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剣術学校の赤点候補生  作者: 暁 皇成
21/78

剣術大会2

段々と!ブックマーク登録者数が増えていっています!本当に!本当に!!

嬉しいです!

これからも!投稿して行きますので!ご愛読の程よろしくお願いします!

俺は屋上を目指し、階段を上っていた


(嘘でも本当でも、これは…ラブレターで…あってるよな…)


俺はポケットに手を入れて手紙が入っているか確認した。


(もし、本当のラブレターだったら…俺が付き合いましたってミーナとガモフに報告したら…めんどうな事になりそうだな…)


俺はミーナ達に報告しているシーンを想像して、ほぼ確実にめんどうな事になると確信した。


だが、本当のラブレターと決まった訳ではない…俺は話を進めすぎていると思いこの考えを放棄した。


そして、屋上への扉が見えてきた。


(ヘタな期待を抱かない方がいいな…期待が大きいほど、絶望も大きくなるものと聞いたことがある)


俺は考えを放棄した話をまた掘り出して自分が置かれた立場に笑ってしまった。


そして、俺は無造作にドアを開け放った…


すると、そこには…


誰もいなかった…


(俺は遅く来た方だと思うが…もう、帰ってしまったか?)


周りを見渡しが、人影は何一つなかった。


「さて、どうしたものか…」


俺は帰るか、待つかどうすればいいのか分からなかった。


すると、突如として頭上から俺を殺すかのような勢いで誰かがヤリを持ちながら落下してきた。


(グランドハードニング…)


俺は瞬時に無詠唱の硬化魔法を発動させ、真っすぐ落ちてくるヤリの先を、手で掴み受け止めた。


すると、ヤリを持っていた人物が、俺の手からスルリとヤリを抜き屋上に着地した。


「やっぱり、無理だったでしょ?」


不意に後ろから聞いたことがある女性の声が聞こえてきた。


俺は声がした方向へ顔を向けた。


そこには、目を疑う人物がいた。


「サラ・エイミー…」


俺がその名を呼ぶとエイミーが俺に手を振ってきた


「まったく本当に、俺の一撃を防ぎやがって。こんちくしょう…」


先程ヤリを使って攻撃してきた人物が悔しそうに話してきた。


そのヤリを持った男の声も聞いたことがある声だった。


「サミュエル・ジョセフ…か?…」


俺はそう言いながらヤリを持った人物の方を向いた。


「何もできないような顔をしているクセに、なんでもできるお前が気に食わねえ…」


「ジョセフ…顔で決めちゃいけないでしょ~」


英雄のジョセフとエイミーの二人で俺を挟んで会話を始めてしまった。


「どうして、ジョセフとエイミーがここにいるんだ?」


俺は訳が分からなくなり、溜まらず聞いていしまった。


すると、ジョセフは急に笑い出した


「ハハハ、そりゃお前、俺がラブレター書いたからに決まってるだろ?」


ヘラヘラしたような話し方だった。


「まじでか…」


「まじのまじ大マジだぜ?」


俺が確認のために聞き直したが…確認は必要なかったようだった。


「お前…俺の事が好きなのか?…」


俺はジョセフが間違った恋愛をしようとしているのではないか心配だった。


「は?…」


ジョセフは何を言われたのか理解していない様子だった。


「アハハハ、ジョセフ!ホモだと思われてるよ!ハハハ」


俺は真剣に聞いたのだが、エイミーは大爆笑といったような感じで屋上が笑い声で響き渡った。


「そういうところも気に食わねえな…バカにされている事に気が付けよ。そんなんだから友達もできねえんだよ」


(バカにされていたのか…ジョセフの事を心配して損したな…)


俺が損をした気分になっているとエイミーが関心したような口調で喋りかけてきた


「ふ~ん、案外ジョセフも優しいところがあるじゃん」


「うるせえ、ちゃかんすじゃねーよ」


ジョセフは瞬時に否定した。


「お前をバカにした俺が一番バカバカしいな」


ジョセフは完全に俺に呆れたようだった。


不意に俺はあることを思い出した



「そういえば、まだ俺を呼び出した理由を聞いてなかったな。いきなり呼び出して、いきなり殺しにかかってくるだけじゃないよな?他にちゃんと話があるだろ?そんなふざけた理由だけで俺を呼び出した訳じゃないだろ?」

英雄の、一撃を片手で受け止めた…だと…!?

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