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作者: うたたね

 ここどこ?=オフィスです。

 私って誰?=最後に名前でます。容姿は想像通りの平々凡々。

 



 カタカタカタとキーをたたく音が静かな室内に響いている。人の話し声はもちろん、紙をめくる音さえも聞こえずただ自分が出す音だけが響いている。


(なんて心地よいのだろう。)


 寂しさはなく心地よさを感じる私は少し可笑しいのかもしれない。しかし、昼間の環境と比べれば作業が捗っていることは間違いない。すでに外は暗く、自分が使用している作業スペース以外のライトは消灯している。


(やっぱり私は、誰とも関わらないほうが効率がいいみたいね。)


 昼間はチームの部長から後輩指導についての指導をされ、先輩からは作業が遅いと怒らる。また後輩からは質問され、それに対して返答をするが上手く伝わらず他の先輩に同様の質問をしている後輩の姿をみてため息をついたのを思い出した。


(何がいけなかったのよ。私はちゃんとしているのに。あの子の理解力がないせいであって私が悪い訳ではないじゃない!だいたいあの子、仕事ってわかっているのかしら。いつもチャラチャラと着飾ってスカートだって短すぎるのよ!会社の規定にも書いてあるじゃない!オリエンテーションでも指導されたはずよ!なのにあの格好は何!?それを私に指導しろっていう部長もどうかしているわ!!)


 今日の自己反省をしようにも気に入らない後輩のことが思い浮かび反省もままならない。


「・・・はあ。」


 一通り今日ののろまを終えため息をつき、背もたれのある椅子に深くもたれると目を閉じる。


(誰のせいでもないことは分かっているわよ。後輩に八つ当たりしているのも分かっているわよ。部長が私に後輩指導をしろと言っているのだって、先輩から指導されたことをそのまま教えてやれってことだって。)


「でも、仕方ないじゃない。自分のことでいっぱいいっぱいなのよ。できる人間ではないことは自分がよく知っているわよ。本当に私って・・・。」


 頭を空っぽにしたいのに、浮かんでくるのは困り果てた後輩の顔。頼ってくれることが嬉しいのに上手く教えてあげられない。服装だってちょっと声を掛ければ、あの後輩のことだすぐに変えれるだろう。


「あの子は私と違って、できる子だもの。私に言われる前に気づきなさいよバカ。」


 最後の八つ当たりをして勢いよく背もたれから体を起こした。いつまでも会社に残っていても仕方なく、明日も仕事があるのにそのままお泊りも一応女性であるためしたくはない。


 「よし!帰りますか。」


 鞄を取り椅子から立ち上がると、私は文字通り固まった。

 室内の出口は2つあり、1つは既に内側からカギがかかっている。もう1つの方には、目を疑う人物がいた。


 「やっと終わったんですか?今日のお仕事お疲れ様です。でも待っている俺も疲れてしまいました。待っていたご褒美に何か奢ってください。」


 声を掛けられ、見間違いではないことを確信した瞬間、止まっていた時間が動き出す。

 

 (何故彼がいる?)


 入社当初は同じチームに配属された彼は、外見から想像がつかないほど仕事が早くすぐに先輩やら上司のお気に入りとなった。同僚達は彼を真似て成績を伸ばしていくことに成功したが、私だけは入社当初よりは伸びしろは見られたが、その後停滞。2年目には更なる上昇を目指すが、その前に別チームに移動となり1からやり直しとなったのだ。そのままそのチームに残った平々凡々な眼鏡男子(外見)とは、関わりがなくなったのだが、その彼、いずみ 真司しんじが何故ここにいるのだろう。


 「泉君、どうしてこんな時間まで会社にいるのかしら?いつも定時には帰っていたような気がするのだけれど。」


 努めて冷静に、彼の質問と要望には応えず代わりに質問を投げかけるが、それが不服だったらしくこちらに寄ってきては腰に腕をあてため息一つ返してきた。


 「俺の言葉は無視ですか?まあ名前を覚えてくれていたので今回だけは許してあげます。できれば下の名前で呼んでほしいのですが・・・それは何時でもできますからね。取り敢えずここ出ませんか?終電なくなりますよ。」


 (意味が分からない、結局貴方も私の質問に答えてないじゃない!もういいや、ほっといて帰ろう。)


 「そうね、終電は逃したくないから帰るわね。それじゃあ、泉君も気を付けて。」

 「だから、なんでそうなるんだ。俺がこの時間まで残っていたのは、アンタを待っていたからってわかるだろう。」

 「泉君、口調が崩れてきているわよ。」

 「は?」


 彼に背を向けて帰ろうとするのを逃がすものかと私の腕を掴み睨んでくる。そんな彼にどう反応すればいいのだろうかわからず、言葉遣いを指摘して更に睨まれた。

 平々凡々である彼が実は明るく誰に対してもフレンドリーに接していることも仕事の効率に繋がっていることは知っていた。しかし、会社内では敬語を使いましょうと方針に掲げられておりそれを真面目に実行している彼の言葉遣いは入社してから丁寧である。ただし同期同士での飲み会では砕けた口調で話しているため同期内では人気者の扱いだ。因みに私は、上司には敬語だが同期には敬語が使えない特技を持っている。


 「ごめんなさい、話を逸らしてしまって。でも、私を待っている理由が本当にわかないのだけれど。」


 (彼を怒らせてしまっては後で同期から怒られるから、素直に謝るとして。でも理由が本当にわからないのよね。私を待つ理由って何?)


 謝ったことに対しては許してくれたのか目の鋭さは和らいだが、依然として腕から手が離れることはなかった。

 

 「取り合えず外に出ようこんなところにいつまでも居たくないだろう。待っていた理由も教える。」


 そういうと彼は、会社の玄関まで私の腕を引いた。私は彼の手を振り払うことなく引かれるがままに歩く。無表情を装っている私は、実は混乱していた。


 (何?何なの?勝手に私を待っていて、勝手に怒って、勝手に腕掴んで引っ張って。どうしろっていうのよ!私が悪いの?実は同期での話合いがあったとか?そんなメールなかったはず・・・。え、なかったよね?)


 時折、社内メールを利用し同期から飲み会開催事項が送られてくることがある。そのメールは定期的に送られてくるわけでも、決まった人が企画するわけでもなく唐突にただ飲みたいがためにメールを発信されることがあるのだ。それを今日のように残業をするほど混乱するとメールを見落とすことがあり、その時は再び参加の有無を催促するメールが送られてくる。若しくは同じ階ではあるが別チームである同期から声を掛けられることがあるのだが、今回はその声掛けもなかった。因みに私は同期との繋がりは切りたくないため殆ど参加をしており、毎回参加している彼を見かけることはあるが声を掛けることはなかった。


 「さてと、外に出たわけですが、誰かさんがもたもたしているせいで終電は逃すことになります。だいたいこんな遅い時間まで仕事をするとかどれだけ仕事が好きなの。仕事が恋人とか冗談でもやめろよ。」

 「え、終電までまだ1時間あるじゃない、全然間に合うわよ。それに別に好きで残業していたわけじゃないし。」


 考え事をしていたためか、会社の外に出ていたことに気づかなかった。6月半ばであるが気温は高すぎず低すぎずちょうどよく、また心地よい風が頬を撫でる。これから帰るだけだと考えると肩の力を抜くことができた。力を抜くと同時にまだ腕を掴まれていることに気づくが、彼の方から手を離す気配がない。

 腕時計で時間を確認するがまだ22時だ。終電は23時半までなのでまだ1時間ほど余裕がある。そもそも腕さえ離してくれれば今すぐにでも帰れるのだ。


 「あー。確か、社会人になってから恋愛する暇がないって言ってたもんな。」

 「そんなこと貴方に言った覚えはないわよ。そんなことよりいい加減腕を離してほしいのだけど!」


 私的にはさっさと話しを終えて帰りたいのに、一向に話が進まない。しかも突いてはいけない藪蛇の中をわざわざ言ってくる彼は何がしたいのかが分からない。


 (さっきから、何がしたいのか分からな過ぎて混乱しているんだってば!!だいたいなんで、恋愛のことを言うのよ!そもそも誰から聞いたのよ!彼氏のできる気配がしないって伝えたことがあるのは女子2人しかいないのにいつどこで聞かれたのか・・・もしくはあの2人が教えたのか。いや教える理由がわからない。)


 「腕離しても勝手に帰らないでね。」 


 そう言いつつ、掴んでいた腕を離したが視線は私から離れることはなかった。

 掴まれていた腕を摩りつつ、私も負けじと彼を見た。


 「じゃあ待っていた理由について話したいんだけど、その前に教えてほしいことがある。坂部さかべ先輩に求婚されたって本当?」

 「は?」


 (何言っているの?私に恋愛する暇がないことを知っているんじゃないの?そもそも求婚より告白すらされたことないわよ!!馬鹿にしているのかしら。)


 「だから・・・坂部先輩に。」

 「2度も言わないでくれる?虚しくなってくるわ。そもそもその坂部先輩がどなたか知らないわよ。」

 

 (2度も同じ言葉を言わせるわけにはいかない、私が辛すぎる。今日はなんて厄日なんだろう。部長には怒られるし、先輩にも怒られるし、後輩には呆れられるし、人気者には意味の分からないことを言われるし。)


 彼から視線を逸らし、世知辛いと心の中で嘆く私は彼がホッと肩の力を抜いたのに気づかなかった。

 

 「そっか、そうなんだ。じゃあセーフだったわけか。」

 「だから何がよ。ねえ、いい加減理由を教えてくれないかしら。明日も仕事だし帰りたいのだけれど。」

 「んー、俺の方もいい加減気づいてくれてもいいと思うんだけど。」


 そう言い彼はにっこり笑うが目は笑っていなかった。そんな彼に理由もなく怯むわけにはいかない。

 

 (何に気づけというの。・・・あ、あれかしら!実は私のことが好きです!なんて事ないわよね。慕っている先輩がパッとしない同期に惚れてしまったとか?・・・なんか違ってそう。)

 

 「・・・帰るわよ。」

 「本当に気づかないのか?俺が待っていた理由、なんで先輩のこと聞いたのか。」

 「私の考えてた中で当たっている答えがないのよ。」

 「その答えが正しいかは俺が知っている。そもそも相手の答えも聞かずに自分が間違っているなんてなんで分かるんだ?だから見当外れのことを考えて、自分はできない人間だなんて答えがでるんだ。」

 「ちょっと、貴方本当に何時からあそこにいたのよ!だいたい、私が聞いても答える気がないじゃない!?」

 「それは答えだけを聞こうとしているからだろう?頭の中で考えて答えを出したって口に出さない限り相手からの返答を知ることはできない。俺には考えていることがわかるなんて能力持ち合わせていないからな。・・・・そもそもアンタの独り言なんてそんなに聞いてない。」

  

 会社の定時は17時半、それから残業が終わった時間を考えると5時間ほど彼は帰らずに会社内にいたことになる。彼は独り言をそんなに聞いていないと言っていたが、私が恥ずかしい自己反省を始めたのは仕事終了時。つまり全部聞かれていたことになるが、そこは突っ込まないことにする。

 

 (口に出さないと相手に伝わらないことだって知ってるわよ。答えが正しいなんてわからないことも!でもどうやって相手に確認すればいいか分からないじゃない。聞いて相手を不快にしたら?それこそ関係が悪化するに決まっている。)


 「貴方だって察しろって言ってるじゃない。貴方が何をしたいのか何を言いたいのか私にも分からないわよ!私を待っていたのだって、同期での話合いがあったのかな?とか考えたわよ。でも聞かれたのは、名も知らない人の告白されたかって話だし。頭の中混乱しているのよ。答えを知って頭の中整理したいと思うのは普通だと思うのだけど。」

 

 自分が今どんな顔をしているのか分からないが、始め考えていたことを伝えた。まずは一つずつ解決していかないと混乱が混乱を呼び、最終的に思考停止することになるのは自分自身のことなのでよくわかる。


 (もうこの際、不快に思われたっていい。関係が悪くなろうが構うもんか!彼が考えを言えというのだから、傷ついたって知らないんだから。)


 「・・・。俺が待っていたのは別に同期での話合いが予定されていたわけじゃない。もしそうならもっと早くに声を掛けていたし、俺は今回だけ待っていたんじゃない。それにアンタが知らないという先輩については、ただ気になったから聞いただけで・・・悪い。」

 「ちょっと待って。今日だけじゃないの?」

 「アンタはフロアの違う俺がいつも定時に帰っているってなんで知ってるんだ。それはアンタが帰るときによく見かけていたからだろう?」

 

 彼の言葉で思い起こされるのは、いつも定時に帰るようにしていた私が同じように彼が定時に帰る姿だった。だから私は彼が定時で帰っているのを知っていた。私が定時で帰れるのは私のチームが定時で帰るように部長がしつこく声を掛けるからだ。でも、終わらないと帰れないことは帰れない。

 

 「チームもフロアも別になって話す機会がさらに減って、帰りに話しかけようと思っても急いでいるみたいでなかなか話しかけれないし、同期の飲み会にはよく参加しているようだったからそこで話そうと思ってもアンタ逃げるし、だから今回は強行突破をしてみることにした。」

 「・・・。」

 

 飲み会で彼が話しかけて来ようとしているのは気づいていたが、何も話す内容がないため逃げていたことが彼にバレていた様だ。帰りだって確かに早く家に帰りたくてほぼ走るように駅に向かっていたのは間違いない。


 (バレていないと思ったのに。いや待って、今気に掛けるはそこじゃない。)


 「強行突破って、どういう意味?私と話したかったっていうのは何となくわかったわ。でも、そこまで話をしたいって思うなんて、まるで貴方私と仲良くなりたいみたいじゃない。貴方って広く浅く人間関係を築いているのだと思っていたわ。・・・客観的にみた感じだけど。」

 「そこまで気づいてなんで分からないかな。確かに俺は、あまり深く関わろとはしないけど、誰だって気になる相手のことは深く知りたいと思うだろう。」

 「・・・。」


 腕時計は23時を指していた。終電には今から走ったら帰れるだろうけど、この話はそう簡単に終わりそうにもない。というか、こんなところで終われるはずがない。

 

 (気になる相手には話しかけたい、つまり私のことが気になるってこと?それはどういう意味でだろう。入社した当時もそんなに話すことなんてなかったのに。)


 「私の考えが外れていたらとっても恥ずかしいから言いたくないのだけれど、貴方私のことが気になるの?」

 「やっとここまでたどり着いた。本当は別の方法で言おうと思っていたんだけど、ライバル現れて時間もそんなに掛けれそうにないし。本当に今日しかなかったんだ。」

 

 会社の外に出てから一度も彼の方から視線を外すことはなかった。ずっと見られているという感覚があったから。そして今も私の方を見ているのが分かる。何を言おうとしているのかも流石に分かってくる。


 「高岡たかおか 由美子ゆみこさん、入社した当時から貴女のことが気になっていました。いつも一人で悩んで、見当違いな答えを出す貴女を助けたいと思っていました。貴女と別チームになり関わることも減り、助けることすらできずただ見ているだけなのはもう限界です。この際はっきり言わせてください。俺を選べ。」

 「・・・!?」

 

 (今、私は告白をされたのかしら。いや、いろんな意味での告白だった。でも最後命令だったような気がする。何が俺を選べよ!つまり何、どういうことよ。)


 彼は・・・泉 真司から、私、高岡 由美子は告白されたようだ。最後の言葉以外は丁寧だが、内容はさっきの質疑応答が無駄になるほど簡略されたもの。

 しかし思いは本物のようで彼からの眼差しは直視したくないほど熱を帯びていた。

 

 「何が選べよ。偉そうに・・・。そんな言い方で女性がなびくとでも?」

 「他の女性の気持ちなんて知らないし、いらない。俺が欲しいのはアンタだけ。」

 「・・・もちろん拒否権はあるのよね?」

 

 私は自身の言葉で、自分の首を絞めるとはこの瞬間思わなかった。

 私の問いを聞いた瞬間、彼からの視線が鋭くなった。今の状態を簡単に表すと蛇に睨まれたカエルである。


 「俺から逃げれるとでも?」


 (私のバカ。おばかーーー!猶予期間を聞けば良かったのよ!)


 毎日のごとく小さなことをうじうじ悩むのが私。そんな私が彼から逃げる術も知らないわけで、逃げたら逃げたでストーカーに合いそうだななんてちょっと思ってみたりしたが、最後に出る答えは精一杯の回答。

 答えを出すのだ、胸を張って伝えよう。


 「優しい人が好きです。どうか優しいままでいてください。」


 私の導き出した精一杯の答えに彼はただ嬉しそうに笑った。

 それを見た私は、平々凡々の容姿と決めつけていた自分をまず叱ることにした。

 

 時刻は23時半。

 終電は行ってしまった。会社に泊まろうにも時間的にロックされており、外側からは入れない。

 カプセルホテルを探さなければいけないと考えていた私に最終通告がされた。


 「じゃあ、帰ろうか。」


 (え?どこに?)


 頭に浮かんだ疑問を聞ける雰囲気ではなかった。これは考えれば分かることだ。泉君の自宅は、会社から近く歩いて30分ほどで着く距離だってことを同期の誰かが言っていた。


 (本当に逃げれないんですね。分かりました、腹を括ります。)


 「何考えてるんだ?」

 「明日からちゃんと後輩とも話し合っていこうと考えています。」


 とっさに出た私の返答を不思議には思わなかったらしく、深くは聞き返すことはなかった。

 



 次の日、何故か職場で泉君の婚約者になったとの飛躍した話題がされ、部長にはおめでとうと謎のお祝いの言葉を頂いた。

 あの時、どのように返答すれば良かったのか。正しい答えを知っている人がいたら是非教えていただきたい。

ずっと会社の前で話してたの?=近くに公園ないですから。

彼ってなんで最後名前書き?=私が彼を認めたってことだと思います。

なんでアンタなの?=明るい性格を想像したらその呼び方になりました。

え?ストーカー?=・・・・。深くは聞かないでください。

同期達って実は・・=実は、彼の仲間です。私との恋愛を助けてくれます。

なんでこんなに読みづらいの?=DOGEZA

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