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剣術学校の赤点候補生  作者: 暁 皇成
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思わぬ来訪者2

昨日の、ばんかいは…出来ないかもです。

ですが、これから、また、面白くなっていきます!引き続きお読み下さい!

カルロスが自分の席に戻ったところで、

先生が話を始めた。


「さあ、授業をはじめるぞ。おっと、その前に連絡だ。明日から剣の練習が始まるから自分の剣を持っている人はもってきても構わないぞ。持ってない人は学校が貸し出すから安心しろ。あとは体操服を全員ちゃんともってくるんだぞ」


(剣の練習か…昨日いきなり俺には才能がないと分かったばかりなのにな…)


俺は明日からはじまる剣の授業で本当に強くなれるのかどうか心配になってきた。


「それと、1週間後に途中経過の剣術テストをおこなう。安心しろそこまで難しいテストではない。それゆえに…剣術があまり上達していない生徒には先生とミッチリ練習だぞ」


「え~、ミッチリ~?」


先生の話を聞いていた生徒が嫌そうな口調で喋った。


「え~ってなんだ。え~って…先生だってな?めんどくさいんだぞ?だからお前たちに頑張ってもらいたい」


(俺に言ってるのかこの教師は…そういう嫌味は言わなくて良いのにな…)


俺は心の中でため息をした。


(さて…本当に…どうしたものか…)


などと、授業中に考えていたらいつの間にか放課後になり、


教室にはほとんど人が残ってはいなかった。


「さて、帰るか…」


俺は小声で呟き自宅へ帰り明日のために早めに寝る事にした。















 次の日…


剣を使った練習が始まった。


「最初はみんな素振りからはじめるぞ、みんな剣を構えろ。それと、いいか?まだ素振りの時間だ間違えても友達同士でも剣を交えるような事がないようにな!いいいか?決してだぞ!」


念を押して、

注意するように担任の先生が何度も叫んでいた。


先生の言う通りみんなは隣との間を開け素振りを始めた


シュッ!


シュッ!


シュッ!


俺たちの周りは剣が風を切る音で騒がしくなった。


何人かは経験したことがあるのかフォームが完璧で先生に何も言われず素通りされた。



だが、


俺の前で先生が止まった。


「エリック、なんだそのフォームは!ふざけているのか!ちゃんとやれ!ちゃんと!」


先生のその言葉を聞き俺は少しの苛立ちを覚えた


「先生、俺は何もふざけてやってないです。ちゃんとやってます」


だが…


「その素振りのどこが!ちゃんとやっているんだ!」


先生には俺がふざけてやっているように見えたらしい。


(ちゃんとやっているんだがな…理不尽にも程があるな…)


「ほんとに…ちゃんとやっているんですけど…」


「そうか、あくまでもお前は私に歯向かうと言うのだな?だがな、年上の人の言う事を聞いた方が身のためだぞ?魔物と戦ったことのない君たちよりは魔物と戦った経験のある人たちの方がいざとなった時に動けるものだ。そして、その戦い方も知っている。だから、戦った経験もした事がない君たちよりははるかに俺は戦い方や知識も豊富なのだよ。」


先生の言っていることは正しい。


だが、


俺より魔物と戦った事のある人物はそうそういないだろう。


急に昔の記憶がフラッシュバックしてきた…





魔物を見つけ殺し、追いかけ殺し、再起不能になるまで徹底的に殺す…容赦はしない、情けなどあるはずがない。そんな情けを掛ける余裕があるのなら殺した方が効率的だ。





(昔は、よく魔物を追いかけていたな…そして、先生が言っている経験の話も正論だな…)


「知識や経験は、時に…力の差さえ覆す…昔聞いた事がある話です。わかりました、先生。俺に剣の使い方を教えてください。」


俺は先生のメンツを立てることにした。


「そうか、わかってくれたか!よし!先生が一肌脱ぐとしよう!」


(少しおだてれば、これか…かるいな…)

今回少し文字数が少なかったですけど。

すみません。キリがよかったのでこれだけになってしまいました。

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