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『Hell side 4-4 光る』

『Hell side 4-4 光る』


久慈部隊、久慈、ナイスガイ、H2B、三弥栄。

智川部隊、虎太郎、龍美、ハリー堀田。

計7名が地震によりゼロ界に閉じ込められた。


CT、物資、帰還。


全員の安全を担保するのに解決が必要な問題は大枠でこの3つ。これらを乗り越える大前提が胆力。


胆力に欠ける新兵2人、三弥栄とハリー堀田が混乱している。


「きゅ、救急車、救急車を呼んだらいいんじゃないですか!!」ハリーはスマホの緊急操作をしようとしてパニックで出来ないでいる。


「オレが、オレがナイスガイを小突いたからだ、ナイスガイが、意外にナイスガイなナイスガイを小突いたばかりにこんなになってしまうなんて、小突いたのはオレです」


「来るんじゃなかったあぁぁぁ」と声を出してハリーは泣き出し、地震とCTに怯えきっている。


「黙らっしゃいっ!!」

ナイスガイの咆哮が腹まで響く。音が重い。


沈黙と間。

龍美がハリー堀田に寄り添う。

三弥栄はパイプ椅子に座らせられ、ナイスガイが肩を揉む。


久慈と虎太郎が目を合わせ頷く。


「地震によってこの洞窟と月が現れて、ELVはダウンして我々は帰れなくなった」久慈が改めて状況を整理する。


「まず必要なのは物資の確保。これから物資を確認しに行く」虎太郎が物資の存在を共有。


「ハリーと三弥栄は初めてで知らないが、ゼロ界には共同使用の前哨基地が設置されている。地震の影響を含めこれより基地の確認に向かう」久慈が基地への移動を命じた。


「こっから先、出くわす動く物体は、全てCTだ。発生と遭遇に警戒して進め、必ず先に見つけるんだ。奇襲を受ければ部隊が崩れる」虎太郎が警戒しながら部隊を誘導する。


三弥栄の能力は可能性を秘めているが未知数。ハリー堀田はまだどう使えば能力が発動するのか分からないでいる。


不思議なのは、ハリーの魔法瓶の中には既に液体が入っていること。飲んで良いものなのか、恐らく飲むしかないのだが、口をつけられずにいる。


そして、ハリーはめちゃくちゃ喉が渇いている。


隊員それぞれ、ある程度の装備品を持参でゼロ界へ入っており、飲み物を持って来ているが、ハリーはとても軽い気持ちで来たため、カバンには日頃持ち歩く化粧道具と魔法瓶以外を持っていなかった。


「三弥栄さん、これどうぞ」

そう言ってハリーは、魔法瓶から注いだ液体を入れた魔法瓶の蓋を三弥栄に渡す。三弥栄で「試す」つもりだ。


「あっ、いいの?ありがとねー、頂きます」

なんの疑いも持たず口にする三弥栄。

「熱っ」

ホットのようだ。三弥栄はフーフーしてから、飲んだ。

「いやー、美味しい紅茶だね、アールグレイかな?…ん?」

返した蓋がハリーの魔法瓶にはまるのを見て、三弥栄は思わず声を上げた。


「そ、それに入ってたやつ?」

三弥栄は確認する。


「うん。大丈夫?なんともない?」

ハリーが答える。悪気がない。


飲ませてから聞くのはどうかと思う三弥栄。

「いまのところ、美味しい紅茶だけど……」


「よかったー、喉渇いてたんだ。私も飲もう」

そう言ってハリーは蓋に液体を注いで飲んで光った。

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