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ファイブ カガリの物語
カガリは、妹とともに名のある家に生まれた。
けれど、その生まれを喜ばしいと思った事は一度もなかった。
監視と規則でがんじがらめで、歩むべき生き方や進むべき将来を強いる窮屈な家は、疎ましいもの以外何ものでもなかった。
そんなカガリを笑顔にしてくれたのが、妹との時間だった。
ある時、妹が誘拐された。
お金目当ての犯行だった。
カガリは妹を助けるために奮闘し、その結果当主継承の資格を失った。
それでもカガリは後悔していなかったが、引け目を感じる妹にその気持ちは伝わらなかった。
妹はカガリを当主に戻そうと奮闘した。
その結果、カガリは当主になったが、妹は家を追放された。
カガリは分からなかった。
自分が一体どうしていれば、妹に気持ちが伝わったのか。




