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僕の名前は田村伊吹 高校の卒業式も終わり、特に親しい友人も彼女もいない俺は自堕落な生活を送っていた。最近見始めた異世界転生のアニメの内容を思い出し、「僕も異世界で冒険したいなー」と小さな声で呟いた。
ボーっと時計を見ると11時35分、お腹が空いて来たのでコンビニにお昼ご飯を買いに行くことした。
早速よれた部屋着のtシャツから着替え、靴を履き ドアを開けると、昼の太陽は眩しく、外は明るかった。
そんないつもの風景に1つ異質なものが混じった。
それは足元、玄関先に大きな穴が空いていた。
その穴は光が届かないほど深かった。
なんだと思い覗いて見ると、中から無数の黒く長い手が襲ってきた。
不意をつかれた僕は穴に引きずり込まれてしまった。
穴の奥に引きずり込まれていく恐怖で叫んでいた。
すると突然水の中に沈められ、気を失った。
起きるとそこは穴の底だった。足元に水が溜まっている。
そして、穴の入り口から差し込む僅かな光だけが辺りを照らしていた。
弱い明かりを頼りに彷徨っていると、小さな人影ような物が目に映った。今起こった事で不安に駆られていた俺は人影に話しかけていた。
「すみませんそこに誰かいますか？」
僕の声に反応して人影は何か喋っていた。
聞き取れないほど小さな声何かを喋り続けていた。
聞き取りたくてその人影に近づいていくと小学校高学年ぐらいの少女だった。少女はこう繰り返していた。
「頭が高い」 その言葉を聞いた瞬間、僕の体は少女の眼前で正座をしていた。自分の体は一切動かず、ズボンは水で湿ってしまった。さらに上半身が勢いよく土下座して、顔を床に強打した。
痛みで悶えそうになるが、体は一切動かない。
鼻血が垂れてきて床に落ちる。
あまりの痛みで涙が出てきたが手で拭うこともできなかった。この時に直感した。
目の前にいるものは人間ではないと、
こんな稚拙な文章を読んでいただきありがとうございました。
戦闘描写の書き方がわからないので、戦闘の描写が素晴らしいと思う作品がありましたら教えて下さい。
