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剣術学校の赤点候補生  作者: 暁 皇成
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長期休業3

どうも、

この頃よく寝ている。

暁 皇成です。

「エリック、聞きたい事とはなんのですの?」


「明日、アメリアとカルデア村に行くことになったが…前にジェイコブ剣士長の剣を俺が壊してしまってな…それで良い機会だと思いジャイコブ剣士長を連れて行こうと思うのだが…居場所を知りたい。

どこにいるかしらないか?」


俺はミーナの質問に魔法士長が居る中、なに1つ隠すことなく答えた。


「確かに、カルデア村のゾノン鍛冶師は腕が立つと聞きますわね。

そこにジェイコブ剣士長を連れて行くのは良いのですが…ジェイコブ剣士長だけで行かれると…アメリアさんにエリックの事を怪しまれますわよ?」


ミーナの心配は確実に筋が通っているモノだった。


「確かにそうだな…どうしたものか…」


俺がミーナの言葉に悩んでいるとミーナが何かを思いついたように口を開いた


「そうですわ!私が行けば良いのですのよ!」


ミーナは手のひらを合わせ名案だわ!というような顔をしていた。


「ずるい!ミーナ様!それなら、私も行く!!」


名案をひらめいたという顔をしている横で魔法士長がだだをこねていた。


すると俺の後ろにあるドア…の奥から物音がしたのを感じた


俺はその場から少し離れて横目でドアを見た。


そしてドアがゆっくりと開き始め、ある人物が入ってきた


「どこへ行くかは存じませんが、マリア魔法士長はどこにもいかせませんよ」


その人物の後ろにはメイドのエーベルが少し困った顔をして立っていた。


(ノックをしようとしていたエーベルだったが、中からマリアの声が聞こえてきて、ジェイコブ剣士長が先にドアを開けてしまったのだろう…)


俺は一瞬の出来事をくだらない推測のために頭を働かせてしまった。


「さあ、自室に戻り仕事をしてください。マリア魔法士長には書類が山のように待ってますよ」


剣士長は魔法士長に少し呆れているような口調だった。


「嫌だ!私は帰らない!」


魔法士長はその言葉を言い放った後、剣士長に向かって

指で下まぶたを引き下げ、舌を出して侮蔑の意を表しアッカンベーというようなポーズをした。


その後、ミーナの後ろに隠れて行ってしまった。


剣士長はバカにされたことに少し腹を立てたのか握り拳に力が入っていた。


「マリア魔法士長…私を困らせないでください…」


俺は不意に剣士長が現れた事が、良い機会だと思い明日の予定を聞いてみる事にした。


「ジェイコブ剣士長、すこしいいか?」


俺が話しかけると握り拳に入っていた力が段々と目に見えて無くなっていった。


「はい、構いませんよ。なんでしょう」


剣士長は魔法士長から目を外し俺の方を向いてくれた。


「明日は空いてたりするか?」


「そうですね…先程まで私は明日の分まで仕事をしてきましたので、明日は休むつもりでしたし…ちょうど空いてますね。

なにかなされるのですか?」


(マリアと違い優秀だな…)


俺はまたしてもくだらない事を考えてしまい思考を元の路線に戻した。


「前に剣を壊してしまっただろ?それの弁償だ。カルデア村まで付き合ってくれ」


「そ、そんな!弁償はしなくて良いと申し上げたはずですよ!」


俺の言葉を聞いていた剣士長はもったいないと言うように、俺の誘いを断ろうとしていた。


「いいや、させてくれ。今使っている剣は予備の奴だろ?それでは、いつまで持つか…わからないからな」


「わかりました…そこまで言ってくださるのですし、断るのも礼儀知らず…かもしれませんね」


俺の必死のお誘いを断ることが出来ず剣士長は了承してくれた。


「理解してくれて助かる」


「それでは、明日の朝エリック様の家に行かせていただきます。そして…コッソリこちらを見てきても書類の山は減りませんよマリア魔法士長」


俺が了解の意を示す前に剣士長はミーナの後ろにいる存在に話しかけていた。


「いい加減にしてください、行きますよ!」


剣士長は魔法士長に接近し左腕を掴んだ


「いやだああああ!」


掴まれた瞬間に再びだだをこね始めた。


だが、魔法士長は剣士長に両腕を持たれてしまい…


「お騒がせしました」


そのまま剣士長に連行されてしまった。

読み方…

侮蔑→ぶべつ

意味…

みくだしさげすむ事

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