表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
234/471

間章その三『守れ!男の?????』1

  ★???★

 黒樹夜衣斗の現在の保護者・黒樹春子の朝は、大体仕事部屋の机の上で始まる。

 要は漫画の執筆作業中に寝落ちしているわけで………そうなると、大体顔のどこかに何らかの跡が付いている事が多い。

 今回の跡は………

 むくっと起きる春子。

 その頬にはくっきりと手とその手に持つタブレットペンの跡が付いていた。

 顔の前にあるパソコンの画面には、漫画原稿が描かれており………どう見ても未完だった。

 ぼーっとそれを見て、途端に顔を青くして、

 「………どうしよう………」

 っと言うが、直に、

 「………っま、いいか………」

 っと言って背伸び。

 あんまりよくないはずなのだが………このままのペースだとどう考えても締切直前で担当編集に泣き付くのは目に見えている。……まあ、それも含めて、いつも通りの朝。

 ふら〜っと立ち上がって、ふら〜っと部屋を出て、洗面台に向い、とりあえず顔を洗う。

 っで、そのまま甥の夜衣斗が寝ている部屋の前にふら〜っと移動。

 鍵は付いていないので、そぉ〜っとドアを開け、部屋の中を確認。

 夜衣斗はまだ寝ていた。

 寝ている夜衣斗を確認した春子は、そぉ〜っと部屋に侵入。

 そろりそろりとベットに近付き、潜り込もうとして………ピタッとその動きを止める。

 「……えっと……夜衣斗君?」

 いつも潜り込む直前で、夜衣斗は飛び起きるのだが………今日は一切反応せず………困った春子は戸惑いながら、夜衣斗を見ると、夜衣斗は苦しそうに息をしている。

 その異変に気付いた春子は慌てて額に手を置くと………物凄く熱かった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ