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剣術学校の赤点候補生  作者: 暁 皇成
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実戦訓練5

昨日の投稿で祝!1ヶ月でした!

すっかり忘れていました。

「さっそくですが本題に入らせていただきます。よろしいですかね?」


校長先生は私に確認を取り本題に入ろうとした


「構いませんわ、大事なお話だとお顔に書いていらっしゃいますので」


私は冗談交じりに本題に入ることを許した。


「そんなにですか?…そんな顔に、出ていますか?…お恥ずかしい限りです。」


校長先生が苦笑いを浮かべたのを見て私は優しい目で校長先生にニッコリと笑いかけた


「いえいえ顔に書いてあると言っても多少ですから、気にする必要はありませんよ。それより本題をお願いします」


「おお、これは失礼しました私としたことが…それでは…ミーナ様とガモフ様がお連れになられたエリック君ですが、昨日の剣術大会で…申し上げにくいのですが…1勝もできずに学校順位最下位と言う結果になってしまいました…」


(やはり、エリックの事でしたか…それにしても…最下位ですか…)


「そう…ですか…負けた原因としては、何が考えられます?」


私はエリックが負けた原因など元々わかっているが、それを自分の中で否定しようとした結果が口に出ていた。


「こう言ってしまえば聞こえは良いでしょうけど、エリック君は惜しいところまで行っていました。本当に…惜しいところまで…」


校長先生は妙に何かをかくしているような喋り方だった


「校長先生?それはつまりエリックの実力が相手選手と互角に戦えるだけの実力があったのにも関わらず惜しくも負けてしまったと言うことですの?それとも…試合が始まる前から実力差が有り、いくらあがいても勝てないところをエリックが惜しいところまで持って行った。と言う事ですの?」


私は核心をつくような質問をした


「それは…前者ではないでしょうか…」


校長先生は額に光るものを滴せながら答えた。


「曖昧な答えですわね…勝ち目の有る惜しさと勝ち目のない惜しさはかなり変って来るものですよ?」


私の話を聞いていた校長先生は急に頭を下げた


「すみません…いい訳にしかなりませんが、私は直接エリック君の試合を見ていたわけではないのです…」


「そうでしたか…わかりました。その件を伝えていただきありがとうございます」


私は校長先生にお礼を言った


「いえいえこちらこそ急にお呼びして申し訳ないです。それと…あともう1つエリック君の事でお伝えした事がございまして」


剣術大会の事で話が終わると思っていた私は聞き捨てならない事を耳にした


「エリックが何かをやらかしたのですか?」


私は回りくどい言い方をせずにストレートに聞いた。


「いえ、そう言うわけではないと思うのですが…今回も私が直接見たわけではないので分かりかねるところではあります…」


「それを踏まえた上でお聞きしますわ、何がありましたの?」


校長先生の言い分を了承してエリックの話を、うながした。


「私の聞いた話によると、エリック君はクラスの生徒達とあまりうまくやっていけてないようなのです」


「どういう事ですの!?」


校長先生の話を聞いていた私は何を言われたのかわからなかった。


「エリック君は親しく話す人も居なければお昼になると1人で屋上にいったり食堂にいったりしているそうです。そして、大変申し上げづらいのですが…エリック君のどこかが気に食わないのかエリック君を敵対視している生徒がいるとの報告も上がってきています。」


その言葉を聞いた瞬間、時が止まったように感じられた。


「エリックが嫌われていると言うのですの?…」


信じられないようなそんな言葉に私は不安に駆られた


(エリックは…私に気が付かれないように平常心を装っていた?…それとも、敵対視されているのに気がついていなかった?…いいえ、エリックは気が付かないはずがないですわ…)


私は自分の心の中で自問自答していた。















エリックが広間を出る前に私が聞いた

『学校は楽しい?』

と言う質問に対してエリックは

『楽しい』

と答えた。


だが…校長先生の話を聞いた後だとエリックの言葉が例え本当に楽しかったとしてもすべて嘘のようにしか聞こえなくなってしまった。

すみませんが、明日予定が重なり投稿出来るか分かりません。

なるべく投稿したいと思っていますが…

無理かもしれないのでご了承ください

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