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間章その一『星波学園の人々』35

  ★夜衣斗★

 ……えっと………ここって学校だよな?………他の登校中の生徒は……特に気にもしてないし……って事は……。

 「いい加減に消えてくれませんか?ここは私達メイド部が先に確保した場所ですよ?」

 っと、にこやかに言うメイド。ただし、目が笑ってない。

 「何を言いますか。ここはみんなの場所。故に私達執事部がここに居てもなんの問題も無いのです」

 っと、にこやかに言う執事。もちろんこっちの目も笑ってない。

 メイド部に執事部?………同好会ならまだしも、部活承認されてるのか?……何考えてんだろ、ここの学校教師陣………まあ、何だか牽制し合ってるようだし……音を発てない様に気を付けて通れば……気付かれないよな……多分。

 丁寧な口調で言い争っているメイドと執事の隣を、そろりそろりと通り過ぎようとした時、メイドの一人がぴっくりっと動いて、こちらを見た。

 視線がこっちとはやや違う方向に向いているので、気付かれてはいない様だが………思わずびくりとして立ち止まってしまった。

 じーっとこちらとはやや違う方向を見るメイド。

 なんか妙な緊張を感じ、こっちもじーっとメイドを見てしまう。

 ちょっと間を置き、不意に、メイドの頭にひょこっと『柴犬っぽい耳』が頭部に生えた!?

 っげ!このメイド、武霊!?

 不意に犬耳が生えた武霊メイドは、すんすんと鼻を鳴らし、耳を少し動かすと、隣で執事と言い争っているメイドの袖をクイクイっと引っ張り出した。

 「……どうしたの?」

 そのメイドの問いに、犬耳武霊メイドはすうっと俺を正確に指差した。

 ステルスサーバントは姿を光化学的に消すだけで、俺から発せられている匂いや音まで消していない。

 つまり、嗅覚などの視覚以外が特化した武霊がいれば、あっさり位置がばれると言うわけで……………

 とりあえずそろりそろりと校門に向かって歩くが、犬耳武霊メイドの指はしっかりと俺を指差し動く。

 無言でその指の動きを見たメイド達と執事達は、無言で指が向けられている場所を見る。

 「いるの?」

 武霊使いメイドの問いに、こくりと頷く武霊メイド。

 その瞬間、執事の一人が俺に向かって両手を広げた。

 「拘束念動」

 と両手を広げてない方の、言い争っていた執事が言うと、「っう!」と思わず言ったしまうほど圧迫感が俺を襲った。

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