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剣術学校の赤点候補生  作者: 暁 皇成
67/78

長期休業5

お待たせしました!

ごゆっくりどうぞ

「ごめんなさい!エリック君!お待たせしました!」


俺は不意に後ろから話しかけられ、その方向を向いた。


そこには息が少し切れたアメリアが存在していた


(自分自身1番わかっている事だろう。だからこそ、これ以上せめては逆効果か…)


俺は急いできてくれたアメリアを見て優しく言葉を返すことにした。


「俺も今来たところだから安心しろ」


俺の言葉でアメリアが安心したのか顔の緊張が少し緩んだ気がした。


「エリック君…その馬と…剣士…長様!?

ど、どどどどうしてここに!?…いらっしゃるのですか?…」


アメリアは俺の後ろにあった馬が気になって質問しようとしたのだろうが、馬と一緒に剣士長の存在が居る事に気が付いてしまったようだった。


「おはよう、アメリアさん?…で、合ってるのかな?」


剣士長は俺にアメリアの名前が合っているかどうかを顔を向けて確認してきた


「ああ、合っている」


間違えているわけでもないので俺は短い言葉で答えた。


すると、またしても俺の後ろから声を発するものが居た。


「アメリアさん、私もいますのよ?」その声の主はアメリアが尊敬しているミーナだった。


アメリアはミーナを見た瞬間体が固まったように動かなくなった


(前回もこんな感じだったな…)


俺はアメリアが初めて俺の家に来てくれた事を思い出していた。


「さすがですね」


俺が考え込んでいる時に剣士長がミーナに少し驚いた感じで言葉を口にしていた。


「ミーナ…前回もこんな感じだったな…」


「ま、また私のせいですの?…」


「前にもあったのですか!私ごときでは気絶させることなど…不可能でしたのに、さすがはミーナ様です!」


剣士長は冗談交じりにミーナを褒めていた。


するとミーナは困った顔をしながらアメリアに向かって歩き出した。


「大丈夫ですの?アメリアさん?」


ミーナはその言葉を口にしながらアメリアの頭を撫でた。


すると、アメリアは撫でたおかげか意識が戻ってきたようだった


「ミ!ミーナ様!?…」


(気が付いたら自分の憧れの人が、目の前に…それも頭を撫でられているんだ…驚かないわけがない…)


「気が付いた様ですわね。気分は悪くありませんか?」


ミーナは驚いているアメリアを落ち着かせるように優しい声で体調の事を心配していた。


「は、はい…だ、大丈夫です…

そ、それよりこの状況は?…

私がなにかしてしまったのでしょうか?…」


アメリアは自分が置かれた変な状況は自分のせいだと思ってしまったようだった。


「アメリアさんは何も悪くないですわ」


「そ、そうなんですか…なら、よかったです…」


アメリアはミーナの言葉を聞いて安心したようだった。


ミーナはアメリアが腰に掛けている小さなバックを見て何か思うところのか口を開いた


「それにしても、アメリアさん…随分と荷物が少ないですわね…」


その言葉を聞いていたアメリアは不思議そうな顔をした


「そ、そうですか?…」


「そう言えば、アメリアさん。先程この馬の事を聞かれましたわね。これは私の馬ですの、中には私の荷物とテント2つ入っていますの」


「テント…ですか?」


アメリアは俺と同じ質問をし、同じ反応を見せた


「エリックと同じ反応をしますのね。もしかして…アメリアさん、カルデア村までは1日ではいけないと分かっておりませんの?…」


「え…1日では…行けないのですか?…」


アメリアは初めて知ったと言うような顔をして、驚いていた。


(そこは、俺とは違うな…)


「1日では行けませんけど、私がテントと道中危険ですので、ジェイコブ剣士長も連れてきたので安心してくださいの」


アメリアは少し考えこんだ後に感謝の言葉を口にした


「ミーナ様!ありがとうございます!そして、剣士長様も、よろしくお願いします!」


そして、深々と頭を下げてきた


「頭をあげてください。そして、道中気兼ねなくお声掛けくださいね」


剣士長はアメリアに向けてニッコリと笑いかけた。

英雄に撫でられるアメリア…

最高ですね

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