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間章その一『星波学園の人々』29

  ★夜衣斗★

 翌朝、美羽さんは青い顔をして、目下に熊を作っていた。

 流石にこれには心配になって、

 「………大丈夫ですか?美羽さん」

 と声を掛けてしまった。

 美羽さんは力ない笑みを浮かべて、

 「大丈夫です……うふふ、前より平気になってますから……」

 ?………意味が分からない………本当に大丈夫なんだろうか?ってか、本当に昨日何があったんだろうか?

 多分寝不足の為か、多少ふらふらしながら歩く美羽さんと共に登校すると、学園大門の前にずらっと整列した武装風紀委員会とその中心に立っている琴野統合生徒会長がいた。

 ずっと待ってたんだろうか?………まあ、どうでもいいか。

 「黒樹様。お待ちしておりましたわ。それでは、昨日言いました通りに、再びお聞きしますわ。どれかの部活もしくは同好会に所属する気になりましたか?」

 その生徒会長の問いに、俺が応えようとした時、美羽さんに袖を引っ張られた。

 生徒会長が眉を顰めたが、とりあえず気にしない様にして、美羽さんを見る。すると美羽さんは俺の耳元に近付き………ドキッとするから勘弁して………小声で、

 「夜衣斗さん。ここはとりあえず、どこかの部活に所属するて言った方がいいですよ。武装風紀委員の監視が付くでしょうけど、一ヶ月間の猶予が得られますから」

 ……監視ね……やっぱりそうなるのか。

「夜衣斗さんの武霊は、とても強力な武霊ですけど……夜衣斗さんは、武霊使いになってまだ四日目です。経験不足は勿論、数で不利は否めないと思うです。だから、今は逆鬼ごっこはしない方がいいと思いますよ」

 ………まあ、美羽さんの言う事は分かるが………む〜嘘を付くって事なんだよなそれって……………

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