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私たち人類は100年後に、生き残れるか?

作者: 山本 信治

はじめに

 私は今、病室の天井の壁を眺めながら、物理学者ではなく、ましてや宗教家でもない極々普通の、60半ばの半老人が徒然なるままに想いを廻らせ未来を描いて見ている。

今年の初め、某テレビで30年後の日本をドキュメンタリー風にして5夜連続で放映していた。残念ながら私は1回と2回しか見ていないが、30年後の世界は視える(予想できる)し、30年後にはその30年後も見通せると思う。しかし、3世代後の2100年頃は、不確定要素が多過ぎてどうなるのか? 

世紀末思想も復活してくるだろうから?


Ⅰ 100年前から

 では100年前の世界(第一次世界大戦)から今迄の変化は、科学技術、医学、、、、、  あらゆる分野でもの凄いスピードで変革が進んでいる。特にコンピュータ技術は100年前には想像も付かなかったものが今や人間の頭脳を凌駕する処まで来ている。

一つ残された領域は宇宙、アインシュタインの呪縛(物質は光の速度を超えて移動できない)であり。30年100年経っも変らない。

なぜなら? タイムトラベラーがいない今 

ニュートン力学では E=mc² エネルギー (E) = 質量 (m) × 光速度 (c) の 2 乗 が、絶対真理なのです。

しかし、科学技術の進歩は、物質をネルギーに変換し、転送できる処まで、来ています。


Ⅱ 2015年時点の方向性


  30年先が見えている現状で、さらに、科学技術の発展に拍車がかかり、特にコンピュータ、医療関連はスピードアップされて行く、もはやコンピュータ無しの生活は考えられない、人工知能を持ったロボットが開発され、ロボットがロボットを生む時代に入って来る。そして医療ロボットにより人間が管理され、人の平均寿命はどんどん長くなって行き、100歳を超える日も迫っている、バラ色の未来が待っているのだろうか?


現実の諸問題に目を向けると、今後の方向性が視えて来る。

 遺伝子組換え、クローン技術の安定化などで、農林畜産業の工業化(大規模生産工場、農業ロボット導入、林業ロボット導入)が進み、計画的な物流システムが、食糧供給を余裕のあるものへと変え、食糧による争い、世界中の貧困も無くなって行く。


 防犯カメラの大量設置により、監視システムが稼働していくと、それを利用して、パターン解析、認識が進み、人工知能による予知能力が高まる。事故予知、犯罪予知、犯罪検挙率が高まり、事故数犯罪数も減少し発生そのものが減少して行く、この制御、抑止力で、平和な社会への展望が広がる。


 更なる人工知能の高まりは、日常生活にまで関わってくる。パターン認識、蓄積が進み人間の趣味趣向にまで、確率的要素分析が進み、ヒット曲や、文芸作品にまで影響を及ぼしてくる。発表前にヒットの可能性が分かってしまい、画一化された文化となって行くだろう。(小説なども、好みに合ったプロットが描かれ、ゴーストライターが書きあげる。)


課題はそのスピードに行政が付いて行けるかどうか、許認可に縛られると。夢、幻、に終わりかねない。これからの30年間で時代に合った行政に。スピードある変革が求められる。


エネルギー政策 原子力に代わるものが求められているが現時点では決めてに欠ける。


Ⅲ  2045年への展望


  この頃になると、ロボットによる生産活動は安定し、人間は働く必要性が無くなって来る。医療の進歩で、人の平均寿命も100歳を超えている、また若返りの薬も開発され不老不死が夢でなくなって来る。傷んだ所はパーツ交換の如く医療ロボットが新しい組織と交換してくれる。


地球を離れた宇宙へは、敢えて、危険を冒して人類が出て行かなく、小型の無人宇宙船での探索が進んでいる。火星への有人到達はない。そして、時空の扉は開かない、時空の壁は超えられない。4次元空間は変らない。


 しかし、コンピュータが創造する。ヴァーチャル空間が世界観を変えて行く。巨大スクリーンに3D映像が広がり、手を伸ばせば触れる、掴める感覚の世界が広がる。

世界遺産への旅も、歴史の旅も、宇宙への旅も自ら出向く事無く、実体験するが如くに感じられる。ヴァーチャルの世界で過ごせられる。


 そして、人間はますます移動する必要がなくなってくる。チョット近くのコンビニへの買い物も代行ロボットが瞬時にやってくれている。体を使う必要がなくなってくる。


エネルギー政策に関しても2つの方向性が視えてくる。


 1)海底に眠るメタンハイゾレートの取り出しと活用

メタンハイゾレートは海底に眠っている無尽蔵のエネルギーだが、その取り出しと制御に失敗すると、地球全体に影響を及ぼす。

イワユル4thインパクトの瞬間、地球上の全生命体が絶滅に直面する。

これは、絶対に避けなければならない。しかし某覇権国が自国の利権を守るために強行し、失敗すると、原子力制御失敗との比較にならない事態となる。

完全に安全が立証されない限り、絶対に利用すべきでない。


 2)太陽光エネルギーの蓄積と利用

 太陽光直接励起レーザー

基本的に太陽光を励起光源としたレーザーである。宇宙や地上に降り注ぐ太陽光を500-3000倍に集光して、レーザー媒質に当てて、レーザー媒質に吸収させる。(セラミックレーザー)そのとき、反転分布が形成され、レーザーが発生する。

 エネルギーサイクルシステムの稼働。

マグネシウム金属の化学的ポテンシャルエネルギーを利用した。エネルギーサイクルを確立する。


2045年頃には、砂漠の一角に太陽光励起レーザーのプラントが構築され、マグネシウムエネルギーサイクルの利用で、世界中のエネルギーが賄えて行ける。


Ⅳ 2075年以降


 幻げながら視えている2075年では、人類がこれから先に向けて解決しなければならない、大きな課題が残る。

 人類が自分達が存続していく理由を自分達自身で見い出せるかどうかに懸っている。

 2015年頃から急速に発展した人類文明(人工知能文明)は加速度を付けて更にその先をめざし、終焉に近づくと思われる。それは人類の手を離れ一人歩きを始めるだろうから。


 終焉の始まり

生命体としての人類は、手足の機能が衰え(使う必要が無くなるから)創造の喜びも薄れていく。不必要となった手足、胴体は医療ロボットにより切り離され、やがてヴァーチャル世界に浮かんだ頭脳の塊となって行く。それを看護するロボット達に視守られて存続して行くのだろうか?

残るのは、巨大化した人工頭脳コンピュータその手足と成って働く知能ロボット。


Ⅴ  未知との遭遇


  未知との遭遇は有ったのか?、有るのか?

  古代史の謎

 ピラミッド

   ピラミッドはエジプト以外にも複数の個所でそれらしき遺跡が発掘されている。

  それらに共通しているのは当時では考えられない(有り得ない)力の源泉があり働いていた点である。

  力の源泉とは、言い換えればエネルギー源である。

   エジプトのファラオは太陽神であり太陽光との関わりが深いと考えられる。

  ピラミッドは単なる神殿ではなく、太陽光エネルギーをレーザーに変換し蓄積し制御する仕掛けが、隠されているのではなかろうか?ピミッド内の狭い通路はレーザーの誘導路?、未発見の遺物の中から、レーザー媒質(セラミックス=焼き物)が発掘(発見)できれば解明につながるのでは?


 ナスカの地上絵

  ナスカの地上絵の近く(南500m)に30基の巨大ピラミッド群があります。現在は、ほとんどが砂に埋まっています。後は、考古学の研究に委ねますが

  エジプトのピラミッドと同様に太陽光エネルギー変換装置と捉えると、レーザーを利用すれば地上絵を描く事も可能と考えられます。


   古代史にはこのほかにも多数の不思議がありますが、外的要因として大きなエネルギーが動き事象を引き起こしたと、捉えると、レーザーエネルギーの移動、レーザー媒質、が何らかの関わりを持っているのではないでしょうか?

   マグネシウムエネルギーサイクルが使用されていたとしても、マグネシウムは酸化し何れ、気体と成ります。痕跡が無くなっていても不思議ではないでしょう。


  では、このレーザー技術がなせ古代に利用できたのか

 未知との遭遇により、転移できたのか、なぜ技術が後継できなかったのか、大きな疑問が残りますが、エネルギーは物質と違い4次元空間でも転送できます。また時間と共に消滅していきます。


Ⅵ 5次元の世界

 4次元の世界観では、理解も解決も出来ない問いです。

 古代史の謎もその一つだと思います。

1)では、3次元とは、

 手短に言えば、ユークリド幾何学で表せる、A=A の世界です。

 つまり、そこに有るもの(物体)は絶対に

 いつまでもそこにある。

2)4次元では、

 時間の要素が加わり、

 ニュートン力学に基づくアインシュタインの定理

 E=mc² エネルギー(E) = 質量 (m) × 光速度 (c) の 2 乗になります。

 ここでは先ほどの A=A が 光速度 (c) 言い換えれば時間の進み方によって変わる A=At  t =時間のパラメターと成ります・ 

 つまり、そこに有るもの物体(物質)は時刻の変化により変っていく。但し t が負になることはない。Aはまったく同じAには戻れない。

3)5次元

 ここからは、まったく。私の試論になります。

 敢て、簡単な数式で表現すると。

 A→A´ “→”この記号は変位を意味し、AがA´に変ることを意味しています。A´とは、4次元空間にあったAが時空を超えて、5次元空間にある ことを意味しています。


おわりに

 これ以上掘り下げると、本題「私たち人類は100年後に、生き残れるか?」から逸脱してしまうので、別途機会に改めて投稿します。次回は平たい文章じゃなく、ストーリ性のある読み物として。


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