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「高せんせー。なんで千夏ちゃんにしたの?」
橋田が生物準備室からゲーム機を受け取ってるんるんで帰っていくのを見送り、宮本は疑問に思ったことを相手に投げかける。
「だから高野先生って呼べって言ってるだろ。チャラ男会計さんよー。あと敬語。」
「はいはい。で、何でなのー?生徒会のお手伝いしたい子なんてたくさんいると思うけど。」
「そいつらじゃだめだ。お前ら生徒会は顔がいいだろ?顔で選んだわけじゃないんだが……まぁ、だから手伝いたいってやつはお前ら狙いのやつがどうしても多いんだよ。もし、真面目に手伝いたいと考えているやつがいたとしても、そいつを選んじまったら選ばれなかった奴らがそいつを妬むだろ?いじめとかに発展したらめんどくせぇし可哀想そうだろ。」
「あーまぁそうだねぇ。」
「だから罰という形で強制的にあいつにした。まわりもそれなら文句言わねぇだろ。それにあいつなら頭は悪いがお前らの顔に騙されるとかはないだろ。」
「んーそれはわからないよ?」
「まぁ大丈夫だって。それに橋田はある奴からの推薦でもあるしな。」
そう言ってニヤニヤと高野は笑う。
「ふーん。ある奴、ねぇ。」




