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【失敗詩】 青い道と赤い道
『青い道と赤い道』
私の行く手に
青い道と赤い道が
分かれているなら
私は迷わず
赤い道を行こう
けっして赤い道は危険ではない
青い道を行けば中央道
赤い道を行けば長野道
私は長野方面へ行くのだから
山の中にある材木工場を目指して行くのだ
私を乗せた大型トラックを走らせて
そのまんま
そのまんまじゃん
身も蓋もない
比喩も何もない
そのまんま
そのまんまじゃん
身も蓋もない
比喩も何もない
そのまんま
そのまんまじゃん
身も蓋もない
比喩も何もない