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来るところ間違えました。〜新人探索者、最きょうパーティに入る〜  作者: 海万満
第一章《新人探索者》エドワード・クレイ
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依頼達成報告

 今日で終わるつもりだったのですけどなんか書きたいのが思ったより多かった。

 陽が沈みかけ、空がオレンジに染まり始めた頃、僕達は1週間振りに王都アレタネスへ帰ってきた。

 大きな疲労感と安堵感、少しの達成感に包まれながら王都の門をくぐる。


 僕達は先ず、依頼の達成報告の為に探索者ギルドへと赴いた。


「こんにちは。探索者ギルドへようこそ。ご用件は何ですか?」


 僕達の番になると僕の登録してくれた受付嬢が笑顔で応対してくれる。

 ランディも丁寧に笑顔で対応する。


「これらの依頼の達成報告に来たよ」


悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドの皆さんですね。少々お待ちください」


 受付嬢は慌ただしく裏に行き、数分後に笑顔のまま戻ってくる。


「依頼の達成確認致しました。こちらが報酬で御座います。ご確認の上、お受け取り下さい」


 木製のトレーいっぱいに積み上げられた金貨が受付台の上に置かれる。


 ざっと見るに1年間では一般人10人でも稼げない金額だろう。

 さらに賞金首の8億分もある。

 この1週間でどれくらいの一般人が生涯で稼ぐ分稼いだのだろうか。

 僕は新人だから金銭感覚がほぼ一般人だ。

 自慢じゃないがちょっと腰抜かしてる。

 一流パーティって凄いんだな。


「うん、ありがとね」


 ランディが確認しながら金貨を丁寧に袋へ入れていく。


 お金を全て受け取り、僕達はギルドを出ようとすると受付嬢に呼び止められる。


「あっ、ちょっと待って下さい」


「はい、何でしょうか?」


「その、無事で良かったです。エドワード君、いきなり悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドに入って直ぐに依頼に出ちゃったって聞いて少し心配で...。勿論、悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドの皆さんがいるから大丈夫だとは思いましたですけど。ほら、最初の探索が一番死亡率高いので」


 探索者は新人、それも初めの依頼(雑用等は除く)や探索が一番死亡率が高い。統計では回数を重ねるごとに死亡率が段々と下がっていく。

 それには複数の理由が挙げられるが危機管理能力が上がってくる、才能の無い人が引退していく等がある。

 まぁ今回、僕はほぼ何もしてないけどね。

 なんなら死亡側に入っていた可能性がある。(そもそも悪魔の聖騎士パラディンオブフィーンドに入らなければ危険はなかったかもしれないが)


「今回、助けられてばっかりでしたよ。皆さんのお陰で帰ってこれました」


「これからも頑張って下さい」


 にこやかな表情で受付嬢に応援される。

 なんかやましい気持ちとか一切無いけど疲れが取れた気がした。


「エド、早く飲みに行くわよ!」


「はいはい、今行きます」


 僕は軽く受付嬢にお礼を言って4人と共に居酒屋へ向かった。

 力尽きたのでここまでです。

 明日一章終わると思います。

 関係ない話ですが今日のLAD対TOR凄い見応えがありました。

 そのせいでめっちゃ疲れています。

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