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原付徘徊おじ☆彡  作者: 仲良しおじさん
音楽鑑賞の章
29/46

4月の曲まとめ


2023年4月



【東京 / wacci(2014)】


挿絵(By みてみん)

 曲調:切ない、駆り立てる


 『東京』がタイトルの曲たくさんありますよね。

 一口に東京って言ってもやっぱりスケールが大きくてテーマも様々あります。

 その中でもこの曲は東京という街における人間関係の希薄さとか、疎外感、挫折感みたいなものにフォーカスを当てた曲になります。

 いろんな人と巡り合ったけどもう忘れてしまったし、彼らもきっと自分のことなんて覚えていない。

 そんな環境で心細くも寄り添い生きていくカップルの心情を歌ってるんですね。


 歌手のwacciさんは男性で、歌詞も男性視点です。

 恋人の女性を見つめて、こんなにも弱いキミを守りたいと。


「無理矢理に励まさず君と一緒に泣きたくて」


 というフレーズがあるんですけど、これ良いですよね……!

 自分語りになっちゃいますが、僕の作品に出てくる男キャラってこういう人物像であってほしいって思うんですよ。

 ゴブリンガールでいうところのシブ夫。

 春の定義はでいうところの眞輔(ますけ)


 さらに余談ですが、この曲と出会った2014年4月は茨城県に住んでいて、よくゴールデンウィークを利用して地元の神奈川とを原付で行き来してたんです。

 東京都内って渋滞がすごいので、狙って深夜帯に通過してたんですけど、偶然ながらもこの『東京』がお供の曲でした。


 夜通し走って、埼玉県内の名も知らぬ街で白み始めた空を見上げながら聴いてた記憶がすごい残ってますね。

 大事な大事な思い出の曲です。


 あと改めて歌詞聴いたらこれ夏の曲だそうですよ。

 僕にとっては4月に出会ったので春の曲です。

 こういう季節感のチグハグが僕のプレイリストでは頻発しています。




【エイリアンズ / キリンジ(2000)】


挿絵(By みてみん)

 曲調:しっぽり、物悲しい、幻想的


 歌詞に「バイパスの澄んだ空気」というフレーズが出てくるんですけど、まさにちらつく夜景を横目に郊外のバイパスを走りながら聴きたい曲です。

 素朴でありながらも最高にオシャンティ。

 この曲と出会った2017年4月はよく週末の夜中に神奈川から東京に向けて高速をドライブしながら聴いてました。


「今の俺最高にカッコよくねえ?」

 みたいに酔いしれさせてくれる名曲ですよ。


 この曲は2000年にリリースされたものらしいんですが、2017年にCM曲として起用されて爆発的に人気が広まったという経緯を持ちます。

 LINEのCMで能年玲奈さんが出演しており、後に彼女もこの曲のカバーを歌っています(この女優さん歌える方だったんですね!)。


 余談ですがちょうど同時期に同系統のエモいCM曲で他にも話題になったものがあって、そちらについても語りたいと思います。

 アイシティというコンタクトレンズのCMで、『邂逅 / 永野亮』という曲です。


挿絵(By みてみん)


 桐谷美玲さんが出演していて、人混みを歩く彼女がすれ違った男性に一目惚れをして思わず振り返る、といった内容です。

 こちらもキリンジみ溢れる優しく幻想的なメロディーですね。

 調べてみたら完全にCM用の挿入曲として制作されたものらしく、楽曲としてリリースはされてないみたいです。残念。


 あと個人的に桐谷さんの相手役の男性が気になるんですけど、この役者さんに関する情報は一切見つかりませんでした。。

 誰? 知りたい!

 僕も一目惚れしたかもしれません!




【妄想スニーカー / 瀬川あやか(2017)】


挿絵(By みてみん)

 曲調:キュート、ポップ


 可愛らしさ&フレッシュさが満点で、小春日和にぴったりな曲だと思います。

 実際に、この曲に出会った2017年4月はよく晴天の菜の花畑を原付で走りながら聴いてました(※道路交通法違反)。


 話逸れますが菜の花の色鮮やかさって素敵ですよね。

 やや緑よりの、透明感のあるスカッとした黄色というか。

 年を経て春を重ねるごとに魅了されています。

 個人的に春の花見は夜にまったり夜桜、昼間に一面の菜の花畑、というのが至高ですね。


 思い出補正も相まって本当にお気に入りの曲です。

 1年越しに聴くと「うおおお春だあ!」って、思わず陽気の中に飛び出していきたくなります。

 もしかしたら現時点で4月曲のトップ1かもしれません。


 PVもめっちゃ良くてですね。

 瀬川あやかさん激カワ。

 初見で誰かに似てるな? と思ってたんですけど、桂正和という漫画家(I’s、電影少女など)の作品に出てきそうなビジュアルじゃないですか?

 一時期この方に恋してたと言っても過言ではないかもしれません。




【トリプル!WONDERLAND / Negicco(2014)】


挿絵(By みてみん)

 曲調:キュート、ポップ、アイドル


 Negiccoと書いてネギッコと読む、3人組の新潟ご当地アイドルです。

 Wikiによると地元産のネギをPRする目的で2003年に結成されたグループだそうです。

 僕はいま新潟市在住なんですが、越してきたとき現地人の友達に教えてもらってファンになりました。


 新潟でネギ?

 住んでてあまり推されてる感じしないですけど、思い返せば確かに弥彦(やひこ)村という地域のあたりにはネギ畑ありましたね。

 キャンプで通りかかった時にネギ臭を感じました。


 この『トリプル!WONDERLAND』という曲はネギッコの中でも集大成的な立ち位置だと思います。

 やたら完成度が高い。

 歌詞にもNegiccoのアルファベットを読む部分があったりして、ライブで歌うとファン大盛り上がりですよ(ライブ行ったことないので知らないけど)。


 PV では3人がいろんなコスチュームを切り替えつつ歌って踊る姿を見せてくれます。

 ドハマりして越してきた当時は毎日のように聴いてました。


 不動の人気。センターのナオちゃん(真ん中)。

 動くと可愛い。親戚のお姉ちゃんにいそうなメグちゃん(右)。

 一番美人(僕の推し)だけどジャンプ力は一番低いカエデちゃん(左)。


 そんな彼女たちもここ数年のあいだに30代となり、めでたいことに全員がご結婚されました。

 30代人妻アイドル……?

 ですがもう新潟にはなくてはならない存在なんでしょうね。

 精力的に活動続けていらっしゃいます。

 がんばれ~!




【0.2秒 / secondrate(2016)】


挿絵(By みてみん)

 曲調:元気、キュート


 2019年4月にアマゾンプライムに入会したんですよ。

 映画見放題の動画配信サービスです。

 僕は映画すごく好きで連日観まくってたんですけど、ふとどこかのタイミングで、ちょっとムラムラしてたんでしょうね(照)、

「エーロイ系の映画どんなのがあるんかなムフフ」っつってその手の作品を漁ったんですよ。


 そこで『すんドめ』という映画を見つけまして、これは男子高校生が同級生の高嶺の花子を相手にエーロイ妄想するっていうコメディものなんですけど。

 結果から言うとあくまでコメディ映画なので期待した濡れ場とかはなかったんですよね。

 早送りしながら「ふーんつまんないの」と流し見して、最後にエンドロールで流れてた曲を聴いて一目惚れ、もとい一聴き惚れしました。

 それがこの『0.2秒』という曲です。


 いやはや、こんな出会い方もあるんですねえ!


 ちなみに歌詞によると0.2秒というのは恋に落ちるまでの時間を表していて、別に寸止めしてる何かがどうにかなっちゃう時間が0.2秒なわけではありませんよ。


 この曲はPVも大好きです。

 ジーンズに白Tシャツ姿のハツラツとした女性(ボーカル)が公園の中を巡る様子をカメラが追っかけるという、低予算一発撮りPVです。

 インディーズ感というんですか、こういう映像めっちゃ好物ですね。


 あと改めて歌詞を聴いたらこれも夏の曲だったみたいですね。

 僕のプレイリストどうなってるんですか?




【こっちがいい / 杏沙子(あさこ)(2020)】


挿絵(By みてみん)

 曲調:明るい、ワクワク


 この曲もPVなんですよ。PVありき。

 キュートな私とクールな私、杏沙子さんが1人2役を演じていて、食べ物やら小道具を前に「こっちがいい!」と選び取っていきます。

 ひとつひとつの仕草や表情がすごく可愛くて、この方の素敵に年を重ねているマダム感に癒されます。


 僕は基本歌詞には無頓着なんですけど、この曲はふと意味を聴き取った時にジーンときてしまいました。

 二択を迫られたときに自然と選んでしまう方があって、じゃあなぜこっちにしたんだろう? と理由を深堀りしていくと、それは


「私とあなたが自分らしくいられるから」

「私たちが一緒にいられる選択だったから」


 そんなメッセージ性になっています。


「たとえ間違いだとしても2人で選んだんならそれが正解だよね」


 良いですねえ……!

 つい小説のフレーズとして使いたいなって思っちゃいましたよね。

 ていうかもうどこかで使ってるかもしれないです。

 見つけたら「こいつやりよったな」って思っていてください(陳謝)。


 余談。

 この曲を聴いていた2020年4月は新型コロナが始まった頃で、新年度になってリモートワークとかを手探りでやり始めてた時期でした。

 感染の脅威だけじゃなくて暮らし方の変貌に対する不安感っていうのも立ち込めてたじゃないですか。

 お家時間なんていってプライベートタイムが増えて、僕はYouTubeにハマりだしたんですけど、それもどことなく手放しで楽しめるような雰囲気でもなかったですよね。


 閉鎖的な空気に侵され始めたのを自分でも感じ取って、そこで隙を見て1泊2日の小旅行に出たんですよ。

 原付で新潟県内を行けるとこまで進んで折り返す、というだけのものなんですけど。

 その道中ではこの曲がお供で、今聴き直すと当時の心境とか鮮明に思い出せますね……。

 皆さんにもそういう、特定の時期をガツンと思い起こさせる何かってありますでしょうか。




~Happy End~





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