神をも、しのぐ魔王2
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「ワシらも戦うぞ!」
その神が発した言葉で他の神も動き出した。
瞬間最上級天使を吹き飛ばしたヤツを今度は神々が吹き飛ばした。
「久しぶりに体をうごかしたわい…」
「まったく…たまには体を動かさないと、いかんのう」
「体が固まって全然本調子でんわ」
神々が発した言葉に下級天使上級天使は驚きをかくせなかった。
みんな口々に…
「今ので…本調子じゃないのかよ…」
などと、少し呆れた様な感じはしたが…
「さすが、神様だ…」
と、みんな尊敬していた。
そして魔王軍も神の強さに驚いてはいたが最上級クラスの奴らはすでに驚きは消え戦闘態勢に入っていた。
「なんじゃなんじゃ?魔物は知性に欠ける生き物だと思っておったが…最上級クラスになると違ってくるのかの?」
「あれは、ちーっとばかし、やばくないかの?」
「ああ、魔物は単体でかなりの強さを持っている…じゃが、あれは。集団行動ができておる…あれも、魔王の力ゆえなのかの…」
「厄介なんてもんじゃないのう…」
「愚痴を吐いても今の現状は変わらないわい。やるしかないの」
「いくぞ!」
その言葉を発した途端目にも止まらぬ速さでその場から姿を消した。
天使達は神々のスピードに目が追い付いていけてなかった
「神様たちが急に消えたぞ…」
「すごい…」
唖然とした言葉だが天使たちはその言葉以外言葉が見つからなかった。
だが、魔物の陣形は
前衛に魔獣。
中衛に悪魔。
後衛に魔人。
という配置で完璧な陣形とも言える物だった。
そして…後衛の魔人の放った魔法で神の一人が飛ばされ前衛の魔獣の素早い攻撃で神の幾人かが吹き飛ばされた。
だが、残った者で前衛の魔獣を力づくで数体を吹き飛ばしていった。
続けて、統率が取れている魔物たちは
中衛にいた悪魔が残りの神たちを吹き飛ばした
「すさまじい戦いだ…」
「だが、我ら神様たちが少し押されている…統率が取れた魔物はここまで厄介なのか…」
「両者一撃で相手を飛ばしていく…すごい力の競い合いだな…」
天使たちは戦っているスピードには追いつけないが飛ばされたことは壁が破損したためようやくわかった。
魔物達に飛ばされて壁に埋まっていた神たちは続々と壁から出てきた
「まったく…体が固まって相手の攻撃をよけれもせんわ」
「じゃが、今一発をもらったおかげで肩こりが治ったようじゃ」
「ワシもじゃ先ほどよりも体が軽いわい」
「それじゃ次は決めるとするかのう」
その言葉で神々たちの後ろに後光が差し込めた。
瞬間、
またしてもその場から
ドカンッ!
という音と共に瞬時に消えていた。
元居た場所にはクレーターができていた。
そして、前衛にいた魔獣達数体が同時に後衛に吹き飛ばされたいった。
続いて中衛の悪魔も吹き飛ばしていき、
最後に魔人までもぶっ飛ばした…
一瞬の出来事で天使たちはもちろん魔物達も理解が追い付いていないようだった
「年は、とりたくないのう」
「本調子がでるまでに時間がかかるなんてのう…なさけないわい…」
吹っ飛んでいった魔物をよく見ると複数殴られた跡が残っていてすでに行動不能な状態まで追い込んでいた。
「さて、残りの魔物を片付けておわりかのう」
「いあいあ、もうお前さんはボケがきとるんか?最後の強敵を忘れてはおらぬか?『ゴゴゴゴゴゴ!!』ほれ、おあつらいむきに向こうから来たわい」
「さあ、最後の戦いじゃ!気合い入れんかい!」
『神だかなんだか知らんが。私のシモベをよくも可愛がってくれたわね。お礼に私も君たちを可愛がってやるぞ?』
「魔王のくせに面白い事を言いよるの」
「誰が誰を可愛がるんじゃて?わしの聞き間違えかのう?」
『フハハハハ、これだから老いぼれは。神も世代交代の時がきたのだよ諸君』
続けて魔王が呪文を唱えた
『フルメテオ』
その言葉と共に神殿宮廷が黒炎に包まれ最上級天使すら一瞬にして溶けて行った。
「魔王め…いきなり大魔法を打ち込み追って…ワシらも出し惜しみしている暇はないわい!やるぞ!」
そして、
魔王と神々の戦いは幾年にも続き決着がついた…
結果、
魔王が勝ったものの神々との戦いのせいで体力ならびに魔力も底をつき。
世界を支配できずに眠ってしまった…
厨二病全開