映画と振り返る半生 その1:金曜ロードショー
2023年4月
【映画めっちゃ好きなんですよ】
僕は多趣味な人間です。
・小説、イラスト、マンガを描くこと
・原付で走る、キャンプすること
・映画を観ること
・音楽を聴く、PVを観ること
などなど、他にも書ききれないほどあります。
かつ、それぞれがふわっとした感じの“好き”ではなくて、かなり独特な路線の尖った愛し方をしてるんだろうなと自覚してます。
この中でも特に“映画を観ること”が一番最初にハマったことで、これが今の創作好きの原点であり原動力にもなっていると思うんですね。
今回は映画鑑賞の趣味についてちょっとキモ熱く語りますので、「うわあ…」みたいに思っていただけたらと思います。
【金曜ロードショーで育った】
金曜ロードショーというテレビ番組を知ってますか?
毎週金曜の夜に映画を1本流すっていうだけのやつなんですけど。
今も続いているようですが、僕が小学生だった90年代中頃からすでにある長寿番組です。
今も内容やノリが同じなのかはわからないんですけど、当時は日本の映画ばかりじゃなくて洋画も結構な頻度で流れてました。
それも、特にパニック系やガンアクション系が多かったように思います。
気軽に観てもらえるように単純明快なストーリーのものがチョイスされる傾向だったのかもしれません。
例を出すと、巨大竜巻を追うレポーターたちを描くディザスターパニック『ツイスター』だとか、若かりしキアヌ・リーブスが爆弾付きのバスで激走するシチュエーションパニック『スピード』、不屈親父スティーブン・セガールが無双するだけのアクション『沈黙の~』シリーズとかですね。
挙げだしたらキリが無くなってしまいます。
沈黙の戦艦(原題 Under Siege)1992年 引用:IMDb.com
小学生だった僕は毎週父や兄弟と一緒に布団の上で寝そべりながら金ロー観ていました。
映画自体も楽しんでたんですけど、なんというかあの、週末の開放感+夜更かしのプチ冒険感、みたいなのもすごくワクワクしたんですよね。
グロではないけど結構死者が出る映画が多かったので、そこも耐性の無かった幼少期の自分にとっては冒険でした。
いけないものを見て少しずつ大人になってく(笑)的な。
逆にジブリとかだとつまらないから今日のは観なくていいや、みたいになってましたね。
そんなこんなで僕の洋画好きはスタートしました。
【映画で振り返る僕の半生】
中学生頃ですかね、いわゆる思春期のあたりになると、「見ちゃいけないものを見ちゃう俺」にどんどん拍車が掛かっていきました。
それで映画のジャンルもアクションから徐々にサスペンス・ホラー系統へシフトしていきました。
当時は金ロー以外にも、深夜や平日昼間の枠で映画を流す局があったんですよ。
今は亡きビデオテープという録画デバイスを使って手当たり次第に映画を集めまくってました。
あとはTSUTAYAデビューですね!
毎週末に借りに行ってました。
『セブン』、『羊たちの沈黙』、『ボーン・コレクター』などなど、良質な底気味の悪さを堪能できるクライムサスペンスにハマったのはこの時期です。
高校生になるともう少し背伸びがしたくなって、ちょっと難解でエモめな青春系・サスペンス系に手を出し始めました。
中でも特筆したいのは『17歳のカルテ』という映画です。
17歳のカルテ(原題 Girl, Interrupted)1999年 引用:IMDb.com
人格障害と診断され、本人の意思に反して精神病棟に隔離される少女の話なんですが、同じ境遇の患者仲間たちとぎこちなく友情を育みながら、結局自分にはどんな問題があるか? どうすれば現状を変えられるのかを悩み葛藤するお話です。
答えがあるようで無い映画で、そういうところもこれまで好んで観てた金ローの王道系と対比して、自分の中に深く残ったんですよね。
何が残ったのか明確には答えられないんですけど。
大学生になると時間が有り余るようになり、それにかこつけて映画三昧の日々でした。
月に10本以上は観るという謎のノルマを設けてました。
好んで観てたのは、低予算ながら趣を凝らしたワンシチュエーションのホラーやらSFやらですね。
本当に、暇に殺されるくらい時間がないと手を出さないだろうな、みたいなB級モノを片っ端から漁ってたように思います。
この頃は無人島サバイバル群像劇『ロスト』を火付けに海外ドラマ界にも一大ブームが到来してました。
1人暮らしの孤独を埋めるかのように外人の顔ばかり追いかけてました(画面上で)。
その後もラブコメにハマったり、ミュージカルものにハマったり、その時々で流行りは変遷しましたけど、基本は雑食でどんな映画にもトライしてたように思います。
【まだまだ語り尽くせない】
半生を振り返っただけで文字数だいぶいっちゃったので、このまま続けてもう少しお話したいなと思います。
つ・づ・く