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絶望の中で
書き方忘れました。
理解できない力に恐怖していたが、なぜ自分がこんなに苦しめられなければならないのかと段々と怒りが込み上げてきた。この怒りをどう伝えようと思っていたが、目の前の少女が口火を切った。
「鼻から血が垂れているぞ 大丈夫か?」
彼女は少し嘲笑するように言った。どの口で言ってるのかと顔を上げようとしたがやはり動かない
「私がお前を助けてやろう」彼女は続けて
「お前の願い叶えてやろう、平凡な日常から救ってやろう」俺はここに来るまでの行動を深く後悔した。
「もちろんお前には恩恵も授けてやろう」こんな酷い目に合わせた奴とは思えない事を言った。そして彼女はパキパキッと音を立てながら何かを吐き出した。
目先に落ちたそれは、ウニョウニョと動く幼虫だった。