表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
122/471

間章その一『星波学園の人々』49

  ★飛矢折★

 道場から誰かが去って行く気配を感じた。

 「もう大丈夫みたい………出ましょうか?」

 私は一緒に『更衣室で隠れていた』彼にそう言うと、とてつもなく居心地が悪そうにしていた彼は直に頷いた。

 ………女の子しか使ってない場所だから…………結構男の子の目のやり場に困りそうなものが散乱してて………でも、他に隠れる場所がないからっと言って、彼から上着を受け取った朝日部長が、何故か私も一緒に、無理矢理彼をここに押し込めたんだけど…………あれは絶対に面白がってた。

 更衣室から出ると、部活のメンバーが集められ、座らされている所だった。

 「………朝日部長?」

 私が疑問の声を朝日部長に掛けると、朝日部長はいかにも悪巧みをしていそうな笑顔を私に向けた。

 「はいはい。巴も座って。あ!君は、私の隣に来て」

 そう言われて、座らないわけにもいかないので、朝日部長の前に私は座り、彼は困惑しながら部長の隣に移動する。

 「はい、では発表します」

 その言葉に、この場にいる部活メンバーは、一斉に嫌な予感を覚えたと思う。

 朝日部長のこういうパターンで何かを言う時、大体が迷惑な(本人だけが楽しい)厄介事を言い出す事が多くて………。

 「巴が彼を気絶させちゃったお詫びとして、逆鬼ごっこ中、彼をここで匿いま〜す。以上」

 …………………え?


            間章その一『星波学園の人々』終了

まだ夜衣斗の逆鬼ごっこは終わってませんが、これで間章その一『星波学園の人々』は終了です。

次の章は第二章『カウントする悪魔』です。

引き続きこちらも読んで頂けると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ