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『Hell side 7-3 毛が立つ』

『Hell side 7-3 毛が立つ』


龍美による「お支払い(焼き払い)」が済んだ。

八百万やおよろず完済でバチを当て返した。

バチ返しだ。


バスから皆が出て来る。


三弥栄とハリー以外は、説明も受けずにこの状態へと突入している。バスの再落下、龍美のドレスによる落下阻止と竜巻火旋風。部隊は混乱している。


「何が起こっている?到着したんじゃないの?」と久慈が状況を確認しようと三弥栄に聞く。


三弥栄が部隊へ本のページを開いて見せる。


CT「偽・ワン」


構造支配意識ワンが発生させるCTである。「お支払い請求」の拒否に対して、八百万のギ・ワンを発生させて、部隊にバチ(攻撃)を当てようとしたと説明した。


説明の最中、隊員がドギマギして龍美を見ないようにしている。目のやり場に困って挙動不審である。


「すごっ!じゃあこれ、ドラミちゃんなの?」とハリーがドレス姿の龍美を見て目を丸くする。


龍美が我に返る。

「あ、ごめん、とりあえずなんか羽織るものを……」と言った龍美を、後ろからH2Bが着ていた白衣で覆う。


久慈が急ぎブリーフィングを開き、意見を募り、見解をまとめていく。


到着早々のCTからの攻撃。第一層を発生させたゼロに続けて、第二層はワンが構造させたと考えられる。


ギ・ワンが、第一層でのバックダンサーのような存在と考えると、どこかに「ワン」本体がいて、ゼロと同じく構造の脅威となる誰かのアイテムを狙っているはずだが、目立ちたがり屋のゼロと違って出てくる様子がない。


「片道」と書いてあるバスに乗ってきた。物資は限りがある。ワンに兵糧攻めされたら非常にまずい。ここから先へ進む術がない。割と絶望的な状況になってしまう。


ゼロの時と同じように、ワンがアイテム狙ってきたところを、三弥栄の本で読み込んで倒し、構造支配体制を乗っ取る。このパターンに持ち込むしかない。


手がかりのきっかけにするなら、本が読み取ったCT「偽・ワン」の情報。三弥栄が変態することで、何か分かるかもしれない。


このようにまとまった。


「ということで、三弥栄、偽・ワンになってもらえないかな?」久慈が三弥栄に指令する。


三弥栄は「承知」と頷き本を開いて「偽・ワン」と音読した。ゼロを乗っ取ってから本の利用に積極的である。自分なら使いこなせるという自信が三弥栄の中に形成されつつある。


変態を遂げ、神様の格好をした三弥栄が顕れる。どっからどう見ても神々しい、神様のコスプレをした三弥栄だ。


途端、三弥栄の頭の毛が一部「ピン」と直立する。

「ええ、ああー、はい、はいはい、はーい、あい。ええ、うん。はーい、はーい、はーい、はい」と何かに対して返事を繰り返す三弥栄。


三弥栄の様子を伺うハリーが「何かを受信してる?」と漏らす。


三弥栄の頭の毛が元に戻る。


「龍美のブレスレットと虎太郎のスーツを奪って持ってこいって言われた」三弥栄がワンからの指令を受信。


構造支配意識が生成するCTは洗脳で操られる。ゼロのバックダンサーもこうして意のままに動かされていた。


三弥栄は構造支配意識の端末に侵入することができた。

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