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作者: 白夜の桜

何処か現実感の無い……まるで、自分が自分では無いかのような……自分と言う器に入って入るのに自分の意思では体を動かせない。そんなあやふやな意識の中で自分はショッピングモールに居た。それも寂れた空気が漂う何もお店がやって無い場所に立っていたのだ。その事に自分は違和感を感じず、『お風呂に入りに行こう』と言う……まるで当たり前かのような口調で遠くに見えるお店に歩いて行く。2、3分程、経っただろうか?お店に着いた。そのお店はカードショップだったらしく、お店の中では長いテーブル……10人は座られるぐらいの長さのあるテーブルに満員まで座った人達が向いに居る人とカードゲームをして熱きバトルを繰り広げて居た。だけど、今の自分には関係無いのか、カードショップの入り口に併設されているお風呂……たぶん、エスライン浴槽と呼ばれる物だとは思うんだけど、詳しく無いからよく分からない。そんなお風呂の中に自分は入ったんだ。自分はその事について違和感はやっぱり感じなくて、むしろ堂々としてた。そこで気が付いたのだけど、裸でここまで来ていたらしい。お風呂に入る前に服を脱ぐなんて事をやっていなかったのにお風呂に入った自分は裸だった。それを知った時の自分はやはり、当たり前の事としか感じない。周りの人達も特に自分に驚くでも無く、まるでそれがいつもの光景だと言わんばかりに気にもせずに自分がやりたい事をやっている。そのままお風呂でゆっくりしてからどのくらい経ったのだろうか?それは分からないが、そんな堂々としていた自分を壊す存在が現れた。それはテーブルから一人の人物が立ち上り自分をジィーっと見詰めて来る所から始まる。その視線に気づいた自分は最初、見てくれとばかりに体を少し起き上がらせた。しかし、それからすぐに相手が気になってチラリと見ると、そこに居たのは知り合いだったのだ。それを知った瞬間、自分は秘部を何処から取り出したのか分からないタオルで隠してからお風呂から立ち上り、慌てて元居た場所に走って帰る……

__________________


「ん?夢か」


朝日を浴びて目が覚めた自分は先程まで見ていた光景が夢だと知り、安堵した。


「どんな夢だよ」

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