表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
394/471

番外編#1

 「はぁ〜い、どうもぉ〜」

 「………誰だ?ってか、何だ?これ?」

 「んもぉ〜連れないな夜衣斗君………まあ、私を知らないのは無理もないよね。私は、第四章で登場予定の新キャラだもん」

 「………新キャラ?………また増えんのか………」

 「じゃんじゃん増えるわよ。なんてったって、次章はそういう話だから」

 「………まあ、物語の設定上、キャラが多いのは仕方がないが………っで、あんたは誰で、これは何なんだ?」

 「私は、星波学園高等部三年マスメディア部部長、早見(はやみ)芽印(めいん)。っで、今回の話は、増えすぎたキャラの補完の為の………番外編ね」

 「………番外編ね…………っで、具体的には何をするんだ?」

 「今まで登場した基本的な設定と、登場したキャラの紹介?」

 「………なんで疑問形なんだよ?」

 「だって、それだけじゃ面白くないでしょ?やるんだったら面白くしなくちゃって思って」

 「………要はテレビアニメとかで合間に入る総集編みたいな感じなんだろ?………そんなんだったら、この俺達のやりとりすらいらない気がするんだが………大体、何で俺の相手があんたなんだ?美羽さんや飛矢折さんは?一様彼女達がヒロインだろ?」

 「まあまあ、いいじゃない。今、彼女達は大変な目に遭っててこんな事やってらんないだろうし」

 「………それを言うなら俺もだろうが………はあ……まあ、いいさ、なんだて………めんどくさい」

 「っむ!こんな美少女の相手をしているのにめんどくさいですと!?」

 「………どんな容姿かまだ分かんないのに美少女ね………まあ、頑張れば?」

 「何を!?」

 「………さあ?」

 「ああ!どんどん夜衣斗君がやる気をなくしてる!……えっと、じゃあ、こうしましょう。簡単な説明の後に、私達の感想を入れる」

 「………めんどくさ」

 「めんどくさくてもやるの!じゃあ始めるわよ…………あ!言い忘れましたが、今回の話は、あくまで補完的な話ですので、今まで出てきた設定やキャラをちゃんと覚えている方は読まなくてもそんなに問題はありませんので。ではでは」


 「じゃあ、まずは物語のタイトルである『武装守護霊』から行きましょうか?」

 「………お好きに」

 「もう!もっとやる気出す!」


武装(ぶそう)守護霊(しゅごれい)

 ・星波町限定の精神寄生体。

 ・通称『武霊(ぶれい)

 ・十年前から星波町で発生する様になり、人に寄生してその者の意志力を糧に生きる。また、同時に起きる様になった星波町から出ると武霊に関するあらゆる事を忘れ、物証などが消失する『忘却現象』により星波町外では星波町の現状は知られていない。

 ・経験則で得られた事以外何も分かっておらず、どこから来たのか、何故星波町でしか発生しないのか、その正体全てが分かっていない。

 ・寄生している者の心を構築しているイメージを元に自らの姿を変化させ、寄生者が危機に陥ると意志力を大量に消費して具現化する。そして、イメージを基にした能力・機能などを、例えどんなに非現実的なものでも行使出来る。

 ・武霊に限界以上の意志力を消費されると意識を失い、一日、人によっては一カ月、最悪は一年以上意識不明になる。

 ・寄生者が危機に陥って具現化する以外に、武霊チルドレンがばら撒いている『強制武霊覚醒薬』などで具現化させる事も出来る。

 ・具現化する事が出来た武霊は、寄生者の指示に従って再具現化出来る様になり、寄生者が武霊を操れる様になる。その者の事を『武霊使い』と呼ぶ。

 ・例え寄生している者の心を構築しているイメージの中に攻撃的な部分がなくても、武霊には何らかの攻撃手段が必ず現れる為、『武装』。寄生者の精神から外に出る時は大体背後から現れ、具現化していないと特定の人間(武霊使いなど)にしか見えない為、『守護霊』。まとめて武装守護霊と呼ばれる様になった。

 ・武霊の具現化には段階があり、段階ごとに具現化の仕方が違い、段階が上がるほど武霊使いに掛る負担や武霊の再現度・能力が上がる。

  ・レベル1『通常具現化』=その基となった記憶・イメージ通りの姿形で具現化。ただし、何もせずに具現化するとその多くがイメージより大きくなる事が多い。

  ・レベル0.5『制御具現化』=通常具現化を加減し、その大きさを通常の以下にする具現化。これの応用で、部分具現化が出来る。

  ・『部分具現化』=武霊の一部を具現化。

  ・レベル2『倍加具現化』=通常具現化を何倍の大きさにしての具現化。

  ・レベル3『憑依具現化』=武霊使いの身体に纏うように具現化。通常の具現化と違い、その姿は半透明になり、武霊と感覚が共有され、武霊使いの意志で動かす必要がある。

  ・レベル4『倍加憑依具現化』=憑依具現化状態での倍加具現化。通常の倍加具現化と違い、その姿は半透明で武霊と感覚が共有され、武霊使いの意志で動かす必要がある。

 ・これ以上の段階もあると思われるが、自然に至った最大の段階がレベル3までで、レベル4は今の所はぐれ化のリスクがある『武霊使い強化薬』を使用する必要があるので、レベル4以降がどんなものかは不明。

 ・武霊の具現化は、別名『投影具現』と名付けられており、武霊の本体はあくまで武霊使いの中にある。その為、具現化中の武霊はあくまで投影体である為、具現化した武霊がいくら破壊されて消滅したとしても、再び武霊使いの意志力を消費して完全な形で再具現化する事が出来る。

 ・武霊個は独自の意志を持っているが、何故か喋れる姿でも喋る事が出来ず、文字も使えない。例え文字を表示する能力があったとしても、文字化けを必ず起こす。ただし、武霊使いと武霊の間には精神の繋がりがある為、ある程度の意志のやり取りが出来る為、コミュニケーションにはそれほど困らない。

 ・極稀に『装備型武装守護霊』と言う特殊な武霊が誕生する事がある。その武霊には意志がない上に、武霊使いが使わないと使えない形になっている。その為か具現化もレベル1までしか出来ないが、その分攻撃能力が通常の武霊より高い。

 ・定期的に星波山と星波海岸にて『はぐれ武装守護霊』と言う人に寄生せずに具現化する武霊が現れる。通称『はぐれ』と呼ばれるその武霊達は、人に寄生していない為、時間が経てば消滅する運命にある。その為、己を維持する為にはぐれは意志力を求めて人を襲う。ただし、何故か意識を失っている人間や建物の中に入っている人間は襲わない習性がある。

 ・はぐれに対抗する為の避難設備や自警団などが星波町にはある。

 ・はぐれには自然発生以外にもう一つの発生方法がある。それは武霊使いの死によってその武霊使いの武霊がはぐれになる『はぐれ化』。武霊使いが死ぬ事により意志力を得られなくなった武霊は、その生存本能から暴走し、武霊使いの身体から本体ごと離れ、具現化し、意志力を求めて人を襲う様になる。本体が武霊使いから離れている為、通常のはぐれ同様に時間が経てば消滅する運命にあり、例えその武霊の武霊使いが蘇生したとしても武霊がはぐれ化から戻る事はない。また、武霊使い強化薬の使用で特殊なはぐれ化を起こす事もあり、その場合は武霊の本体が壊れ起こる為、まず武霊使いが喰われる。なお、普通のはぐれと発生プロセスが違う為か、はぐれの習性は適応されない上に、完全に具現化して暴走している為、はぐれ以上の厄介な存在として認識されている。

 ・通常は意志力を糧とするが、武霊使い強化薬で魔力を手に入れた者の武霊は魔力を糧としている為、通常の武霊以上の能力を持ち、本来ならその武霊使いに無理な具現化レベルまで可能とする。ただし、魔力は武霊にとって劇薬の様なものである為、投与からある程度時間が経つと武霊は壊れ、特殊なはぐれ化を起こす。


 「………長い。多い」

 「ん〜これでも武霊設定の一部なんだけどねぇ〜」

 「………まあ、作中では、予想はされていても、それを裏付ける決定的な証拠は一切ないからな………何も分かってないって言っても過言じゃないか………」

 「じゃあ、次は物語の舞台について行ってみましょうか?」


星波(ほしなみ)町』

 ・物語の舞台の町。

 ・二つの山と海に囲まれた町で、過去に何度か隕石が近くに落ちた事があり、それによる津波被害の記録から星波町と名付けられた町。

 ・星降り山には山が削れるほどの隕石落下跡のクレーターがあり、中腹には元高校の廃校。星波山の近くには廃工場。町の中央には町役場と隕石博物館。沖には人工島があり、そこには星波学園がある。

 ・十年前から武装守護霊が発生するようになっており、それによって通常ではありえない現象が簡単に起きる場所になっているが、同時に町を出ると起きる様になった『忘却現象』によりその事は町の外に一切知られていない。

 ・星波山と星波海岸で発生するはぐれの対抗策の為に、独自の制度や避難所の設置・はぐれ発生を知らせるスピーカーの設置などの他に、大人の武霊使い達による『星波自警団』がある。

 ・大人達の組織である為か星波学園の統合生徒会・武装風紀委員会と微妙に仲が悪い。


 「ちなみに全くの架空の町ですのであしからず」

 「………確かに日本に山が削れるほどの隕石落下跡はないよな………日本の何県って話も一切上がってないし………要は物語の舞台の世界はパラレルワールドって事か?」

 「日本は日本なんだけどね」


『星波学園』

 ・関わった政治家の汚職事件により頓挫した空港建設予定地に建てられた小中高大学一貫の学園。

 ・かなりの資金を持っているらしく、学校の至る所に端末があったり、最新・独自の設備が充実している。

 ・来る者拒まず、去る者追わずが基本方針で、学園の生徒に関わる事のほとんどを生徒自身に任せている。その為の組織が小中高大の生徒会をまとめた『統合生徒会』で、一部の事柄に関して教員より強い権限も与えられている模様。

 ・人工島なので、星波町とは『学園大橋』と名付けられた上に道路、下に線路の大橋で繋がっており、その先に五つの大門で構成された学園大門。それをくぐると学園庭園。まっすぐ進むと学園大講堂・学園長宅・学園統合事務局・学園寮・学園警備局。右に進むと大学設備群。左に進むと小中高施設群。更に奥に進むと部活同好会棟群。そして海側には滑走路が一本唯一残されている。また、地下には部活などで使用する様々な設備がある。

 ・多くの部活・同好会があるが、全国大会がある様な部活などは武霊や忘却現象の影響でか、そのどれもが全国レベルに達していない。また、妙な部活・同好会もかなりの数ある。

 ・武霊使いはその力の監理監視の為にどこかの部活・同好会に所属しなくてはならず、どうしても帰宅部になりたい場合は、部活・同好会の者が鬼となる『逆鬼ごっこ』をし、逃げ切る必要がある。なお、星波学園所属の武霊使いがはぐれを倒すと、その武霊使いが所属している部活・同好会に特別部費が支給される為、各部活各同好会は逆鬼ごっこに躍起になる。また、逆鬼ごっこは一週間行われ、終了二日前からは武装風紀委員会も参戦する。その為、逆鬼ごっこは武装風紀委員会が優秀な人材を確保する為の場でもある。

 ・学校と言う性質上、武霊使いが最も多い場所である為、統合生徒会は武霊トラブルを対応・予防する為に優秀な子供の武霊使いで構成された『武装風紀委員会』を設置している。

 ・子供達の組織である為か統合生徒会・武装風紀委員会共に星波自警団と微妙に仲が悪い。

 ・統合生徒会長となる人物は小中高のどれかの生徒会長。統合副生徒会長と武装風紀委員長は兼任で大学生が務める事になっている。

 ・生徒は生徒カードと名付けられたICカードを持たされており、それを学園大門の改札で使用して登下校のチェックがされている。また、星波学園と星波町のみで使える電子マネー機能も付いており、生徒は基本的に現金を持つ事を禁止されている。


 「こんな感じかな?」

 「………まあ、現実ではありえない学校だよな………ICカードで登下校の管理とかは聞いた事ある気がするが………人工島の上に学校って………」

 「確かにとんでもないよねぇー。私としては政治家の汚職事件の方が気になるんだけどねぇー」

 「……………」

 「じゃあ、次はキャラ紹介に行きましょうか?」

 「………やっとか………一々会話するのがめんどくさいから一気にやってくれないか?」

 「もう!女の子との会話をめんどくさいって!何それ!ぷんぷん!」

 「………………」

 「何………その冷めた目線………」

 「………別に」


黒樹(くろき)夜衣斗(やいと)

 ・武装守護霊主人公。本編メイン語り部。

 ・伸ばした前髪で目を隠した無口な高校生。ただし、必要と感じれば若干間を開けて喋り、思考が無駄に早いい為、頭の中ではよく喋っている。伸ばした前髪の下には若干鋭い目と、人によってはかっこいいと思える顔が隠れている。

 ・何かあると直ぐにため息を吐く癖がある。

 ・自称平凡以下だが、星波町に来てから様々な前例のない事を起こし、起こされている為、本人の意思に反して『主人公』になっていく。

 ・死の運命を背負い、それにあらがう運命の選択を何者かに与えられた者。

 ・過去に酷いいじめを受け、死のうとした事がある。その為、基本的に人間嫌いで他人などどうでもいいと言うスタンスでいようとしているが、根っからのお人好しで優しい性格である為、それがうまくいった事はない。

 ・積極的な人間や女性が若干苦手。

 ・漫画や小説・ゲームなどが好きで、そこから色々な知識を得て、独自の考えを持っている。その為、それに関した出来事や状況に強い。

 ・空想好きでもある為、王継戦機と言う物語を子供の頃から作っており、それが武霊の基になっている。


『オウキ』

 ・夜衣斗の武装守護霊。

 ・その姿は白銀の鋭角的な騎士甲冑。

 ・様々な武装・機能と、色々な種類のあるサーバントと名付けられた半自立型小型円盤兵器を操り戦う。

 ・本来なら一カ月以上星波町にいないと武霊は寄生しないとされているが、何故かこのオウキは夜衣斗が星波町に来て直ぐに具現化している上に、最初の具現化の仕方がサヤ経由になっているなど謎が多い。

 ・具現化到達レベル1(実際は夜衣斗が試していないのでそれ以上のレベルに達している可能性がある)。


『キバ』

 ・夜衣斗の二体目の武装守護霊。

 ・その姿は白銀の機械的なユニコーン。

 ・オウキと同系統である為、同じ武装・機能を使える。だが、戦闘運搬特化型である為、戦闘能力だけに関して言えば、オウキよりキバの方が戦闘能力は高い。

 ・今まで一人の武霊使いに一体の武霊が常識だったが、何故か夜衣斗のみ二体目が寄生し、具現化したのがこのキバ。

 ・具現化到達レベル1(実際は夜衣斗が試していないのでそれ以上のレベルに達している可能性がある)。


『サヤ』

 ・夜衣斗の心の中にある小さな公園にいる謎の美女。

 ・白いドレスっぽい服を着ている。

 ・夜衣斗の心の中で色々と暗躍したり、謎の行動を取ったりしている。

 ・多くの謎の答えを知っているようだが、それを夜衣斗に教える気はない。ただ、夜衣斗が窮地に陥った際には力を与えたり、助言を与えたりはする。


『ショートカットの女の子』

 ・夜衣斗の心の中にある小さな公園にいる謎の少女。

 ・小学生ぐらいの女の子で、白いドレスっぽい服を着ている。

 ・サヤと共に謎の行動をしている。


『ロングヘアの女の子』

 ・夜衣斗の心の中にある小さな公園にいる謎の少女。

 ・小学生ぐらいの女の子で、白いドレスっぽい服を着ている。

 ・喋ったので武霊ではないと思われるが………


美魅(みみ)

 ・夜衣斗の心の中に居候する舞台の町星波町土着の白い化け猫。

 ・心を潜り込む猫、心渡りの化け猫と呼ばれる妖怪で、人だけでなく物の心の中に入る事が出来る。

 ・武霊チルドレンに狙われ、逃げた先が夜衣斗だった縁で、夜衣斗の心の中に居候する事になった。

 ・古くからその能力を使って星波町住人の手助けをしたりしている為、美魅様と呼ばれ一部の星波町住人から幸運を呼ぶ猫として崇められている。また、どの猫よりも美しい為、美魅にあやかって、星波町生まれの女性には「み」が名前に付けられる事が多い。

 ・真っ白な非常に美しい猫だが、主人公と契約した事により人間形態になる事が出来る様になった。

 ・人間形態になると、顔は全体的に猫っぽい美人で、何故かメイド服っぽい服になる。そして、頭部に猫耳・お尻に尻尾がある。


『メガネベア』

 ・夜衣斗の自室に居候しているメガネを掛けた白熊人形の様な謎の生物。

 ・武霊チルドレンに狙われ、逃げた先のおもちゃ屋で人形の振りをしていたら、商店街のくじ引きの景品にされ、その景品を当てた飛矢折巴経由で夜衣斗の所にやってきた。そして、先に夜衣斗の所にいた美魅が縁で、夜衣斗の部屋に居候する事になった。

 ・喋る事が出来ず、言語の概念もないらしく、テレパシーでイメージを送ってコミュニケーションを取る。

 ・メガネを媒介に破壊光線や瞬間移動などの様々な能力を発揮する。

 ・プリンが好きらしく、よく黒樹春子のプリンを盗み食いをしては、夜衣斗にその罪を擦り付けている。


『謎の老人』

 ・姿までは思い出していないが、夜衣斗が過去に接触し、そして、夜衣斗に運命を変える選択を与えたと思われる謎の人物。

 ・夜衣斗にどんな選択を与えたのか、夜衣斗はその詳細はまだ思い出していないが、少なくとも夜衣斗は自身に起こっている全てを老人から教えられているとの事。ただ、それに関する記憶には封印処理が施されている為、例えある程度思い出したとしても、重要な部分が抜けてしまっている。状況から考えて、その記憶に封印処理を施したのもその老人らしき人物だと思われるが、何故記憶の封印を施したのか、その封印が解ける条件などまだまだ謎が多い。

 ・「願わくば、君に与えた運命を変える選択が、あらゆる宿命の悪意に打ち勝つ事を」と言う言葉を夜衣斗に送っている。つまり、プロローグ冒頭はこの老人のセリフ。

 ・自称最後の敵もこの老人に運命を変えられたらしく、また、他にも同様に運命を変えられた者が六人いるとの事。


黒樹(くろき)春子(はるこ)

 ・夜衣斗の叔母にして星波町での一様の保護者兼家主。

 ・そこそこ売れているらしい少女漫画家。

 ・生活能力が皆無らしく、その為、生活のほとんどをお隣である赤井家に世話して貰っている。なお、その事を夜衣斗の母であり春子の姉に知られると殺されるらしい。

 ・夜衣斗に度々セクハラをしては困らせている。

 ・プリン好きで、冷蔵庫にはプリンが常備されている。


赤井(あかい)美羽(みは)

 ・武装守護霊の『動』のヒロイン。本編のサブ語り部その一。

 ・ショートカット。活発さを絵に描いた様な顔付きでスレンダーな身体をしている。

 ・夜衣斗が星波町に来た直後に巻き込まれたはぐれ襲撃とはぐれ化で夜衣斗を助け、助けられた為、それ以降、夜衣斗に密かで若干過剰な期待を抱いている。

 ・夜衣斗の居候先のお隣さんであり、部屋も隣接している為、何かと世話している。

 ・武霊強奪犯の大原亮とは幼馴染の間柄で、お兄ちゃんとして慕っていた。

 ・星波自警団によく協力している為、団長の幸野美春や自警団員とは仲が良いが、反面統合生徒会とは、特に統合生徒会長の琴野沙羅とは仲が悪い。

 ・武霊を研究している武霊研究部に所属しており、現部長青葉愛のホラー趣味に戦々恐々している。


『コウリュウ』

 ・赤井美羽の武装守護霊。

 ・その姿は赤い西洋竜。

 ・様々なブレスを吐く事が出来る。


赤井(あかい)羽流(はる)

 ・美羽の父親。

 ・春子の飲み友達。


赤井(あかい)美衣(みい)

 ・美羽の母親。

 ・春子の漫画のファンであり、彼女の世話をよくしている。


幸野(こうの)美春(みはる)

 ・星波町自警団団長。

 ・スレンダーでグラマー。常にポニーテールで、かわいいよりかっこいい分類に入る美女。

 ・到達している者が少ない具現化段階レベル3が出来る為、最強の武霊使いの一人とされている武霊使い。

 ・仕事時は男言葉を喋り、それ以外の時は普通で喋り、雰囲気も仕事時はきつく、それ以外の時はマイペースでほんわかしているちょっと変わった人。

 ・仕事の関係上よく合う刑事の東山賢治とは、よく激突するが、仲が悪いわけではない。


『コロ丸』

 ・幸野美春の武装守護霊。

 ・その姿は白い犬。

 ・体毛を自在に操る事が出来、それにより刃を作り攻撃したり、羽の様にして空を滑空するなど様々な事が出来る。


東山(ひがしやま)賢治(けんじ)

 ・星波町警察の武霊課刑事。ただし、町の外では忘却現象対策として少年課の刑事と言う事になっている。

 ・警察の中で最強の武霊使いと呼ばれている。

 ・基本的にふざけた言動で空気と読まない男だが、そのほとんどが場を和ませるなど何らかの目的が伴ったわざとの言動。

 ・星波町に来る前の警察関連で何かあったらしい。


十字銃(じゅうじじゅう)

 ・東山賢治の装備型武装守護霊。

 ・銃身が十字型になっている拳銃で、実弾・炸裂弾・衝撃波・レーザーの四種類を撃つ事が出来る。そのどれを撃つかは十字銃身を回転させる事により選択する事が出来る。他にも十字部分から剣の様にレーザーを出す事が出来る。


琴野(ことの)沙羅(さら)

 ・星波学園統合生徒会現統合生徒会長であり、星波学園理事長琴野優香の孫娘。

 ・父親がアメリカ人である為、ハーフ。髪型はツインテールで、妙なお嬢様言葉を喋る。

 ・赤井美羽とは犬猿の中で会う度に喧嘩になり、場合によっては武霊バトルまで発展するほど仲が悪い。ただし、幼い頃は仲が良かった。


『ヒノカ』

 ・琴野沙羅の武装守護霊。

 ・その姿はフェニックスの姿をしている。

 ・身に纏う炎の羽は燃やす対象を選ぶ事が出来、炎のブレスを吐いたり、炎の羽を飛ばす事も出来る。炎で出来ている為、炎や熱によるダメージは受けない。


村崎(むらさき)好実(このみ)

 ・星波学園高等部生徒会副会長。

 ・真面目なメガネっ娘。

 ・赤井美羽と琴野沙羅の喧嘩を止められる数少ない生徒。


雪歌(ゆきうた)

 ・村崎好美の武装守護霊。

 ・その姿は雪女。

 ・喧嘩している赤井美羽と琴野沙羅を部屋ごと凍らすなど氷雪系の能力を持っている模様。


飛矢折(とびやおり)(ともえ)

 ・武装守護霊の『静』のヒロイン。本編のサブ語り部その二。

 ・可愛いよりカッコいい、静かさとやや鋭さのある顔立ち。

 ・夜衣斗のクラスメイト。

 ・家が飛矢折流武術を代々継承している為、巴自身も武術家で、その実力は武霊の防御反応を上回る為、生身で武霊使いを倒せる数少ない生徒の一人。

 ・無駄のない引き締まった体付きで、やや筋肉質だが、出る所は出て引っ込む所は引っ込んでいる。

 ・武霊を使った連続婦女暴行事件の最後の被害者で、ぎりぎりの所で親友の黄道美幸に助けられたが、襲われた混乱で助け起こそうとした美幸を攻撃してしまい、一時期それがトラウマになって武霊を見ると反射的に武霊使いを攻撃する様になってしまっていた。だが、事件を夜衣斗が解決した事や美幸との仲を取り持ってくれた事により、トラウマを克服する。そして、その二つの出来事により夜衣斗に好感を抱く様になる。ただし、美羽と違い、夜衣斗を等身大の個人として見ている為、周囲が夜衣斗に過剰な期待抱く事に違和感と不安を感じている。

 ・女性護身武術部に所属しており、そこの部長朝日竜子のからかいによく困らされている。


黄道(おうどう)美幸(みゆき)

 ・飛矢折巴の親友。

 ・夜衣斗のクラスメイトであり、赤井美羽の部活の先輩でもある。

 ・巴により受けた攻撃により一時瀕死の重傷になり、その影響で半はぐれ化を起こしている。その為、起きている間は常に強制的に武霊が具現化してしまう。それによる意志力の消費と、過剰な武霊の防衛本能を抑える為に常に具現化レベルを0.5にして抱き抱えている。


『ゆきちゃん』

 ・黄道美幸の武装守護霊。

 ・その姿は人型のウサギ。

 ・戦闘能力はまだ不明。


村雲(むらくも)勇人(ゆうと)

 ・夜衣斗のクラスメイトであり、クラスの中で最も親しい友人。

 ・茶髪猫目。

 ・くだけた感じで誰とでも親しく接する事が出来、面倒見がよい。

 ・春休みに大原亮に武霊を奪われた為、一カ月近く意識不明になっており、クラス替えも重なって親しい友人がクラスにいなかった為、同じ様に転校してきたばかりで友人がクラスにいない夜衣斗に声を掛けたらしい。が、性格からしてただの切っ掛けとしてそう言った可能性がある。

 ・春休み前まで武霊研究部に所属していたが、今は武霊を失った為、帰宅部になってバイトに精を出している。ので、学校が終わると直ぐに帰る。


青葉(あおば)(あい)

 ・武霊研究部現部長。

 ・おっとりとした性格で、見た目はどこぞの令嬢に見えるが、嫌がる相手に無理矢理趣味のスプラッターホラー物を見せたりするので隠れどSと思われる。

 ・趣味はスプラッターホラー物で、武霊研究部の部室はその趣味のアイテムで溢れ返っている。その為、美羽は迂闊に部長にも部室に近付けないでいる。


『ハクシ』

 ・青葉愛の武装守護霊。

 ・その姿はローブを着た骸骨。

 ・その能力は不明。


緑川(みどりかわ)(ひびき)

 ・赤井美羽が所属する武霊研究部の後輩。

 ・筋肉ムキムキの身体で、季節を問わずに夏服を着ている筋肉馬鹿。

 ・強い人間と戦って自分を鍛える事を喜びにしているらしく、その為強いと聞く武霊使いに片っ端から武霊バトルを挑む重度のバトルマニア。

 ・学校内で禁じられている武霊を使った私闘で停学になっており、その停学の切っ掛けになった武霊バトルを終わらせたのが、偶然その場に鉢合わせたトラウマで自身の戦闘反射を抑えられなくなっていた飛矢折巴。その為、飛矢折巴が苦手。また、同じ様に自分では絶対に敵わないと思う様な圧倒的な負け方をした相手に対しても苦手意識が出来る様で、他にも部長の青葉愛や先輩の黄道美幸など、幾人か苦手な人間がいる。

 ・自らが挑んだ武霊バトルで、夜衣斗に圧倒的な力の差を見せ付けられて負けた為か、夜衣斗を妙に慕う様になる。


『イフリート』

 ・緑川響の武装守護霊。

 ・その姿は炎を纏った魔人。

 ・炎系の能力を使う。

 ・攻撃能力は高いが、使い手が馬鹿なのでその力を出し切れていないのが現状。


春咲(はるさき)(あかね)

 ・楠木久思のクラスメイトで、クラス委員。

 ・不登校になった久思を心配して、久思の家にまで行く様なお節介をし、唯一会いたいと彼が言った夜衣斗に久思と合う様にお願いした。

 ・中学時代に別の中学でいじめを目撃しており、その時は自分もいじめの対象になる事を恐れ助けなかった。だが、その目撃したいじめの対象が自殺した事により、それがトラウマになり、それ以降、出来るのにしないで後悔する事を止めている。その為、久思の不登校を何とかしようとしていた。


楠木(くすのき)久思(ひさし)

 ・夜衣斗の隣のクラス。

 ・前の学校でのいじめから逃れる為に進級と星波学園に転校してきたが、転校しても新たないじめにあっていた。その新たないじめの場面に偶然遭遇した夜衣斗によりいじめから解放されるが、一様仲がいい来塚博に巻き込まれて強制武霊覚醒薬を武霊チルドレン結衣から渡されてしまう。そして、使うに使えず、脅されている為捨てずに捨てられず、苦悩と恐怖から引き籠ってしまう。だが、クラス委員の春咲茜と夜衣斗により少なくとも引き籠りは止めそうになっている。


西島(にしじま)ひより』

 ・頂嬉武蔵により捕えられ、忘却剤などにより意志を奪われて奴隷の様に扱われていた女の子。

 ・母親に似ているらしいので美少女だと思われる。

 ・捕えられる前は元気が良過ぎる娘だったらしいが、現在はその見る影もなく常にぼーっとしている。

 ・ヒーラーサーバントによる治療を行ったが、忘却剤により失った記憶まで戻るかは今の所不明。


『アリス』

 ・西島ひよりの武装守護霊。

 ・不思議な国のアリスに登場するアリスその者の姿をしている。

 ・指定した場所に繋がる扉を出すなど、その能力は全て不思議の国のアリスに登場するものを基にしたものだと思われる。


西島(にしじま)さゆり』

 ・西島ひよりの母親。

 ・行方不明になった娘を探して星波町までやってきた。

 ・シングルマザーで、最近は年頃の娘と僅かなすれ違いが起こり、度々プチ家出をされていた。

 ・東山賢治曰く、美人らしい。


池上(いけがみ)先生』

 ・星波学園の不良保険医。

 ・常に禁煙パイプを加え、白衣を着ている。

 ・流血が好きらしい。


『メイド部部長』

 ・メイド部部長。星波学園高等部。

 ・何故か執事部部長と犬猿の仲。


『犬耳メイド武霊』

 ・メイド部部長の武装守護霊。

 ・犬耳で犬の尻尾を生やしたメイド。

 ・能力は不明だが、少なくとも犬と同じ能力を持っている模様。


『執事部部長』

 ・執事部部長。星波学園高等部。

 ・何故かメイド部部長と犬猿の仲。


『超能力者執事武霊』

 ・執事部部長の武装守護霊。

 ・超能力者が基になっているらしく、念動を使っていた。


『ゴスロリ女』

 ・夜衣斗の逆鬼ごっこに参加していたゴシックロリータの服を着た少女。


『テディベア武霊』

 ・ゴスロリ女の武装守護霊。


『黒子』

 ・夜衣斗の逆鬼ごっこに参加していた黒子。


『宮本武蔵の武霊』

 ・黒子の武装守護霊。


 「とりあえず夜衣斗君とその周りの人達の簡単な紹介でした」

 「………なんか最後の方チョイ役の連中まで紹介してないか?」

 「んふふ。確かに今の所チョイ役だけどねぇ」

 「………意味深だな………まあ、次章で出てくるって事なんだろ?」

 「ぎく!」

 「………ぎくって………まあ、次章をお楽しみって所か………」

 「そうそう。じゃあ、次は敵役の紹介に行きましょうか」

 「………敵役ね………じゃあ、その前に『宿命の悪意』について少し説明した方がいいんじゃないか?」

 「それもそうねぇー」


『宿命の悪意』

 ・武装守護霊本編各章のバックテーマ。

 ・人が常に身に宿している逃れられない宿命の様に存在する悪意の事で、人は常にこの悪意と戦い打ち勝つ事により文明文化を作り、社会を構築し、国を気付き上げている。

 ・夜衣斗はこの宿命の悪意を、少なくとも七つ『渇望』『本能』『快楽』『支配』『恐怖』『守護』『選択』の悪意と戦わなくてはいけないらしく、その全てに夜衣斗の死の運命が関わっている為、夜衣斗は宿命の悪意に関わる度に生と死の選択に迫られる事になる。


 「………七つの宿命の悪意ね………」

 「少なくとも夜衣斗君は後四回は死にそうな目に遭うって事だよねっ?」

 「………楽しそうだな」

 「だって、夜衣斗君が大変になればなるほど、マスメディア部としてはネタに困らないって事じゃない」

 「……………」


田村(たむら)さん』

 ・プロローグにて夜衣斗を助けた直後に不意打ちの攻撃を喰らい死亡し、はぐれ化を起こした星波町自警団員。

 ・短髪で、目付きの鋭い中肉中背の成人男性。

 ・オウキの力により一命は取り留めているが、はぐれ化により意識不明になっており、武霊使いではなくなっている。

 ・結婚しているらしく、プロローグ後、武霊使いではなくなった彼の星電は、奥さんの許可を得て夜衣斗に提供されている。


剛鬼丸(ごうきまる)

 ・田村さんの武装守護霊。

 ・その姿は戦国武将が着る様な鎧甲冑。

 ・岩すら簡単に破壊する力、瞬時に再生する鎧、鎧の下にある強固な外骨格、鎧の下にある目から発せられる周囲を消滅させる閃光、その閃光を利用した直線的な急加速と飛行っと強力な能力を持つ。

 ・はぐれ化を起こし、プロローグにての最大の敵になる。


高神(たかがみ)麗華(れいか)

 ・第一章の敵。

 ・対応する宿命の悪意は、『渇望の悪意』。そして、そのものであり被害者。

 ・その能力で欲した武霊を手に入れる為に武霊使いを何十人も殺している為、武霊使いを最も殺している犯罪武霊使いとして恐れられていた。

 ・星降り山の中腹にある廃校を不法占拠し、拠点としていた。

 ・どこかの町にあった地下売春組織で産まれ、産まれた頃から売春を強要されていた女性。その為、不安定で常に狂気を孕んだ雰囲気を持ち、人としての価値観は皆無で、欲しいと思った物は人を殺してでも手に入れる。

 ・客の一人をたぶらかし、地下売春組織が保有していた銃器などを使って壊滅し、警察などから逃げつつ町から町へ移り、三年前に星波町にやってきた。

 ・地下売春組織では様々な名前で呼ばれていた上に、名前を与えられていない為、高神麗華は自らで付けた。

 ・基本的な知識は地下売春組織で唯一与えられていたテレビからで、特にアニメを見ていたらしく、自ら付けた名前もアニメから取っている。また、その影響か、欲しがる武霊はテレビでやっていたものが基になったものが多い。

 ・地下売春組織で、客の余興の為に弟として宛がわれた礼治に触れる事により、人間らしさを一時期手に入れていたが、異常な環境でそれが持つ筈もなく、より壊れる切っ掛けになっている。

 ・夜衣斗の武霊オウキを目撃し、手に入れようと襲い掛かるが、返り討ちに遭い、手に入れていた全ての武霊を失い、逃げた所を大原亮に武霊を奪われている。


『高神麗華の武霊』

 ・高神麗華の武装守護霊。

 ・名前が付けられていない様で、自身の武霊を高神麗華が呼んだ姿を誰も見た事がない。

 ・その姿は血の様な赤色のスライム。だが、喰らった武霊の姿にもなる事が出来る。

 ・武霊使いごと喰らい、消化する事でその武霊使いの武霊を手に言える事が出来る能力がある。

 ・手に入れた武霊は、分裂体として本体から出す事が出来る。ただし、その分裂体の姿は全て血の様な赤色になる。

 ・分裂体は、手に入れた武霊の核を基にして造られている為、倒されると消滅する。いわば、制御出来るはぐれ化。


高神(たかがみ)礼治(れいじ)

 ・高神麗華の自称弟。

 ・対応する宿命の悪意は、『渇望の悪意』。そして、そのものであり被害者。

 ・高神麗華がいた地下売春組織に誘拐され、売春を強要させられていた少年。

 ・誘拐される前から人として枯れていた少年で、全てに興味を持っていなかった。だが、誘拐された先であてがわれた麗華の壊れた不器用な優しさに恋をし、決して報われない思いの為に彼女を弟として演じ続けていた。その裏では、壊れた姉を守る為に、姉とは違う罪を重ねていた。

 ・夜衣斗と戦い弱った姉を守る為に、襲い掛かる大原亮と朝日竜子と戦い、姉と共にブルースターに喰われて武霊を奪われた。


『キゾウ』

 ・高神礼治の武装守護霊。

 ・その姿は機械で出来た象。

 ・耳を大きくして空を飛び、鼻から炎を吹き、口から小型のキゾウを出す事が出来る。


五月雨(さみだれ)都雅(とが)

 ・第二章の敵。

 ・対応する宿命の悪意は、『本能の悪意』。そして、そのもの。

 ・本能に支配された理性を持ち、本能のおもむくまま様々なものを壊していた。その為、星波町に来る前から様々な事件を起こしていたが、本能に支配された理性により捕まらない様に動いていた為、星波町に来るまで一度も警察に捕まった事がなかった。

 ・僅かな理性の抵抗か、数を数える癖がある。

 ・手に入れた武霊の力で連続婦女暴行を犯した。そして、飛矢折巴を襲った事で黄道美幸に倒され捕まる。だが、武霊チルドレンにより脱走させられ、武霊強化技術と武霊使い強化薬の実験台にされ、再び飛矢折巴を襲った事で夜衣斗と対峙し、夜衣斗が何とか倒す事に成功するが、その直後に麗衣の武具王によりはぐれ化を起こすほどの致命傷を負わされ、以降行方不明になる。死体も見付かっていないので、実験のサンプルとして武霊チルドレンに回収されたと思われる。生死は今の所不明。


『クラッシュデビル』

 ・五月雨都雅の武装守護霊。

 ・その姿は、狼の頭に、羊の角を持ったどこか悪魔を連想させる獣人。

 ・拳に触れた物を粉砕する能力を持っている。

 ・警察署の留置場から脱出後に武霊チルドレン達により武霊強化処置をされていた様で、夜衣斗が事前に最後の敵から手に入れていた能力に加え、拳を振るう度に拳に付いたカウンターが周り、その分だけ破壊力がプラスされる能力が付与されていた。


『不良のリーダー』

 ・楠木久思を密かにいじめていた不良グループのリーダー。

 ・自分自身の手は汚さず仲間に暴行させたり、人間には武霊を使えない事を逆手に取ったりと、悪知恵は働く模様。

 ・偶然夜衣斗に久思をいじめていた場面を目撃され、口封じをしようとして逆にいじめの事を星波学園中に公にされてしまい、統合生徒会により退学にされた。その後、武霊使いになって暴走した来塚博により仲間を殺され、自身も殺されかけた時に武霊使いとして覚醒し、逃げる事に成功する。そして、崩壊の切っ掛けとなった夜衣斗に逆恨みし、夜衣斗を殺そうと二度襲い掛かり、二度撃退され、最後は大原亮のブルースターに喰われ、武霊を失う。

 ・未だに本名が出てこないある意味不幸なキャラ。


『ミラーマン』

 ・不良のリーダーの武装守護霊。

 ・その姿は全身が鏡の人間。

 ・鏡から鏡へ移動する事が出来る能力の他に、鏡に映ったものに化ける事が出来る。ただし、あくまで鏡に映ったもののみしか化ける事が出来ない為、化けたとしてもそのものの能力や機能が鏡に映ってなければ使う事が出来ない。映す鏡は武霊自身の身体でもいい。その他にも、同じ能力の分裂体を造り出す事や、部分的に化ける事も出来る。


来塚(くるづか)(ひろし)

 ・楠木久思の一様の親友。

 ・独善的で強い正義感を持っているが、その正義を実行する為の努力をしようとしない上に、自身より弱い存在である楠木久思の前ではその正義感を振りかざし、強がって見せていた。

 ・武霊使いになる事を切望しているが、危険な目にあったりなど武霊使いになる為の条件を満たしていない為、武霊使いにはなれず、その為の危険を冒そうともしない。そのくせ、危険な目に遭って武霊使いになった者に対して憎しみに近い妬みを抱いていた。そこを付け込まれたのか、武霊チルドレン結衣に目を付けられ、強制武霊覚醒薬を渡され、その薬の実験体にされてしまう。

 ・強制武霊覚醒薬により武霊使いになった博は、正義感を暴走させ、親友だと思っている楠木久思をいじめていた不良グループを虐殺した。だが、その虐殺の犯人の容疑が表向き夜衣斗に掛ってしまった事に激怒し、夜衣斗に対する妬みも加わって襲い掛かるが、それそのものが夜衣斗の罠であった為、捕まり逮捕された。


『シャドウリベンジャー』

 ・来塚博の武装守護霊。

 ・その姿は全身黒色で黒いコートを羽織った顔のない男。

 ・影に潜り込み、影から影と移動出来る能力を持ち、その能力で人を影の中に引き込むと、シャドウリベンジャーを認識していない場合は、意識を失ってしまう。


頂嬉(いただき)武蔵(むさし)

 ・第三章の敵。

 ・対応する宿命の悪意は、『快楽の悪意』。そして、そのもの。

 ・二メートルを超える大男。

 ・鬼走人骸と言う少年犯罪組織のリーダーで、元々はただの暴走族だった鬼走人骸を犯罪組織に変えた。

 ・周囲の犯罪組織や警察にマークされるほど危険な人物で、武霊チルドレンから様々な違法薬物・危険薬物を手に入れていた様で、それを売り捌いていたと思われる。

 ・恵まれた体格の為か、子供の頃から快楽に支配された行動ばかりしている。

 ・他人に苦痛などの負の感情を与える事に喜びを感じている様で、普通なら躊躇する様な事でもあっさり実行に移す。

 ・西島ひよりを捕まえ、奴隷の様に扱った上に、その母親さゆりまで手を伸ばし、それを利用して夜衣斗の武霊オウキを借り奪った。

 ・不良のリーダーと接触していたらしく、さゆりを攫う際に協力させていた。

 ・奪ったオウキで美羽達を窮地に陥れるが、武霊チルドレンから提供された武霊使い強化薬で手下達が次々とレベル4のはぐれ化を起こし、孤立。その後、美春達を追い詰めるが、第二の武装守護霊キバを手に入れた夜衣斗により倒される。直後に自身が打った武霊使い強化薬の影響でレベル3のはぐれ化を起こし、夜衣斗は苦戦の末、美魅の能力を借りて武霊の核と武霊使い強化薬を破壊した。その後、レベル3のはぐれ化の影響で腕と足、胴の一部が消失したままになっていたが、夜衣斗の治療により身体は無事に治っている。ただし、レベル3のはぐれ化がどこまで影響を与えているか、まだ意識を回復していないので不明。


『ガチャポンマン』

 ・頂嬉武蔵の武装守護霊

 ・その姿は、カプセルトイに手足を付けた様な姿。

 ・頂嬉武蔵に対して借りる、もしくはそれに近い発言をした者の所有物(頂嬉武蔵が指定したものが対象)を強制的に借り、ボックスの中のカプセルの中に入れてしまう。そして、その借りたものをレバーを回して取り出す事により頂嬉武蔵もしくはガチャポンマンが使う事が出来る能力を持つ。その借りる対象は武霊でも可能で、武霊だった場合は、ガチャポンマンがその借りた武霊の姿になり、その武霊の力を自在に使う事が出来るようになる。なお、借りた武霊が入っているカプセルには、その借りたもののミニチュアとその借りたものの説明書が入っており、頂嬉武蔵はそれを見て借りた武霊を扱う。

 ・一度借りると星波町の外に出ても、また星波町に戻れば有効になる。

 ・借りている武霊のほとんどは、鬼走人骸のメンバーの武霊。

 ・借りているものは、頂嬉武蔵の任意で所有者の手元に置く事も出来る。その為、自警団との戦いの最中は、オウキ以外の武霊を使えなかった。

 ・切り札として、ボックスを叩き割って全ての借りているものを使える様になるごちゃまぜ形体がある。


 「………何と言うか、色々な意味で濃い敵が多かったよな………特に第一章のあの二人。いきなりあんなの出して………どう考えても読む人がかなり引いたんじゃないのか?」

 「ん〜この作品のバックテーである宿命の悪意を表すのにインパクトの強いキャラ設定をって考えてたら、あの二人が出来たみたいよ。ついでに言えば、ちょうど第一章の話を作っている時に、ああいうとんでもない事件がニュースに流れてたりしてたみたいだし………その影響じゃない?」

 「………何にせよ……あまりいい気分じゃないな………」

 「それに、まだあの二人の話は終わってないわよ?」

 「?………それはど」

 「じゃあ、次行ってみましょうか」

 「………無視すんな」


『最後の敵』

 ・自称夜衣斗の最後の敵。

 ・名前も含めて謎が多い。

 ・四十代ぐらいの男性。

 ・歩く事が出来ないのか電動車椅子に乗っている。

 ・喉にはでたらめと言えるほどの手術跡があり、その影響で喋れないのか、乗っている電動車椅子に備え付けられているノートパソコンを使って喋る。

 ・自分に関した未来を見る事が出来るらしく、夜衣斗と自分を互いの最後の敵と言い、その未来に辿り着く為に夜衣斗に情報を提供しているとの事。

 ・夜衣斗同様運命を変えられた者の一人らしいが、その詳細はまだ語られていない。

 ・情報操作が施された事件の情報を知っていたり、外部から他人の携帯を操作出来たりと、高い情報収集能力や高度な情報処理技術を持っていると思われる。


高木(たかぎ)弥恵(やえ)

 ・夜衣斗のクラスの担任。

 ・過去に目の周りにまで傷跡が残る怪我をしたらしく、全盲で傷を隠す為に大きめのサングラスを常に掛けている。

 ・全盲だが、視力を失った事により他の感覚が鋭敏になっている上に、抜刀術を基礎にした何らかの武術も会得しているらしく、慣れた場所なら健常者と同じ様に、慣れない場所でも杖などで発した音などを頼りに動く事が出来る。また、遠く離れた相手にも攻撃出来る手段があるらしいが、それがどんなものかは不明。武霊使いであるのかも不明。少なくとも武霊使いであるとは表向きは言っていない。

 ・かなり寛容的な先生で、危険な場所に生徒が行くのを止めるどころか一緒に行ったり、微妙に法律違反な事を見逃したりする。

 ・武霊チルドレンからお母様と呼ばれて慕われ、弥恵自身も娘の様に扱っている。実際にどこまでお母様かは、まだ不明。

 ・武霊チルドレンからお父様と呼ばれている者との関係は今の所不明だが、少なくとも良い印象を持っていない様に思われる。


大原(おおはら)(りょう)

 ・星波町で春先から続いている連続武霊強奪事件の犯人。

 ・赤井美羽とは幼馴染だが、春休みに武霊強奪犯だと判明した時に死闘を演じた。

 ・現在は、密かに付き合っていた朝日竜子に匿われつつ、星波町で起こる事件の裏で暗躍し、武霊強奪を繰り返している。その理由は今の所不明。

 ・星波町のいくつかの謎を知っている模様。


『ブルースター』

 ・大原亮の武装守護霊。

 ・その姿は青い人型のドラゴン。

 ・喰らった武霊・武霊使いの武霊を吸収し、その能力を使う事が出来る。

 ・武霊を奪い喰らうと、その反動でその武霊の基となったイメージの記憶や武霊使いの記憶を強制的に見せられてしまう為、一日に喰らえる武霊の数は最大二体。


朝日(あさひ)竜子(りゅうこ)

 ・飛矢折巴が所属する部活女性護身武術部の部長。

 ・よく突拍子もない事を部員達に言い出し、巴達を困らせる。

 ・武術家としてもかなりの使い手であり、巴と同じもしくは上の実力を持つ。

 ・密かに武霊使いである上に、同じく密かに連続武霊強奪犯の大原亮と付き合っているだけでなく匿ってもいる。そして、亮と共に星波町で起こる事件の裏で暗躍している。


龍王(りゅうおう)

 ・朝日竜子の武装守護霊。

 ・その姿は東洋龍。

 ・この武霊を竜子が持っている事を知っている人間は少ない。

 ・竜子は基本的に龍王を具現化レベル0.5にして腕に巻き付けて使う。

 ・炎のブレス以外に、その血を飲むと一定時間無敵状態になれる能力がある。


 「この四人の動向がこれからの先の物語に大きな影響を与えてくる訳だけど………」

 「………つまり宿命の悪意のどれかに関わっている、もしくは、そのものって可能性があるわけか………」

 「さあ?それはどうでしょう?」

 「………まあ、なる様になるだけさ」

 「そうそう。じゃあ、この四人より更に物語に深く関与している子達『武霊チルドレン』の紹介に行きましょうか」


『武霊チルドレン』

 ・何者かにより収集された武霊使いのデータを基に造られたデザイナーズチルドレン。

 ・武霊使いとして高い能力と他の武霊を圧倒する能力を持った武霊を具現化する。

 ・今の所物語に登場している武霊チルドレンは五人。その全員が小学生ぐらいの女の子で、互いの事を姉妹として接している。本当に血の繋がりがあるかは不明。

 ・製造者であろうとお父様と彼女達が呼ぶ存在の命令で星波町で暗躍しており、夜衣斗が遭遇する事件の裏にはかなりの確率で彼女達の影がある。

 ・夜衣斗のクラスの担任である高木弥恵をお母様と呼び、慕っている。

 ・夜衣斗とは今の所直接的な接触がない為、夜衣斗は彼女達の存在を知らないが、武霊チルドレン側は夜衣斗に注目している模様。


華衣(けい)

 ・星波町で暗躍する武霊チルドレンの長女。

 ・肩やお腹など所々に穴の開いた服を着たポニーテールの女の子。

 ・表面上は優しいが、本質的な優しさは一切ない。

 ・武霊チルドレンのリーダーである模様。

 ・星波町にいる妖怪などの存在を捕まえる役割も与えられている模様。


『華衣の武霊』

 ・どんな武霊かはまだ不明だが、少なくとも視覚出来る武霊でない可能性がある。


呼衣(こい)

 ・星波町で暗躍する武霊チルドレンの次女。

 ・必要な場所以外無い簡素な服を着たメガネを掛けた三つ編みの女の子。

 ・冷徹で、冷静な性格をしているが、予想外な事に弱く、気を許している相手には甘える。

 ・自身の武霊を使って、星波町の武霊を収集や、武霊チルドレン達が行っている実験のデータ収集などを担当している模様。

 ・鬼走人骸に武霊使い強化薬や忘却剤などを提供していた。


無限(むげん)万華鏡(まんげきょう)

 ・呼衣の武装守護霊。

 ・万華鏡そのものの姿をしている。

 ・外装には端末である鏡があり、その鏡は遠くの場所を映す事が出来る上に、その鏡に映った武霊をコピーする事が出来る。そして、コピーした武霊は呼衣の意志力が尽きるまでコピー武霊として万華鏡の覗き込み口から出す事が出来る。その際に出てくるコピー武霊は、最初は粘土の様な姿で、呼衣の指定した武霊の姿になる。その能力はオリジナルと全く同じ。

 ・無限万華鏡の中に光を溜め、それを一気に放出する攻撃方法もある模様。


結衣(ゆい)

 ・星波町で暗躍する武霊チルドレンの三女。

 ・肘・膝まで袖を短くしてある服を着たショートカット女の子。

 ・口調が汚く、感情の起伏が激しい性格をしている。

 ・来塚博と楠木久思に接触し、彼らに強制武霊覚醒薬を渡した。


『結衣の武霊』

 ・結衣の武装守護霊。

 ・まだ登場していないので不明だが、喰い殺すと結衣が発言している為、少なくとも獣系だと思われる。


麗衣(れい)

 ・星波町で暗躍する武霊チルドレンの四女。

 ・フリルが異様に多い服を着たロングヘアの女の子。

 ・無口で、冷徹な性格をしているが、自身の武霊で何かを、誰かを切り刻む事に異様な喜びを感じている節がある。メールなどでのやり取りの際は、妙にテンションの高い文章になる。

 ・五女の芽衣とは仲が良く、芽衣をよくかばう。

 ・五月雨都雅を脱走させたり、実験が妨害されない様に幸野美春や大原亮を邪魔していた。


武具王(ぶぐおう)

 ・麗衣の武装守護霊。

 ・西洋甲冑の様な姿をしている。

 ・全身からあらゆる武具を出す事が出来、それを自在に操る事が出来る。また、その操れる距離は視認範囲内ならどんなに離れていても操る事が出来る。そして、武具達の強度は他の武霊からの攻撃に一切ダメージを受けないほど高い。


芽衣(めい)

 ・星波町で暗躍する武霊チルドレンの末女。

 ・足下まである長い袖の服を着たツインテールの女の子。

 ・引っ込み事案な性格で、常にびくびくしており、かばってくれる麗衣が近くにいると常に麗衣の影に隠れる。

 ・五月雨都雅の脱出の手伝いをしていたので、他の姉妹のサポートを担当している可能性がある。また、三島忠人の監視もしている模様。


『芽衣の武霊』

 ・芽衣の武装守護霊。

 ・どんな武霊課は不明だが、地中を自在に移動できる能力を持っている模様。


『お父様』

 ・武霊チルドレンを造り、操っているであろう人物。

 ・どんな人物かは全て謎だが、武霊チルドレンから絶対の存在として恐れられている。


 「………今の所、俺に直接接触してきてはいないが………やっぱり戦う事になるんだろうか………はぁ」

 「まあまあため息つかない。夜衣斗君は強いんだから」

 「…………気楽に言ってくれる。武霊が強くても、俺自身が弱いんだからな………はぁ」

 「もう!男でしょ。シャキッとしなさいな!次は次章の敵についてちょっとだけ紹介」


三島(みしま)忠人(ただひと)

 ・星波学園統合生徒会現統合副会長兼武装風紀委員会武装風紀委員長。

 ・目付きがかなり鋭く、それの緩和の為か、常にメガネを掛けている。

 ・夜衣斗が初見から嫌な雰囲気を感じていた人物だが、夜衣斗の様な一部の人間を除いて周囲からは慕われ、頼りにされている。

 ・第四章の敵。

 ・対応する宿命の悪意は、『支配の悪意』。そして、そのもの。

 ・動機・目的共に不明だが、星波学園・星波町全体に何かをし、自身の武霊を使って飛矢折巴を操り、夜衣斗を襲わせた。


『ハーメルンの笛吹き男』

 ・名前は不明。

 ・その姿は民話ハーメルンの笛吹き男に登場する笛吹き男。

 ・笛の音で人間を操る能力。それ以外にも………


 「………やっぱりこいつが敵になるわけか………武装風紀委員長に選ばれるぐらいだから、強力な武霊使いなんだろうが……………なんか、前の三人とはまた違ったタイプの様な感じがするな………」

 「そうだねぇー前の三人は最初っから社会に所属していない犯罪者だっただけど、今回は犯罪者じゃないもんね」

 「………むしろ全く逆の立場だと言えるな………そんな人間が一体星波町に何をして、何をしようとしているんだか…………」

 「それは次章でって事で」

 「………まあ、そりゃそうだが………」

 「ではでは、第四章『それぞれの裏、さまざまの真実』をお楽しみに」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ