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とりあえず、誤解を解くために担任に経緯を説明してみたのだが……
「なるほど、バカ田は勝手に不法侵入して、勝手に人のソファーを使って、いつの間にか眠っていた所を襲われていたと。……自業自得じゃないか?」
「どこが」
「ここは男子校だぞ?襲われるだろ普通。てか、勝手に使うな。」
え、それ普通なのか?危なくね?
「そうそうー。無防備な千夏ちゃんが悪いと思いまいてっ!?ちょ、叩かないで!」
「うるさい。お前また生物講義室でヤっただろ?ちゃんと片付けしろ。そして襲うのはダメだ。」
またとか常習犯なのか?下半身ゆるゆる過ぎるだろ。
「またって……まだ今年で6回目くらいだよー?」
「はぁ。多いんだよ……ほどほどにな」
「はいはーい。」
ほどほどって、いいのかよ。
「さて、バカ田。本来なら学校に必要の無いものを持ってきたら卒業するまで没収される。」
「はい!?」
「だが、今回は特別に返してやる。」
「え!ありがとうございます!!!」
担任の手からゲーム機を取ろうとするが、かわされる。
くそ!俺の体の一部が!!
「まぁ待て。お前にこれを返すには条件がある。」
「は?条件?」
「そうだ。条件は生徒会の手伝いをしろ。俺は生徒会の担当教員なんだがけっこう仕事が多くてなー人手が足りないわけよ。どうだ?手伝わないか?」
「え、めんどくさそう。嫌。」
「そうか、このゲーム機は卒業まで預かっておくな。」
「だめえええやるやります返せええええ!!!!」
卒業までなんて耐えられない!
買い換えるお金なんてないんだよ。
「ふっ言ったな?じゃあお手伝いよろしくな。」
「はっ!?くそっ言わされた!!!!」
こうして俺は生徒会を手伝うことになってしまったのだった。




