第43話 うわー…昼ドラも真っ青なんですけど!?(泣)
やっほー、甘奈だよ✌️
なんか今回の話さ……マジで昼ドラ!?ってぐらいドロドロしちゃってるから、心して読んでね。
(あたし的には正直、推しのライブ落選した時くらいメンタル削られたわ……)
「……エルディスに殺されたんだ」
その言葉で、その場の空気が凍りついた。
誰も息を飲むことさえできない。
「あなた……何を言ってるの」
セラは信じられないという顔で玉を見つめる。
「そ、そうだ……!」
押し殺したような声でエルディスが叫んだ。エルディスの顔色は蒼白で、額には脂汗が滲んでいた
「俺はあの実験を進めていた……だが、あんなことになるなんて想像もしなかった……!」
玉は冷たく視線を向ける。
「……セラ、考えてみろ。君の術式でさえ、リーズひとりの命を奪いかねなかった」
「……っ」セラは言葉を詰まらせ、唇をかむ。
「じゃあ、エルディスの実験はどうだ? あの術式も魔力を吸い尽くすものだった。魔族に対抗できる兵器を作るため、かつて魔法学校を出た“魔法使いたち”が集められた。二十人、三十人……いや、それ以上だ」
玉の声は静かだが、どこまでも残酷に響く。
「だが、それでも足りなかった。結果は──全員死亡だ。
……エルディスが、その結末を想像できなかったはずがない」
「……そんな……事故だったって……そう言って……!」
セラは声を震わせた。
違うと言ってほしかった。
認めてしまえば、自分の愛しい人を殺した男と恋人だった──そんな残酷な事実を受け入れることになる。
それだけは耐えられなかった。
だが。
しばしの沈黙のあと、エルディスはゆっくり顔を上げる。その目は狂気に濁っていた。
「……ああ、そうだ」
唇の端が吊り上がる。
「お前が絶叫して死ぬ姿は──最っ高だったよ。胸につかえていたものが全部すうっと消えていった。あの瞬間、俺は自由になれた気がしたんだ」
「いかれてるよ……」
甘奈は、嬉々として語るその姿に思わず身を引いた。
「じゃあ……じゃああなたがノクスを殺したようなもんじゃない!
私がどれだけノクスを愛していたか……知ってたでしょう!!」
セラの嗚咽と叫びが、張りつめた空気の中に響き渡った。
はぁ……もう、色々重すぎてあたしのキャパ超えてるんだけど!?
てか、なんでこんなどろどろ劇場に立ち会っちゃってんの?運命?笑
次回は……多分……甘奈のターンくる!はず!




