【社会派小説】エキゾチックショートヘアーの少女
その少女は瞳がとっても大きかった。
まばたきがしにくくて、いつも涙を浮かべていた。
くっつくほどに近い両目の間にいつでも目ヤニを溜めていた。
── 中断 ──
6/12にここまで書いて放置していたのだが、一体私は何が書きたかったのだろう?
ブサ可愛い動物はモテるが、それが人間だったらどうのこうの……ということを書きたかったような気がする。
つまりエキゾチックショートヘアーの少女が辛い目に遭いまくる、鬱展開てんこもりの物語を書くつもりだったのだ。
そんなものを書いて、誰が得をするのであろうか?
問題提起であろうか? 見た目で人間を、女性を差別するな!みたいな?
私にだって間違いなくそういう差別感情はあるのに?
どうせなら明るく行きたい。
エキゾ少女がモテまくる話を書きたい。
ブサカワガールを流行らせたい。
と、いうわけで書いてみる。
── 再開 ──
エキゾちゃん「こんにゃちわー!」
雨省くん 「やあ、エキゾちゃんはいつも明るいね」
露青さん 「その崩れ落ちそうな顔を見てるだけでいつも元気が出るなあ」
ノル森氏 「その、大きすぎる瞳で、ブサカワは世界を明るくする」
主訓婦人 「でも、彼氏はできないのよね」
便ガール 「目ヤニが致命的なのよね」
エキゾちゃん「くすん……」
モテなかった……m(_ _;)m