一度より二度目の方が危険がある
どうやって断ろうか考えていると、ボス(と勝手に読んでいる)男が現れた。
ボスは地面にめり込む勢いで頭を下げてくる。
「どうか、見ていって下さいませ。昨日とは比べ物にならない者が入っておりますので!!!」
こんなにも鬼気迫るお願いをされたのは人生で初めてだ。ちょっと顔が引き攣ってしまっている。
でも見回りがあるし………しつこそう。さっさと離れたい。
「いや、僕ちょっと用事あるので。すみません」
踵を返し、歩き始めると足を掴まれた。
「どうが!見るだけでも!お願いじまず!どうがお慈悲を!」
演劇ならばスタンディングオベーションする動作と言葉で僕を引き留める。
そこまでやられて無視出来るほど僕のメンタルは強く無い。
少し見て適当に断ろ。
ボスの案内で建物の地下へと入る。
―――――――――――――――――――――
案内された先では人が檻に入れられていた。
老は居ないが子供から大人まで様々な年齢の男女が捕えられている。
探索者であろう人も居る。
「どうでございますか?健康状態も万全です。様々な用途にご利用いただけます」
えっ!?ここやばいところじゃね?昆虫の名前の組織ってまさかここ!?ヤバい、早く報告しなくちゃ!でも一旦落ち着いて何とか脱出しよう。
「で、とっておきはどこにあるんだい?まさかコレらとは言わないよね?」
内心パニックの僕は不適な笑みを浮かべて虚勢を張る。
「はい、勿論でございます。とっておきはここの奥でございます。さあさあこちらへ」
ボスが奥へと案内する。
「うわっ!」
ボスの案内の先の光景に思わず声を出してしまった。
捕えられていたのは明らかに僕よりも強そうな人達の探索者のパーティ。
全員首輪をつけられている。
「どうですか?腕っ節も十分。こっちのタイミングで首輪から高出力の電気を出せるので反抗できません」
顔が真っ青になる僕。何とか逃げ出そうと考えている時、見張り番の男がボスに駆け寄って来る。
「頭!もう1人例の組織が来ました!どうしますか?」
「符丁が合っていたのならば入れろ!」
ボスが叫ぶ。
もう1人って誰?ここの担当僕だけだよね?
本当はもうちょっと先まで書きたかったのですが力尽きました。
今日中にもう1話投稿するかもしれません。
期待しないで待って下さい。




