表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣術学校の赤点候補生  作者: 暁 皇成
27/78

剣術大会8

今回で剣術大会編が終わる予定です!

いつもご愛読ありがとうございます!

それと、晴れて!アクセス数1万回を!突破しました!これからも!よろしくお願いします!

俺は1回戦敗北した後一人で体育館裏に行き、空を眺めていた。


(青いな…平和な空だ…いつぶりだろうか…こんな空を見上げたのは…)


俺は昔を振り返りながら空を見て、たそがれていた。


そこに一本の放送が入った


『次の試合が始まるので1回戦敗北してしまった生徒は体育館までお越しください。繰り返します。1回線敗北してしまった生徒は体育館までお越しください』


「いかないとな…」


今は…戦いに負けても何も背負うものはない。


あるとすれば、成績が落ちる程度…










1年前…魔王討伐は負けることが許されなかった。


負ければ人々は死ぬ…みんな平等に死ぬ。


早いか遅いかの違いはあれど、人々は魔王に殺されてしまう。


そんな状況で俺達は立ち向かった…人々の期待が逆に自分のおもりにすらなった。


そんな時に比べれば、今回の剣術大会は自分の事だけを考えればいい物だった。


だが、一般学生が人々のためにと考えながら戦うのは無理があるだろう。


(結局は、平和が一番だな)


俺はくだらない事を考えながら体育館へ向かっていた。











「それでは!下位メンバー2回戦目開始!」


その言葉で2回戦目が始まった。


先程戦ったドミニクよりは今回の対戦相手の方が弱く感じたが…誤差の範囲だった。


そんな相手に俺は勝てるわけもなく…完敗となった。


(負けてもいい戦いか…初めてだな…)


俺は剣を持つ前は『負け』と言う2文字は存在しなかった。


だが、剣を持ってから『負け』と言う2文字しか存在しなくなった…



そして下位メンバーと上位メンバーの試合が次々と終わっていき、残すは準決勝と決勝のみとなった。


俺は最後まで残ってしまった人の中に入っていた…


(入学する前にガモフが言っていた事は正しかったようだな…『絶対に赤点を取る』か…ガモフが校長先生に頭を下げていなかったら…俺は今頃、この学校を退学させられていたかもしれないな…)


俺は心の中でガモフに感謝した。


『準々決勝で、おしくも負けてしまった4人の生徒は体育館に集まってください』


ガモフに感謝をしていた時、放送で呼び出されてしまった。


俺はその放送に従い体育館へ向かった。










「下位メンバー準決勝!はじめ!」


俺は戦闘開始の合図を何度聞いたのかわからなくなりつつあった。


だが、その合図は最後まで聞く事になった… 


そして、下位メンバーによる決勝戦は上位メンバーの優勝者が決まってから試合がおこなわれると連絡が届いた。


(上位メンバーの準決勝は、闘技場でやるようだが…随分と金をかけているみたいだな…)


上位メンバーの準決勝からは…闘技場を借り、戦う場所が体育館から本格的な戦いがおこなえるように移動になった。


その闘技場は円状で中心で戦えるように整地されており、その周りを石で出来た壁が囲っていた。


綺麗に積み上げられた石の5メートル上に観客席が存在していた。


俺達一般の生徒は観客席で試合を見ることとなった。


俺は不意に中心に集められた4人の生徒中にある人物を発見した…


それは、意外な事にアメリアだった。


なんと、アメリアが上位メンバーの中に食い込んでいたのだ…


「それでは、準決勝まで勝ち残った4人を紹介いたします!ジェイムズ・オリバー!トーマス・ローガン!カルロス・アドルフ!そして!準決勝戦唯一の!女性!アメリアー!」


司会と思わしき人の解説で、俺はアメリアだと確信を持てた。


(剣の才能はあると思っていたが…ここまでとはな。剣をまともに持って1ヵ月でここまで成長するとは…)


俺は少し驚いてしまったが、心の中でアメリアを応援した。



(がんばれ…)

今回話がめっちゃ早く進んでしまい申し訳ないです。

明日は新しい章が始まる予定です!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ