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【失敗詩】エロスミス
あなたが爪をかじるから
私の指はちびた蝋燭のようになってしまった
やがて私の乳房は
藤の花のように垂れ下がって
暖かい犬の舌で舐められる
アルコールの毒が全身に回る頃には
あなたと私の境界を見失って
私は光の綿のようになって消えてしまうだろう
そんな時にも
あなたが外で
緑色の宇宙人を捕まえてきて
ほら バッタだよと言ってくれたら
私はきっと戻ってこれる
大変
賢者の不埒な声
学者のように真面目に響く
が
ガーバヘイっ!
がががががが