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あのあと、俺の役割の説明をされた。

俺の役職は補佐。主に他の役職の手伝いをするらしい。めんどくさそう……


そんな俺の最初の仕事は庶務の変人王子の手伝いで、新入生歓迎会の内容を考えること。

なんでそんな事を新入生の俺に考えさせるんだ。そこは上級生が考えないとだめなところだろ。と生徒会の奴らに言ったものの、上級生の生徒会役員はいろいろと忙しいらしい。



「さて、千夏くん。君は本当に腐男子じゃないのかな?」


「違います。」


「BLとか萌えない?」


「萌えない。」


「嘘だよね?」


「本当です。」


「くそおおおっ!!!」


変人王子以外の役員は用事があるとかで生徒会室をでていき、今は2人で新入生歓迎会の事を決めているのだが……なかなか本題に入らない。


「新入生歓迎会どうしますか。」


ぶっちゃけ早く決めて家に帰りたいんだけど。もうイケメン見すぎて腹いっぱいだし。


「同学年なんだから敬語はやめてよ。あと、海って呼んでね。」


「わかった。で、どうする。去年は何をしたんだろうな。」


「千夏くんって案外短気なんだね……うわ、睨まないで!えと、去年はみんなでお泊りに行ったらしいよ。新入生歓迎会じゃなくて、宿泊研修という名目でね。」


1年の4月で、出会って1ヶ月もたってないのにそんなメンバーで泊まりとか……


「それ、楽しいのか。」


「んー仲良くなれたっていう感想

はもちろんあるけど、大体が気まずかった・気を使い過ぎて疲れたつていう感想ばっかりだったかな。」


なんで去年のことも知っているのか聞くと、どうやら兄の村岡先輩が教えてくれたらしい。なるほど。


「泊まりはやめといた方がいいんじゃないか?」


いい感想よりも悪い感想の方が多いみたいだし。泊まりに行くなら仲良くなってからのが楽しいだろう。


「うーん。そうだね……他に何かあるかな?」


新入生歓迎会な……なんか、定番ぽいもの……あ、姉に読まされた小説によく新入生歓迎会であれをやってたな。そう、


「鬼ごっこだったかな。」


「鬼ごっこ!??いいねいいね!!!あれでしょ?学校全体で可愛い子♂がいろんな子♂たちに追われてキャッキャウフフするやつだよね!!!!捕まった子には捕まえた子から命令みたいなみたいな?!!なんという俺得イベント!!!!!!どうしよう。どうしたらみんなを監視してキャッキャウフフがいっぱい見れるかな?あ、監視カメラフル活用すれば……!!ふふふふふふふ!!!でも直接もみたいからどっかの空き教室にでも隠れてようかな?誰かヤってくれないかな???しかし、この学校無駄に広いから空き教室いっぱりあり過ぎて……ああ!こうしちゃいられない。準備しなきゃ!」


「まてまて!!!」


一通り1人で盛り上がったところで、ばっと立ってどこかへ行こうとするので慌てて止める。


こんなに鬼ごっこで興奮するなんて思わなかったわびっくり。

姉は静かに興奮するタイプだったからな……


「何!?」


すっかり興奮した様子で返事をする。せっかくの王子が台無しだな。


「何じゃねーよ。早く新入生歓迎会の内容決めないと帰れないだろ?落ち着け。まだ鬼ごっこと決まってもいないぞ。」


「え、鬼ごっこじゃないの……?」


さっきまでの興奮が嘘のように落ち込む。


「まぁ、他のを考えるのもめんどくさいしそれでいいけど。」


「千夏くん!」


「うわ、くっつくなよ。」


ぱぁあと、顔を輝かせて抱きついてくる。さっきから表情がくるくる変わって忙しい奴だな。


下校時間も迫っているので、また興奮しだした王子と一緒に急いで内容を考えた。





・*・*・*・*・


【鬼ごっこ】内容・ルール


〇制限時間は1時間


〇全学年参加


〇1年生は全員逃げる方


〇2・3年生はくじを引いて半分が鬼


〇捕まえた数が多い人、逃げきれた人には景品あり


〇(王子がどうしてもやりたいと駄々をこねたので、)捕まった人は捕まえられた人の命令をひとつ聞く(※ただし内容は生徒会の許可が必要)


〇あくまでも目的は生徒同士の交友を深める事と、1年生に校舎の構造をだいたい覚えてもらう事


〇暴力禁止。羽目を外さないこと。


・*・*・*・*・


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