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駆除作戦開始

 いや〜、WS凄かったですね。僕は悲しい事に観れませんでしたけど。

 不安であまり眠れないまま朝日が昇る。

 ここに来てから初めて朝のリビングに悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドの集合。

 その面持ちは四者四様である。


 少しピリピリした雰囲気を扉を開ける音が壊す。


「やあ、待ってたよ」


「早速作戦会議始まるぞ」


 リビングに入って来るとすぐさま王都が書かれた大きな地図をテーブルに広げた。

 地図には丸で囲った箇所が幾つか確認できる。


「5人にはそれぞれで指定した範囲を目立たない様、調査して欲しい。俺は別でやる事がある」


「分かったわ、このポイントはどうやったのかしら?」


「行方不明者の最後の目撃とかの色々な要素から割り出した」


 へぇー凄いな。たった一晩でここまで出来る人はそうそう居ないだろう。


「怪しい点を発見した場合はどうすれば良いですか?」


「確信が持てなくてもある程度で報告して欲しい。だから特にエンリカとカイル、絶対先走るなよ」


 2人の心外そうな顔を無視してランディが更に質問する。


 エンリカが真っ先に斬りかかるのは想像に容易い。

 カイルは、うん、やる気の波が激しいからな。やる気がある時は戦闘好きだから1人で飛び込むのだろう。

 元々このパーティ血の気が多いよね。

 何だかんだ僕以外のメンバーは皆んな直ぐに攻撃しに行ってるイメージ湧いてきた。


「僕達の他には索敵は居る?」


「いや、居ない。ポイントはほぼ廃地区だ。悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドじゃ無いと怪しまれる」


 そうそう、アジトがあるのって大体そういう治安悪い地区だよね。思ったけどこの人達は歩いていても違和感無いって事か。もう驚かなくなってきた。


 僕達はそれぞれの担当地区と注意事項を確認して家を出た。




―――――――――――――――――――――




 あれ?ここ見覚えある。昨日迷って来た所だ。

 って事は治安の悪い廃地区ウロウロしてたって事!?良かった、何とも無くて。


 慎重に且つ自然に警戒しながら探し歩いていると、昨朝中に入った店の看板が見えた。

 昨日も居た店番のチンピラっぽい男は僕を見つけた途端に何か中に言葉を出した後、血相を変えて僕の方へ駆け寄って来る。

 男は全力で僕に媚びへつらう。


「お待ちしておりました。先日とは比べ物にならない者有りますよ。是非見るだけでもお願い致します」


 男が駆け寄って来た瞬間、僕はミスに気が付いた。

 本当やっちゃったな〜。

 僕、担当を違う地区にすれば良かった。

 どうやって断ろう。

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