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剣術学校の赤点候補生  作者: 暁 皇成
26/78

剣術大会7

このまま行けば、明日にでも!

アクセス数が!

1万回を超えると思います!

いつもご愛読ありがとうございます!

これからも!よろしくお願いします!

「おかえりなさいませ、エリック様」


「ただいま。ミーナはきてる?」


学校から帰ってきて早々に俺はミーナの居場所をメイドのエーベルに聞いた。


「はい、つい先ほどお着きになられました」


「ちょうどよかった。それで…俺の部屋かな?」


十中八九俺の部屋にいると思うが、万が一にも違う場所に居るとまたエーベルに聞きに行かなければならなくなり、二度手間になることは目に見えているためここで間違えがないか確認のためにエーベルに聞いた。


「ミーナ様でしたら広間にいらっしゃいます。それと、ガモフ様とご一緒です」


俺はその言葉聞き、ちゃんとエーベルに聞いといてよかったと心底思った。


「ガモフもいるのか?」


安堵していた俺は冷静になり先程エーベルが口にしたことを思い出し疑問を覚えた。


「はい、ミーナ様とお話をされております」


「わかったよ、ありがとうエーベル」


俺はエーベルに感謝を告げ広間に向かった。

 









コンコンッ!



俺は広間の扉を叩いた。


中にいる人の返事を待たずに扉を開け放った


「取り込み中だったか?」


俺は一応確認を取ることにした


「おかえりなさいエリック」


「おお、エリックー!久しいのう!元気じゃったか?」


俺が部屋に入るなり二人とも、話しかけてきた所を見るとそこまで重要な事は話していないようだった。


「ただいまミーナ、ガモフも久しぶり」


俺は二人に返事を返し空いている席に腰を下ろした。


「二人してなんの話をしていたんだ?」


重要な話ではないと思った俺は回りくどい言い方をせず単刀直入にこの話を持ち出した。


「エリックが英雄だとバレそうになったと報告を受けた時、真っ先にエリックの家に向かったのじゃが…あいにくエリックは不在でのう…出直そうと思ったのじゃが、そこに丁度ミーナが訪ねてきてミーナに詳しい話を聞いていた訳じゃ」


ガモフは詳しく説明してくれたが、その話の中で気になることが一点だけ存在した。



俺はミーナの方を向いた


「言ったのか?…」


「ダメでしたか?」


ミーナは何を聞かれたのか瞬時に理解したようだった。


俺はガモフの耳に入らないようにミーナに相談したのだが…

ミーナはガモフに報告してしまったらしい…


だが、


(口止めをしなかった俺が悪いな…)


などと自分でもあやまちを理解し、次回からは…ちゃんと確認を取ることを心に決めた。


「なんじゃ?ワシは聞かない方がよかったのかの?」


ガモフが気を使ってくれたのか、席を外そうと立ち上がった。


「いいや、大丈夫だ。過ぎた問題だ今更どうこうできるものでもないしな…」


「そうか?ならいいのじゃが…それよりエリックは何かの用でここを訪ねたのかの?それとも、ワシに会いたくなったのかの?」


ガモフは俺がここに来た理由を問いかけてきた。


だが、後者は多少あるかもしれないが…それだけの理由では来たりしない。


そのため、答えは前者であった。


「ミーナに剣術を習いたくてな…」


 










「それでは!1回戦開始!」


そのマイクで拡張された言葉で剣術大会が幕を開けた。


トーナメント1回戦は人数が多いため体育館で複数試合を同時に行い、1試合に1人の教員が付き審判をするというような感じで試合がスタートした。


1回負けたら優勝はできないようになっているが…

負けた人にはワースト1位トーナメント表に名前が乗ることになる。


そのトーナメントでワースト1位を取ってしまったら…めでたく、

毎日掃除をする羽目になる。


というような流れだった。









1回戦の俺の相手は…カルロスとかなり仲がいいドミニクだった。


「よお、赤点候補生くん。せいぜい瞬殺されないようにしろよ?ハハハ」


ドミニクは俺を舐めたように挑発してきた


「弱い犬ほど良く吠える…」


俺は小声で独り言を喋った。


(約1ヵ月間、ミーナに協力してもらって…練習した…どこまで通じるか…試してみたくなるな…)


俺は昔の自分とは違うと自分に言い聞かせ、

ドミニクに挑んでいった… 














そして、俺は手も足も出ずに…1回戦敗北となった。

エリック…剣士向いてないんじゃないの?…

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