表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
222/471

間章その二『うさぎと魔人』17

  ★夜衣斗★

 黄道さんの家の近くにある空き地で、俺と緑川は対面していた。……いや、対峙か?

 「マジっすか!?本当にいいんすか!?」

 そう言って喜ぶ緑川に、俺は頷いた。

 「よっしゃぁぁあぁ!!!」

 物凄い大声………近所迷惑を考えてほしいもんだ

 ………はぁ……これから『自ら進んで武霊バトル』をしなくちゃいけないのか…………ちょっとワクワクしないわけでもないが………そんな自分に気が重い。


 黄道さんのお母さんと合流し、より詳しい話を聞いた俺は、一つの作戦を提案した。

 飛矢折さん達の話を統合して考えた黄道美幸さんが今、『陥っている状況』から考えて提案した作戦なのだが………こう、なんで美羽さんも飛矢折さんも素直に従ってくれるかな?……俺の導き出した答えが、合っているとは言えないんだぜ………はぁ……まあ、こうなった以上、やり遂げるだけだが………

 作戦はこうだ。

 まず、俺が後を付いてきた緑川と黄道さんの家の近くで武霊バトルし、黄道さんの武霊……ゆきちゃんだっけ?……を誘き出し、黄道さんから引き離す。

 俺と緑川で黄道さんの武霊を引き付けている間に、飛矢折さん達が黄道さんに会う。

 たったそれだけの作戦。

 ………だが、俺の考えが正しければ、多分、『それだけで』この問題は解決する。

 ………はず…………ああ、不安で、気が重い。頼むから……考えた通りになりますように………はぁ………

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ