入学3
タイトル変えてすみません
これから、『剣術学校の赤点候補生』で、行きたいと思います!
学校に通えると少しワクワクしながら登校初日の朝、一人で学校に足を運んでいた時不意に昔の事を思い出してしまった…
俺は子供のころ、村で生まれ村で育った。
その村は決して裕福ではなく…どちらかといえば貧しい分類の村だった。
だが、そんな村を俺は何一つとして恨んだことはなかった…
逆にこの村に生まれてきてよかったと思ったことすらあった。
家族は父さん・母さん・妹・弟の5人家族で貧しいながらも家族としては他の裕福な家庭よりも楽しくやっていたと今でも思う。
だが…幸せだと思っていた…あの時まで…あの時、人生のすべてが変わった…
(あの時…あれさえなければ…父さん…母さんはもちろん、村の人たちだって…幸せだったはず…)
昔の事を思い出すといつも過去の事を悔やんてしまう。
もっと他にやれたかもしれない。
と…そんな事を考えているうちにお目当ての学校についていた
入り口には
『新入生歓迎!』
と言う看板が立っていた
(この文字…たし…か…シンニュウセイカンゲイ…と、読む…はず、だ…)
本当に自分は文字が読めなくて、自分がなさけないと思った。
そしてその看板を横目に奥に張り出されていたクラス表を確かめに行った。
何人かその表をみていたがみんな無言のまま自分の名前を見つけて自分のクラスへ向かっていった。
そして、俺もクラスにかかれている自分の名前を発見した。
「1ーB…真ん中のクラス…」
クラス名を口にして少しワクワクしてきていた。
そのまま自分のクラスを目指す事にした。
クラスに入り少人数の友達の集まりが既にいくつもできていたその集団を見て少し羨ましいと思ってしまった自分がいた。
(友達…どうやってできるのかな、帰ったらガモフに聞いてみよ)
家に帰ったらすることを決めたところで自分の席を見つけた。
すると近くの席にいた女子4人組が俺の方を見て何か小声で話し合っているようだった
「ねぇ…見てあの人…少しかっこよくない?」
「それ私も思った、黒髪のところが珍しくて結構かっこいいよね」
「でも、さっき言った奥にいる金髪の人はもっとかっこよくない?」
「確かにかっこいいけど向こうの方はすでにほかの女子たちが周りにいて狙ってるから今更いけないよ~。アメリア~さっきから何も言わずに黒髪でイケメンな人を見てるけど…もしかして!一目ぼれ!?アメリアならいけるよ!見た感じこのクラスで一番かわいいもん!」
「え!?みてないみてないよ~変な事言わないでよ~それに私はそんなにかわいくないよ~」
「え~絶対狙ってたでしょ!早くしないと私たちが取っちゃうよ~?」
「ダメッ!…別にいいよ…私は狙ってないから…ただ、どこかで見たことあるなって思って」
「そっか~私たち取らないよ?」
「だから!狙ってないってば!」
(すごい声だな、何を…狙ってないんだ?)
すると教室に入ってからずっと女子に囲まれていた金髪でイケメンな人が俺に話しかけてきた
「俺はカルロス・アドルフ」
その言葉は俺にはよくわからなかった、彼はいきなり名乗りだしてきたのだ。
「よろしくカルロス」
俺はそれだけを言って黙った。
するとカルロスは少し怒ったような口調で話しかけてきた
「君の名前は?僕が名乗ったんだ君も答えろよ」
俺はやっと理解した彼は俺の名前をききたかったらしい
「俺の名前、聞きたかったのか。最初から言えば、よかったのに。俺はニコラス・エリック」
俺の発言を聞いていたカルロスは少し怒ったようだった
「少し顔が良いからって!調子に乗るなよ!いくら顔が良いからってここは剣術を鍛える場所だ!ここでは剣術が物を言う場所なんだよ!わかったか!エリック!」
「それは、一理ある、理解した。そして、俺は…強いぞ」
カルロスは顔が赤くなり完全に怒ったように怒鳴り口調になった
「どこまで君は僕を怒らせたいんだ!だが、いいだろうその挑発のってやるよ!今日の放課後決闘だ」
「いいぞ。ケガしないようにな」
カルロスは俺の言葉を聞いてフンッ!と言って俺の前から立ち去った。
先程の俺たちの会話聞いていたのか
クラス内が騒がしくなった
「なになに?イケメン同士が戦うの?」
「そうみたい!今日の放課後だって!絶対見に行こうね!」
「私もきになる!」
その話題は授業が始まってもやむことはなかった。
決闘!果たして!どちらが!勝つのか!