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プロローグ7

 正直、あまりの展開の緩急に、意味が分からなかった。

 目の前で胸を骨に突き刺されて血を吐き、前のめりに倒れる男性。

 大量の血が玄関先に広がる。

 そのあまりの血の多さに、今まで味わったことがない悪寒を感じ、俺は硬直した。

 音がした。骨と骨がぶつかる。そんな音が。

 何も考えられず、条件反射的に音のした方を見ると、そこで………最初に倒された骸骨犬が再生を始めていた。

 全身から出ていた炎が、ばらばらになった骨を回収。そして、まるで巻き戻しされているかの様に、骨が次々と組み立てられ、元に戻る骸骨犬。

 骨を回収している炎は、男性の胸に突き刺さっている骨にも細い炎で繋がっていた。そして、まるで紐のように骨を引っ張り、一気に男性から骨を抜いた。

 抜かれた骨は骸骨犬のろっ骨に収まり、身震いして炎を散らす骸骨犬。

 確信的な予感を感じ、他の倒された骸骨犬を見ようと視線を変えると、骸骨犬の再生と更なる絶望的な光景が俺の視界に入った。

 骸骨犬をあっさり倒した剛鬼丸が『すうと消える』のを目撃したからだ。

 助かったと思った直後のこの奈落に、俺は絶望するしかなかった。

 再生した骸骨犬達は、俺の周囲を取り囲み、徐々に間合いを詰めてくる。

 死が、目の前に……………………?……………………??………………!?

 そして…………気が付くと……………俺はどこかの公園にいた。

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