第28話 てかマジでヤバいから!?秩序の院ガチで危険人物多すぎ案件
やっほ〜、甘奈だよ〜☆
今回はさ〜、マジで超キンチョーした!!
だって宿に魔族の子こっそり連れてくとか……でも、頑張った!
てか、マジで“殺すのか”って言われたときはさすがに泣きそうだったけど、
なんか最後は名前とか教えてくれて、ちょっとキュンとしちゃった〜♡
ではでは、はじまりはじまり〜〜〜〜★
とりあえずばれないように、魔族の子供をこっそり宿まで連れていった。
ヤーラと玉の部屋にたどり着くまでの間、なんともいえない緊張感に気疲れしてしまう。
「はぁー、きんちょーした!」
部屋のドアを閉めたとたん、甘奈は叫んだ。ヤーラも胸をなで下ろしている。
「うるさいぞ。魔法で音が漏れないようにしてるが……オレには迷惑だ」
「なんか玉、記憶戻ってから更に小言多くない?」
ピクリと玉の眉が動いた。それを見て、咄嗟にヤーラが間に入る。
「まぁまぁ……」
そのときだった。
「……わ、わたしを殺すのか?」
「えっ?」
いきなり発せられた物騒な言葉に、甘奈は慌てて後ろを振り返る。
「そうやって油断させておいて……殺すんだ……!
魔族に滅んでほしいって……あのニンゲンも、そう言ってた!」
言葉に詰まる甘奈の代わりに、玉が静かに口を開いた。
「秩序の院の演説を聞いたんだな。だが、すべての人間がそう思っているわけじゃない。
魔族だってそうだろう? 人間を刺激しないように暮らす者もいれば、争いの火種を探している連中もいる。……人間も同じだ」
「そ、それは……」
フードに隠れて表情は見えなかったが、魔族の子は何か思い当たる節があるのか、言葉を詰まらせた。
「とりあえず、あそこはほんっとにヤバいから! あたしなんて薬盛られて眠らされたんだよ!?」
「えぇ?! 同じニンゲンにもそんなことをする奴らなのか……?!」
魔族の子は、混乱と恐怖が入り混じった声を上げた。
「ビックリしてるじゃないですか。あんまり驚かせたらダメです」
ヤーラがそっと魔族の子の前に出て、やわらかくなだめる。
「……だって本当のことじゃん」
甘奈は肩をすくめつつも、まっすぐ魔族の子に向き直り、ぐいっと指を突き出す。
「だから言うけど、あそこにはぜっっっっっったい近づいちゃダメ!!」
「わ、わかった……」
甘奈の勢いに押され、魔族の子は思わず頷いた。
そのとき、玉がふと窓の外に目を向ける。
「……どうやらお迎えが来たようだぞ。微弱だが、例の場所から魔力を感じる。ここから直接テレポートで近くまで送ろう。これ以上、外をうろつくのは危険だからな」
「え………帰って……いいの?」
フードの奥から、かすかに震えるような声が漏れた。
驚きと戸惑いが入り混じっていて――まるで、“ほんとに? 殺さないの?”とでも言いたげだった。
甘奈はその様子に少しだけ罪悪感を覚えつつ――でも、つい笑ってしまう。
「安心しなよ。あたしらも、こう見えてそんなにヒマじゃないからさ。……とりま、気をつけて帰んなねー」
魔族の子はしばらく黙っていたが、やがて、ほんの少しだけ――こくりと頷いた。
「……ありがとう」
そして、玉の方へ向き直る。
「魔族の子供じゃない。リーズって名前があるの」
「そうか。じゃあ行くぞ、リーズ」
ジジジ……と空間がねじれ、その裂け目に二人の姿は吸い込まれるように消えていった。
「リーズ、今日のこと……他の魔族に言っちゃうかな?」
甘奈がぽつりとつぶやく。
「わかりません。でも……悪い人間ばかりじゃないって、伝わればいいですね」
「だね」
甘奈はうなずき、わずかに視線を落とした。
読んでくれてありがと〜♡♡
いや〜、今回マジで心臓に悪かったわ〜。
ヤーラの癒し力なかったら、あたし絶対途中で倒れてたって!
でもさ、あの子が「リーズ」って教えてくれたとき、
あたし、ちょっと泣きそうになったんだよね〜(マジで内緒)
てことで、次はたぶん超こわ〜い人たちのターンくるかも?
ヤバい予感しかしないけど……また見てくれたら嬉しいっ☆
じゃあね〜!ばいちゃっ★




