第45話 婚約発言で場が凍結!?からの魔族父の爆光ドッカンとか聞いてない!
やっほー!甘奈だよ~✌️
今日も読みに来てくれてありがとねー!
えっとね、娘を守るお父さんってほんと強いよね……でもね……やばいのよ……
昼ドラどころじゃない修羅場に、あたしもしれっと巻き込まれてるっていう……。
ドキドキしながら読んでみてね!
エルディスが頭を垂れ、誰も口を開かない。
重苦しい沈黙だけが部屋を満たしていた。
「………」
玉が入口に視線を向ける。
先ほどまで誰もいなかったはずのそこに、異様な魔力の気配が立ちのぼっていた。
これは……。
「……人間の醜い争い事に、娘を巻き込むな」
低く落ちる声は、地を這いながら部屋の空気を凍らせた。
音もなく、入口に魔族の大男が姿を現す。
フードを深く被り、ただ立っているだけで場の空気を支配していく。
「とと様!」
リーズがヤーラから離れ、男に駆け寄る。
小さな身体を抱きつけるが――返ってきたのは、いつものような大きな掌の温もりではなかった。
「ごめんなさい……時間に遅れて」
不安げにそう呟く。
男の眼差しが鋭く落ちる。
「……人間に何をされた。肌が露になっているではないか」
その一言に、リーズの胸が冷たくなった。
――父親が怒っている理由を、ようやく悟る。
「甘奈たちは助けてくれたの! あの人に無理矢理……!」
そう叫んで、セラを指差す。
セラはみるみる青ざめ、全身が震えた。
「わ、私は……」
「よくも……娘にこんな辱しめを」
低い声が響き渡り、空気が震える。
その圧に、セラの膝が折れそうになる。
――はっとする。
このままではとと様が、あの人間を殺してしまう。
そうなれば……戦争のきっかけになってしまうかもしれない。
「とと様、やめて……!」
必死に父親の服を掴むが、怒りに燃える父の耳に届くとは思えなかった。
焦燥に押され、口が勝手に動いた。
「……わたし、ヤーラといつか結婚するって決めたの!
だから……人間を傷つけないでほしい!」
その一言に、父の動きが止まった。
「……なんだと」
部屋の空気が凍りつく。
言われたヤーラは顎が外れそうなほど口を開け、呆然と立ち尽くしていた。
リーズはヤーラに駆け寄り、耳元で必死に囁く。
「……あの人間、殺されちゃうかもしれない。だから話を合わせて」
ヤーラは一瞬で理解したように、こくりとうなずいた。
「……そ、そうなんです。僕、リーズがすごく好きで……」
顔をひきつらせながら言うヤーラ。
その様子を見て、甘奈はすぐに悟った。――これは咄嗟の嘘だ。
だが、父の視線は逸れない。
「……覚えたぞ。名も、顔も。……また後で来る」
低い声とともに、ヤーラの肩をぽん、と叩いた。
「ひっ!」
ヤーラは悲鳴をあげ、耳と尻尾を逆立てる。
「今日のところは……娘に免じて帰る。
だが――お前は娘を泣かせた」
低い声とともに、フードの大男はゆっくりとセラの方へ歩みを進める。
その一歩ごとに、空気が押し潰されるように重くなっていった。
「も、申し訳なかった!」
震える声が響いた。エルディスだ。
「セラのやったことは……俺にも責任がある!
殺すなら……俺にしてくれ……!」
石畳に額を擦りつけるようにして土下座し、声を振り絞る。
だが、大男の歩みは止まらない。
その背を冷たく見下ろすだけで、視線はセラから逸れることはなかった。
「エ、エルディス……」
セラはその姿に瞳を潤ませる。
――あんなに酷い言葉をぶつけたのに。
だが――。
「……赦すものか」
フードの奥で、低く呟きが響いた。
直後、空気が震え、肌を刺すような光の気配が凝縮していく。
「とと様!」
リーズの叫び。
玉の背筋に戦慄が走った。――これは、ただの光ではない。
「――目を閉じろ!」
玉が鋭く声を放った、その瞬間。
世界が白に呑まれた。
太陽を至近距離で直視させられるかのような、圧倒的な閃光。
熱と光だけが奔流となり、視界も影も、すべてを消し去っていった。
ありがとねー最後まで読んでくれて!
まさかの「婚約します!」発言からの爆光ドッカーンで、
あたしも目がチカチカして大変だったよ……
次こそはほのぼの回が来てほしいなぁ。
ほんとお願いだから、推しの配信見ながらポテチ食べてるくらいの平和なやつ!
(でもフラグ立ってそうで怖い……)
じゃあまた次で会おうね~




