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剣術学校の赤点候補生  作者: 暁 皇成
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実戦訓練7

昨日の、投稿は内容が薄くてすみません

今回は濃くしましたのでご安心ください。

「私、今日から1週間ほどこの国を離れますの…」


ミーナからの急な内容だった


「急だな、支度とかできているのか?」


「ええ、一応できていますわ。ですが…」


ミーナは話を途中で区切り寂しい顔になった


「どうかしたのか?…なにか問題か?」


俺は不審に思いミーナに問いかけた。


すると、ミーナは急に俺に近づき…


目にもとまらぬ速さで抱きしめてきた。


「エリック…」


ミーナのその声は震えているものだった…


(さすがに、ここでああだこうだ言うのは…よくないだろう…)


俺はミーナに抱かれるがままにして立っていた。


そして、ミーナが落ち着いたのを見計らって俺は声を掛ける事にした


「ミーナ、落ち着いたか?」


俺は優しく声を掛けた


「ええ、ありがとう…エリック」


ミーナはお礼を言えるほど落ち着いたようだった。


(今なら聞いても大丈夫そうだな)


「ミーナ、何があったんだ?この国を離れるのに何か関係しているのか?魔物の討伐か?それなら、俺が片付けてくるぞ」


ミーナが抱き着いてきた理由が魔物によるものだとしたなら単純明快な答えだ…そして、すぐに解決できる…だが、そんな世の中は甘くないようにできているものだ


「そうですね…この国から依頼されたことに関係していますね…それも…おおいに」


なにかしらの意味を持った言葉が ミーナの口から発せらた


「それは、なんだ?ミーナがそこまでなるものなのか?」


「そうなのです!エリックに!1週間も会えなくなってしまうのですよ!?私は…私は…どうやって生きていけば良いと言うのですか!」


世の中は…甘くないようにできている…はずだ…


だが…


(これは甘いな…)


俺は自分が思っている以上に深刻な話だと思っていたが…案外軽いはなしだったらしい。


「ミーナ…それぐらい我慢しろ…」


俺は冷たく突き放した…


「我慢など!できるはずもありませんわ!」


真剣になって聞いていた自分が段々とバカバカしくなったきていた時、ミーナが何かをひらめいたような顔をした


「そうですわ!私がちゃんと依頼をこなすことが出来たら!エリックから何かプレゼントをくださいまし!そしたら、私もやる気が出ますわ!」


ミーナは目をキラキラさせながら俺に提案をしてきた


「わかった。その依頼をちゃんとこなす事ができたら、構わないぞ」


俺はミーナがやる気をだしてもらはなければ国からの依頼をちゃんとこなせないと思い承諾した。

















 実戦訓練当日…


「それでは、メンバーを発表していくぞ」


先生はそう言うと次々に名前を呼びグループを作らせた。クラスのメンバーが5人ずつ名前を呼ばれグループが出来ていく中、俺の名前は未だに呼ばれていなかった。


「そして、最後になったが、カルロス アメリア エカテリーナ レティシア そして、エリックだ。このメンバーは他の所と比べても一番個人の差があるメンバーになっている。上位メンバー3人に下位メンバー2人と言う構成になっている」


先生が俺達の構成の説明をした。


俺は誰が同じメンバーになろうと異論はなかったが…

ずっと黙っていたカルロスが異論をとなえた


「先生!この構成はなんですか!剣士の恥と一緒のメンバーだなんて、なんの冗談ですか!」


「異論反論は認めん!静かに従え」


先生は自分の選んだ構成によほどの自信をもっているのか異論を断固拒否した。


「な!先生!」


「うるさいぞ!お前のくだらない話を聞いてやることはできない」


先生はカルロスが異論をとなえるのを予想していたような発言だった。


「それでは、実戦訓練をするレバノン大森林に入る前に注意事項だけ話しておくぞ。レバノン大森林の奥にはかなり強い魔物もいる…だが、今回お前たちが相手をするのは手前にいる下級魔獣のたぐいだ、決して…奥には進むなよ。それに、今回は不測の事態に備えて現役の兵士が来てくれている。何かあったらここまで来るように!それと、言わなくてもわかるとは思うが…仲間同士で傷つけあうのは当然ゴハットだ!それでは!ご武運を祈る!」



先生がそう言うと生徒達は徐々に森の中へ入っていった。

次回は!

暁 皇成!私自信が!好きなシーンが!出ると思います!

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