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★いかせたいにょしっいがみき
落ち葉がふたりを隔てていった
木枯らしのむこうへ歩きだし
やがて何もいわなくなったキミは
それでもぼくのキスを受けつづけた
キミのくちびるは冬の風にカサカサ乾いて
染めあがった色は薄れていくだけ
だけどやっぱり永遠なんてないんだ
そんなふうに思えはじめてしまった
キミがいなけりゃ世界に意味はないなんて
会うたびにぼくの世界は広がっていって
どんどんその存在はおおきくなっていった
はじめはなんとも思ってなかったはずなのに
あの日、ぼくはキミと出会ったんだ




