間違えだ。多分そう。きっとそう。十中八九メイビー聞き間違えだ。


「エドが悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドのリーダーになってって。いやー、受けてくれて良かったよ」


「えっ?ちょっと待って」


 敬語も忘れて情け無い声を出してしまう。


「いやー僕ってリーダーだけど暫定じゃん」


「そうでしたっけ?」


 グイグイ押してくるランディに負けないように必死に抵抗する。


「そうそう、最初の紹介で言ったよ」


 そうだったっけ?そうだったかも。(3話参照)

 必死に記憶を探る僕を気にせずランディが続ける。


「今回の件でエドを止められずに危険な目に合わせてしまった。これはリーダー失格だ」


 大袈裟な身振り手振りで熱弁を続けるランディ。


「いやいや、そんな事ないですよ。僕は不運にも巻き込まれただけですから」


 必死に否定する僕。


「そこでだ、エドが適任じゃないかと皆んなで話し合ったんだよね。その結果満場一致で賛成だったよ」


 いや、当の本人抜きで勝手に相談しないで下さいよ。仲間外れは酷いですよ。

 多分というか絶対断ってたけど。


「って事でこれからよろしく、リーダー」


 満面の笑みで言い放つランディ。

 他の3人も同じような言葉を言っている。


 これもう無理だ。リーダーになるしか選択肢が無い。この人達話聞かないのは過ごした期間だけで嫌でも理解している。

 ああ、出来ることなら王都に来る前日まで戻りたい。


 こうして最きょうパーティの悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドに新たなリーダーが誕生した。

 このニュースは一瞬で王都中に広がり、暫くの間の話題の中心になったのは必然である。




「ああ、来るところ間違えた」


 翌日の新聞を見て頭を抱える僕。

 逆に冷静になって呟いた言葉は誰の耳にも届かない。

 これにて第二章は終わりです。

 ここまで読んで下さりありがとうございます。

 物語はまだまだ続きます。

 これからもよろしくお願い致します。


 余談ですがこの話を書き終わったのが10/29 20:30です。

 この文が残っているということはこの章は行き当たりばったりが少ないという事でしょう。(無いとは言っていない)

 恐らく、僕の事なのでその日に投稿する分は17:00過ぎないとスイッチが入らないのは変わりませんが第一章よりかはスムーズに書けた事でしょう。

 余談が長くなりましたが毎日毎日、より楽しめる作品を書こうと精進して参りますので改めてになりますが応援よろしくお願い致します。


 今更になりますがブックマークや評価、感想を頂けると海万が喜びます。


 次回からは第二.五章『悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンド』の過去話が始まります。

 これからも楽しみにしていただけると幸いです。

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