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剣術学校の赤点候補生  作者: 暁 皇成
55/78

合同訓練5

どうも、自分の頭の下にある枕を

必死になって探していた暁 皇成です。

「今日はありがと~」


俺達は王都から戻り、朝待ち合わせをしたした花屋の前まできていた。


俺は頭をコクリと頷いた後口を開いた


「明日は魔法士育成高等学校へいく日だ…早めに寝て明日に支障をきたさないようにしないとな」


「そうだね~私は少し楽しみかな、エリック君は?」


セレスティアは俺の言葉を肯定した後に質問をなげかけてきた。


「俺も楽しみで寝れないかもな…魔法学校はどんな戦い方をするのか…気になる所だ」


俺は冗談交じりに答えた。


「エリック君、まっじめ~」


「茶化すな、剣術が不得意な分…見て学べるモノがないかどうか確かめるだけだ」


(実際は、そんな大層なモノではないのだがだ…魔法士育成高等学校か…どんな魔法を使うのか、楽しみだ)


俺は自分がまだ知らない未知の魔法を見れるかもしれないと微かな希望を抱いていた。


「それが、真面目だって言ってるんだよ~」


「言われてみれば、そうなのかもしれないな」


嘘の情報でそこまで張り合うつもりはないので俺は肯定した。


「さて、そろそろ俺は行くぞ」


「私も、行くね~バイバイ~」


セレスティアは手を振りながら俺から離れて行った。














「エリック、明日魔法士学校にいくのですの?」


俺は自宅へ戻った。


そこでミーナに何気ない質問をされ、俺は頷いた。


「確か〜…あそこには、元魔法士長が講師をしていると聞いた覚えがありますわ」


(それは、初耳だな)


「元魔法士長か…確か名前は…ハリー魔法士長であってるか?」


俺は名前が間違っていないか不安になりミーナに確認をした。


「あってますわ。魔法士学校は本当に…恵まれていますわね…」


ミーナの呟きはもっともなモノだった。


(ハリー魔法士長は俺の顔を知っているだろうかな…挨拶ついでに、事情でも説明しに行くか…)


俺は翌朝の予定を心に決め、ミーナの呟きに答える事にした


「確かに羨ましいな…俺もプロに毎日教えてもらいたいものだ」


「エリック?…私がいますのよ?…」


ミーナは寂しそうにしながら申し出てきた


「ミーナには、1回教わったが…次元が違い過ぎて全く分からなかった。対して、プロはまだ…人の域をでていないからな…」


「その言い方ですと、まるで私が人間じゃないみたいな言い方ですわね!むう!」


ミーナは少し怒ったように頬をふくらませていた。


「明日に備えてそろそろ寝るよ、おやすみ」


俺は明日のために休むことにした。


「わかりましたわ…ゆっくりおやすみなさいの…エリック」














「きょ、今日1日…よろしくお願いします!」


担任の先生は俺達を整列させた後魔法士育成高等学校の講師に頭を深々と下げ挨拶を交わしたが…


その講師は誰もが知る、元魔法士長だった。


「ええ、こちらこそ…よろしくお願いしますぞ」


その優しい声は年に見合うだけのモノだった。そして、魔法士長は軽く会釈をする程度に頭を下げた


「そんな!頭をお上げくださいハリー様!」


「ワタシはもう、現役を引退した身ですぞ?そんな、様なんてつけるのは…現王国魔法士長様と剣士長様…それに…」ハリー元魔法士長は一度話を止め、一瞬俺の方に振り向きニッコリと笑いかけてきた。そして、再び元魔法士長は顔を元の位置に戻し話を再開させた


「それに、英雄の方々だけでいいのですよ」


元魔法士長は俺の存在に気が付き、まるで今の話の内容は俺に対して喋っているような言い方だった。


(見つからないと思っていたのだがな…俺の隠密能力はかなり低いらしい…この髪のせいか?)


俺は、人混みに隠れるのが難しい理由は、珍しい髪の色だからだと推測した。





「そう言えばよ、お前しってるか?」


「何がだ?」


俺がくだらない事を考えていると、俺の前で2人の生徒がコソコソ話をし始めた。


俺はそんな2人の話は興味がないので聞き流そうと思った時…2人の口から面白い言葉が出でたため、聞き耳を立てた


「英雄の8人目が居るって言う噂くらいは、しっているだろ?」


「ああ、それくらいなら」


「それがな…その8人目は英雄はな…元魔法士長だって話だよ!!」


「ええ!まじでか!?今、目の前にいるお方がか!?やべえ!」


(的外れも良い所で、見ててこっけいだな…)

8人目…

後ろにいますよ?

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