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目覚め

 今日から第二章始まります。

 一章よりも楽しめるものを書けるように頑張ります。

 これからもよろしくお願いします。

 王都に帰って来てからほぼ丸一日寝ていたらしい。

 空が明るくなってきた明け方に眠り始めて起きたら東の空がほんのり明るかった。


 疲れていたのだろう。

 これ以上眠れる気分でもなかったので丸一日寝た為に凝り固まった体をほぐしながらリビングへ向かう。

 それに眠り過ぎて喉が渇いた。




「君がエドワード・クレイ君だね。おはよう」


 リビングの扉を開けると男が挨拶をしてきた。


「あ、そうです。おはようございます」


 第一印象はとても大切。そして第一印象を決める挨拶は大事だ。

 挨拶を返してキッチンへ向かって歩き出した。


 水かお茶が飲みたいな。

 あとあの人誰なんだろうな。


 リビングとキッチンの間で足が止まる。


 (・・・えっ?ちょっと待って。本当に誰?)


 まず、この家の住人である悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドの皆んなは「エドワード君」とは呼ばない。

 それに来客だとしても明け方の時間には来ないだろう。王都の探索者の常識は知らないが急ぎでなければ多分そうだ。急いでいる様子も無いし。

 超高速で脳が回転する。

 弾き出された答えは、・・・じゃあ本当に誰?


 声の主をチラリと見るとソファに男が我が物顔で寛いでいる。

 オレンジ色の髪を束ねた少年をそのまま大人にしたような顔。

 見た目は20〜25歳。

 身長は平均的で僕よりは高い。

 体型は細身だがチラチラと見える体は一般人のそれとは一線を画している。

 恐らく探索者だろう。


 寝起きだとしてもあまりに自然過ぎてスルーしてた。

 うんうん、あれこれ泥棒じゃね?名前に関しては話題になっているのだろう。


 咄嗟に大声を出そうとすると目の前の男が視界から消える。


「むむむー、むむむむむむー」


 瞬く間に後ろに回られ、口を塞がれる。

 男は落ち着かせるように僕に話しかけてきた。


「ちょっと待った。ステイステイ。ビックリさせたのは悪かった。怪しい者じゃないよ」


 怪しい。めちゃくちゃ怪しい。

 だが、腕は一流だ。目で追えなかった。気がついたら後ろに居た。

 うん、取り敢えず落ち着こう。何かの間違えの可能性もあるし。(それに僕だと絶対勝てないし。多分)


 無駄な抵抗を止めると解放してくれた。

 落ち着いて話しを聞く為にソファに座ったところでここの扉を開ける音がする。

 扉の方を見るとランディが姿を現した。

 男を見たランディは少し驚いたものの、冷静な表情で謎の男に声を掛ける。


「アレックス、久しぶり。すごく早いね」


 ・・・アレックスって誰ですか?

 もしかしたら今日の20:00とかにもう一話出せるかもしれませんし、出せないかもしれません。

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