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間章その二『うさぎと魔人』14

  ★???★

 「話が違うじゃないっすか部長」

 緑川響の非難の声に、星電越しに青葉愛の笑い声が聞えて来た。

 「あらあら?私は今日の黒樹君は放課後直に学園を出る予定よって教えただけでしょ?」

 「そっそうっすけど………あの人がいるなんて」

 そうっと隠れている塀から、後を付けている三人の内の一人、飛矢折巴の背中を見た。

その巴が不意に振り返ろうとしたので、思わず顔を引っ込め、思わず後を付けるのを止めてしまう。

 「あらあら?じゃ、がんばってね」

 「え?あ!部長」

 一歩的に通話を切られ、途方に暮れる響は、ちょっと考えて、再び後をつけ出した。


  ★夜衣斗★

 緑川が俺の後を付けてくる可能性は考えていなかったわけじゃない。

 むしろ、かなりの確率で後を付けてくるだろうっと思ってて………ある思惑から、別にそれでもいいか……っと思っていた。

 もしかしたら、必要になる……かもっと。

 ………それにしても………武霊研究部ね………そんな『部活』があるとは、しかも、それが美羽さんの所属している部活だとは思わなかったな………。

 少々興味はなくもないが………今の俺の状況で、武霊に関する事に近付くってのも危険な気がするよな………まあ、それを言っちゃあ、今やっている事もしない方がいいんだが………今更止めるってのも……な……

 今回の事………あいつからの連絡がないって事は……宿命の悪意は関係ないってことなんだろうか?………まあ、でも、予知が利き難くなってるって話だしな………どうなんだろう?……………あんまりこの二人が関わっている事に宿命の悪意が関わってて欲しくないな………。

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