剣術大会4
登録者数30人超えましたー!ありがとうございます!これからも!よろしくお願いします!
俺は屋上から階段を降りて行った。
そして、教室に戻った。
「先生今戻りました。」
俺は屋上で何事もなかったように平然と先生の前に姿を現した。
「随分と遅かったな。まぁ、よしとするか。さっさと着替えてグラウンドにでるぞ、そしてさっさとおわらせるぞ」
「はい」
先生は俺の言葉を聞き届け先に教室から出て行った。
「さっさと終わらせてどうする…補習の意味がないだろ…」
俺は先生が居なくなってから先生にツッコミを入れた。
「だが、これが…学校ってものか…補習も悪くないな…」
俺はすばやく着替え教室を後にした。
俺はグラウンどに出て、既に先生が準備をしてくれたのか入学してきた当初に使っていた試し切り用巻き藁が数本用意してあった。
「よし来たな、始めるぞ」
先生の言葉を合図に剣の練習が始まった。
先生は必死になって俺に教えてくれていたがそれは、俺のためにやってくれているのか先生がただ早く終わらせたかったのか分からないが、俺の想定していた時間よりはるかに早く補習がおわった。
「今日はここまでだ。暗くなってきているから気をつけて帰ろよ、それと明日は遅刻するなよ」
(俺が今日遅刻したみたいな言い方だな…今日はセーフだろ…)
などと思っていても口にはしない…
言ってしまうのは楽だが、それを言ってしまったら
理屈っぽいなど
俺に口ごたえをするな!
と言われ、これから補習すらやらせてもらえなくなる可能性が多少なりとも存在する…そのため、俺は大人の対応で何も言わずに教室を目指す事にした。
俺は教室へ向かった歩いていた時不意に後ろを向いた…
すると先生は練習用に用意してくれた道具をすべて片付けていた。
(片付けを手伝った方がいいのか?…)
俺は歩きながら考えたが、あまり俺が手伝えるようなものはなさそうなので、そのまま教室へ戻っていった。
俺は教室に着き、着替えた後に帰り支度を整えた。
「忘れ物は、ないな…」
誰もいない教室で独り言を喋った。
すると、俺は少し自分が寂しくなってきた…
「一人で何をしているんだよ…俺は…」
などと思いながら教室を後にし、階段を降りていった。
すると、俺と同じく階段を降りている生徒が居た…その髪の色は綺麗なエメラルド色だった。
「アメリア」
俺は疑いもなく階段を降りていく生徒の名前を叫んだ。
階段を降りていく生徒は少しずつ俺の方を向いた
「エリック君?…どうしたの?」
その声に美しい顔は疑いようのないアメリア本人だった。
「今帰りか?」
俺はこの時間までアメリアがいるのは珍しいと思い質問をした
「え、うん。エリック君も?」
「ああ、補習をやらされていた…そっちはどうしたんだ?」
「私は…」
アメリアは開いていた口を閉じた、
「まぁ、いっか…」
と、アメリアが独り言を発した後再び口を開いた
「エリック君…これは内緒にしてくれる?…講座の後、教室に戻ってきた時に机の中に手紙が入っている事に気が付いたの…それで、手紙で呼び出された場所に行ったの…でも、いつになっても誰も来なくて…私は、騙されたのかな?…」
アメリアは泣きそうな目でこちらを見てきた。
「そうなのか、大変だったな…その手紙には名前は書かれていなかったのか?」
俺は何気なく聞いた質問だったが、予想もしていなかった回答が飛んできた。
「書かれていたけど…多分…いえ、確実に違う名前を使っていると思うの…」
「それは、またどうしてだ?」
(わからないな…なぜ、確実に違う名前だと分かったんだ?…)
「それは…名前が…エリックよりって書いてあったんだよ?…」
アメリアの言葉を聞いていた俺は余計に訳の分からないことになった。
(俺の名前だと?…俺はそんなものを書いた覚えも机の中に入れた覚えもないぞ…これは、もしかして…あれか…)
俺は頭をフル回転させ、なぜ俺の名前を使われていたのか。
その答えに辿り着いた。
「アメリア、もしよかったらその手紙みせてもらえない?」
「え!?いいけど…どうしたの?」
アメリアは驚いたようだったが俺に手紙を渡してくれた。
俺は渡された手紙を開き上から下へ読み進めていった。
すると、俺の名前の下に…訳の分からない語言が存在していた
「アメリア、これは?」
「私もわからないの…エリック君なら知ってると思ったけど…」
(確か、これは神々の時代に失った語言だったような気がしたな…意味は…)
神々の語言だと?
何語だ!