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『Hell side 6-2 後ろで踊る』

『Hell side 6-2 後ろで踊る』


おっさんとおっさんが交じりあい、新たなおっさんを整形した。「ドクターT」と名乗る。短髪金髪小太り。


「私は生まれ変わる」と言って、

美化中ビカチュウ!!」と叫んだ。

ドクターTの背中が開き、中からギリシャ彫刻のように整えられた全裸の人物が現れる。


「美化ぁ~」と深く息を吐く。


おっさんが一皮剥けて、美術品のような肉体と化した。


「SHOW視歌」

と言って、一皮剥けたおっさんが全裸のまま両手両足を広げ日光浴のように身体を伸ばす。


呆気に取られて動けない部隊。


音楽が流れ、舞台が機能する。脇から現れた少年が一皮剥けてるおっさんに布を被せる。


少年少女をバックダンサーに、一皮剥けたおっさんが歌う。「私は芸能力者ゼロ」と。


それは、成功者の詩。


いかにして自分がこうなったか、いかにして成功者たりえたのか、得た力と囲った構造。


「欲望」を「夢」とすりかえ、「理想」の「恋愛」を幻覚させ、「コンプレックス」を呼び起こす。


男女偶像を創り出し、「恋愛私情主義」を「恋愛至上主義」として「恋愛市場主義」を構造して心と体と金を永遠に搾取する。


CT「バックダンサー」を呼び起こす存在、構造支配意識、私は芸能力者ゼロ。


ゼロが自己紹介ミュージカルをした。


「ずいぶん馬鹿正直な自己紹介するのね」H2Bが呆れる。

「わかりやすい。私が支配者ですって歌って踊るなんて」龍美は感心している。


「三弥栄、あれ、読み込んじまえ」

ナイスガイが作戦を企画する。

指で胸毛をクルクルしながら三弥栄が頷く。自分にはない胸毛弄りが癖になったようだ。


「やっちゃいな」

ゼロが命令する。

バックダンサー達が部隊へ襲いかかる。


龍美はドラミで応戦、ハリーはここで魔法瓶のハーブティーを飲む。虎太郎は龍美とピアノを展開するスペース(舞台)を目指す。


ナイスガイと三弥栄とH2Bは連携してゼロ本体を狙う。


久慈は虎太郎と龍美、ハリーのバックアップに回った。


「バックダンサーの姿はどうにかならないの!?」襲いかかってくるバックダンサーの際どい容姿をハリーが嘆く。


「姿に惑わされないで。人間じゃない、あれは形取られた欲望」龍美がハリーの戸惑いを否定。ドラミは遠慮なくバックダンサーを喰らう。


久慈はドラミとハリーで仕留め切れないバックダンサーを不苦龍炎で始末し、虎太郎を守る。


部隊は舞台で芸能力者ゼロを囲った。


「追加オーディション!!」

ゼロはバックダンサーを増量した。

「この子達はいくらでも湧く。私の支配ブルーミング・グルーミングを受けたがっている」ゼロが元も子もないことを言う。

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