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【現実恋愛】彼女は僕のヒメオコジョだった
ヒメオコゼ
ではない
ヒメオコジョである
魚ではないのだ
彼女はちっちゃくてかわいい、ヒメオコジョだった
真っ白な彼女は、白を透かしてピンク色をしていた
僕は彼女に夢中になった
でも彼女は僕にそっけなかった
ヒメリンゴ
ヒメリンゴ
そう言いながら、彼女に頬に手で触れてみた
ぶっ飛ばされ、僕はオコジョがいかに凶暴であるかを知った
「オコジョは死のダンスを踊るのよ」
そう言いながら、彼女は僕の全身に消えない傷を刻み込んだ
好きだ