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剣術学校の赤点候補生  作者: 暁 皇成
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入学7

アッメ!リ〜ア!ちゃ〜ん!

俺達は街中を歩いて行き、

数ある一軒家の中から他の家と比べて少し大きい家の前に俺は止まった


「ここで待っててくれ」


俺はその言葉だけを残し目の前の家へ入っていった。


家に入った途端

俺を待っていたのかメイド服を着た若い女性が声を掛けてきた


「おかえりなさいませ、エリック様」


(俺を待っていたのか。)


「ただいま、エーベル。今ミーナはどこにいる?」


俺は帰ってきて早々にミーナの居場所を聞いた


「ミーナ様ですか?今のお時間でしたら…たしか…エリック様のお部屋で本を読んでいらっしゃるとおもいます。呼んできましょうか?」


「それにはおよばないよ、俺が自分で行くよ。それより、外に髪と目がエメラルド色の女の子がいるので…その子を家に上がらさせて広間に通しちゃってください」


アメリアをずっと外に待たせる訳にはいけないと思いエーベルへ伝えたところ…


エーベルはニヤニヤしながらこちらを見ていた


「エリック様…ついに!春が来ましたね!今夜は!豪華なお食事にします!私は、エリック様ならいつかは、出来ると思っていましたよ?エリック様は他の有象無象の人達よりは何百倍もカッコイイと!私は思っておりました!それが!ついに!今日なのですね!私の予想は大正解ですね!」


エーベルは目をキラキラさせながら俺に暑く語ったってくれたが…


「そういうのじゃないから。扱いはお客様対応で。お願いします。」


エーベルは自分の予想が外れた事を知り残念そうになったがある事を思いついたのか急に元気になった


「なるほどなるほど、そういう事だったんですね!それ以上言わなくてもわかりますよ?」


(エーベル…また、何か妄想を広げているな。)


「なるほど、的外れな事をまた考えているようだな…とりあえず、エーベルは行ってくれ、お客様をずっと外でまたせるのは良くはないだろ?頼んだよ」


俺はエーベルの声を聴かづに自室へ向かった。


俺は自室についたところで

自分の部屋だが中にはミーナがいるのだから。


仕方がなく声を掛けることにした


「入るぞ」


俺ははその言葉に続けてドアを開け中へ入っていった。


すると中で俺のベットに横になりながら俺の本棚から持ってきた本を読んでいた


「うん?エリックおかえりなさい。お怪我はありませんでしたか?それに、初めての学校はどうでしたか?」


ミーナは優しい声で語りかけてきていたが…残念な事に。


「ミーナ。下着は頼むからやめてくれ…はしたないぞ。」


(目のやり場に困る…)


「あらあら、いくら年頃になり恥ずかしさを隠すためとは言え…女性に…はしたないと言うのは、いささか失礼ですよ?こういう時は、まず女性を褒めるのが基本ですわ」


ミーナは俺の考えを見透かしたような喋り方をしていたが、


事実を当てられ俺は少し驚いた。


だが、そんなことを表情にだしてりしてはミーナにいじられてしまうため…

表情にださないようにした


「それより、相談したいことがある」


ミーナは少し頬を膨らませた


「それよりって…私の事は無視ですか…はぁ…それで、相談とはなんですか?」


「相談と言うより…お願いに近いかもしれない。」


ミーナは首を傾け不思議そうな顔をした


「エリックがお願い事をするなんて…これで2回目ですね。1回目は学校に行きたいという事でしたけど…今回のお願いはなんですか?」


俺は一呼吸置き口を開いた


「とある女の子にあってもらいたい。」


俺がそう言うと当然の返答が返ってきた


「なぜです?理由を聞いても?」


理由を言ってしまえばミーナがアメリアにあってくれる可能性が上がるかもしれない…

だが、

それを言ってしまったら…

決闘したことがバレてしまう。


誰も喧嘩まがいの事をするのを好む人はあまりいないだろう。


だから…


「理由は言えない…頼む。」


俺は頭を下げた


「エリックがそこまでするとは…ほんとうに…仕方ないですね…」


俺はその言葉を耳にした瞬間俺の言葉が口から出ていた


「ミーナありがとう…」


ミーナは俺のお礼の言葉を聞いた後、

服を着ながら喋りだした


「エリック、いつか…話してね」


俺は短く答えた


「あぁ…」


「それで、その子は今どこに?」


「もう、家に上がらせている。広間だ…俺は先に行く」


ミーナはため息を吐いた


「はぁ…もう、上がらせているって…もし私が断ったらどうするつもりだったのよ…」


「ミーナは断らないと…信じていた」


俺はその言葉を残して広間へ向かった。

そろそろ、入学編終わらせます!待っててください!

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